Ivy

有理

Ivy(アイビー)


佐原 美耶(さはら みや)

伊川 朱夏(いがわ しゅか)

その他(記者、警察官)※兼役なら美耶役


※残酷描写、性的描写、含みます。苦手な方はご注意下さい。


美耶N「私の世界は、私以外を中心に回っている」

朱夏「みゃーはずるいよ。」

美耶N「誰かに添えるだけ。私の生き方なんて必要とされていない。」

朱夏「こんなに僕を狂わせたんだ。」


美耶N「佐原 美耶、私は失踪した。」


朱夏(たいとるこーる)「Ivy(アイビー)」


______________


記者「…伊川さん。」

朱夏「はい。」

記者「要するに、あなたは佐原美耶さんを」

朱夏「愛していました。」

記者「…」


記者N「穏やかに笑う目の前の男性は、人気ホストクラブの元ナンバーワンでメディアへの出演も多い伊川朱夏である。独占取材中、懐かしむように話し始める彼は何かに陶酔しているようだった。」


朱夏「いえ、適切ではありませんね。愛しています。僕は彼女を。」

記者「話をもう一度整理させてください。伊川さん、佐原美耶さんとの出会いをもう一度よろしいですか」


朱夏「ええ、何度でも。」


------


朱夏N「曇天。時刻は16時前後。店へ出勤するために僕は賑わう前の繁華街をふらふらと歩いていた。」

朱夏N「靴紐が解けたから立ち止まって結び直していると路地裏から響いたパン、という乾いた音がした。音のした方を覗くとそこに彼女と背の高い男が立っていた。」


朱夏「何してるの」

美耶「…」


朱夏N「あの音は頬を打った音だと分かった。打たれたであろう頬はすでに赤く、いかにも熱を持っていそうだった。彼女は汚い地面に座り込んでいて、彼女を打ったであろう背の高い男は舌打ちをして背広を翻しその場を去っていった。」


美耶「…あはは。」

朱夏「…」

美耶「ふふ、」


朱夏N「彼女は立ち上がりながら服を払うと」


美耶「変なとこ、みられちゃった。ごめんなさい」


朱夏N「そう言って、へにゃりと顔を歪ませた。」


朱夏N「決して美人というわけではない。ただ、どうしてか人の目に付きやすい。笑い方も仕草にも特徴があるわけでもないのに。僕はあの日勢いに任せて彼女を抱いた。初めて会った女の笑顔に酷く欲情した。路地裏、靴底でザリっと鳴く地面。最低だ。最低なのに、彼女は全く抵抗せず、寧ろそんな僕を笑って受け止めた。」


美耶「朱夏くんって言うんだ。」


朱夏N「その上、僕は彼女を同伴させた。」


美耶「ホストクラブなんて初めて来た。すごいね、キラキラして。」

朱夏「美耶ちゃんこそすごいね。さっき会ったばっかりの男とあんなことして、ノコノコついてくるなんてさ。」

美耶「あはは、そうかな?朱夏くんが楽しいとこ連れて行ってくれるっていうから、来ただけだよ。」

朱夏「ほら、おしぼり。ほっぺ冷やしなよ。」

美耶「あ、ありがとう。」

朱夏「…」

美耶「…何か頼んだ方がいいんだよね?」

朱夏「…まあ」

美耶「どれがいいの?」

朱夏「知ってる?美耶ちゃん。ホストクラブってお金かかるんだよ。」

美耶「さすがにそのくらい知ってるよ。」

朱夏「持ってるの?」

美耶「たくさんは、ないけど。」

朱夏「無理しなくていいよ。」

美耶「でも何か頼んだら朱夏くんが喜んでくれるんでしょ?じゃあ何か頼ませてよ。」


朱夏N「彼女は屈託のない笑顔でそう言い、決して安くはない白モエを一本入れてくれた。」


美耶「今日は変なとこ見せちゃってごめんね。慰めてくれてありがとう。」

朱夏「こっちこそ、無理矢理こんなとこ連れてきてごめん。」

美耶「また、会えるかな?」

朱夏「美耶ちゃんが会いたいなら、会えるよ。」

美耶「ふふ。じゃあ、またね。」


朱夏N「帰り際に交換したQRコード。へにゃりと笑うその顔がひどく目に焼き付いて、仕事終わりすぐに連絡した。それが彼女と僕との出会いだった。」


----


記者「もしもし。はい。今取材を。…本当にこの男が犯人なんですか?飄々としているというか、呆けているというか…。先輩、いつまで佐原美耶を疑うんですか。洗脳…しかし彼女はもう死んでいるかもしれないんですよ?被害者が加害者になりうるわけ…ですが、…はい。このまま情報を。はい。わかりました。」



朱夏「電話、終わりました?」

記者「はい。すみません、途中で。」

朱夏「いえ。」

記者「えっと、出会いについてはわかりました。衝動的な何かについて、今ならわかりますか?」

朱夏「運命?だったのかもしれません。今思えば。」

記者「運命?」

朱夏「雷が全身を打つような、そんな感覚です。神にでも出会ったかのような。」

記者「は?」

朱夏「うん、そうですね。その言い方が正しい。でも神を犯すなんて冒涜ですね。」

記者「伊川さん、あなたは」

朱夏「ああ、犯すといえば。」


記者N「彼は恍惚な顔から一変して怒りに満ちた表情を浮かべ語りはじめた」


_____________


朱夏N「出会いからしばらく経っても僕は彼女との連絡を絶やさなかった。“何してる?”とか“おはよう”とか内容はいつも中身のないたわいもないものだった。」


朱夏N「彼女について分かったことと言えば、決まって仲の良い友人はおらずいつも仕事終わりは3時に寝ること。グリンピースが嫌いで、好きなものはそら豆。いつもバーで最初に頼むのはコープスリバイバー。」


朱夏「お疲れ様。」

美耶「うん。待たせちゃった?」

朱夏「ううん。」

美耶「ごめんね、最後のお客さんいつもは延長する人じゃなかったのに。」


朱夏N「彼女の仕事はいわゆる風俗嬢だった。」


美耶「ん?朱夏くん、なんか怒ってる?」

朱夏「ううん。なんで?」

美耶「なんとなく。」

朱夏「怒ってないよ。ねえ、美耶ちゃんはなんで今の仕事しようと思ったの?」

美耶「え?急にどうしたの?」

朱夏「なんとなく。」

美耶「えー?うーん。私、誰かの役に立ちたいんだよね。でも社会に貢献するような会社にはこの頭じゃ入れなかったから、こういう小さなことでも、誰かの為になれたらなって。この仕事始めたの。」

朱夏「…そうなんだ。」

美耶「変?」

朱夏「ううん。」

美耶「…うそ。愛されたかったの、私。」

朱夏「…」

美耶「セックスしてる間だけは、嘘でも愛されてる気がするんだ。求めてもらってるっていう、そんな気がするの。気のせいかもしれないけどね。」

朱夏「…そっか。」

美耶「朱夏くんは?どうしてホストやってるの?」

朱夏「…上京してきた時、知り合いの先輩がホストやれって言ってきたから。」

美耶「ふふ。かっこいいもんね、朱夏くん。」

朱夏「でも、僕も愛されたかったのかもしれない。今じゃ毎日誰かが指名入れてくれるようになったけど、始めの頃は全然だったし。」

美耶「そうなの?」

朱夏「うん。指名入らなかった日は凄く寂しかったの覚えてる。だから沢山僕に会いにきてくれる人を作るために女の子のこと沢山研究した。」

美耶「じゃあ、一緒だね。」

朱夏「一緒?」

美耶「うん。愛されたかったの、私と一緒。」

朱夏「そうだね、一緒だ。」

美耶「朱夏くんと一緒なの、嬉しい。」


朱夏N「そんな話をした次の日、出勤前に彼女からの着信。2コールで出ると電話越しの彼女は泣いていた。」


-------


朱夏「美耶ちゃ…」

美耶「ごめん、朱夏くん、この時間忙しいのに…」

朱夏「そんなのいいよ。どうしたの。」

美耶「ぅ、っ…」


朱夏N「強引に引きちぎったブラウスのボタン。脱がされたスカート引き裂かれたストッキング。誰が見ても分かる。強姦された後だった。」


朱夏「…誰がこんなこと、」

美耶「…お客さん。いつも、来てくれる人でね、急にお前外でもやれる女なんだろって、ここに連れて来られて、」


朱夏N「この場所は、繁華街から一本入った路地裏」


美耶「この前ここでいい男ともやってただろ、って」


朱夏N「僕のせいだ。すぐ分かった。僕があの日ここで美耶ちゃんを抱いたからだ。僕は膝から崩れ落ちて座り込んだままの彼女の前で土下座した」


朱夏「ごめん。僕が、僕があんなことしなきゃ美耶ちゃんは、」

美耶「朱夏くん…」

朱夏「ごめん。本当にごめん。」

美耶「頭あげて、」

朱夏「上げられないよ。僕のせいで、こんな酷いこと…申し訳なくて、僕本当に、」

美耶「…じゃあ、抱いて。朱夏くん。」

朱夏「…」

美耶「今のこと忘れるくらい、お願い。」

朱夏「そんなこと、」

美耶「愛されたいの。」

朱夏「…っ、」


朱夏N「上着を彼女にかけ、店へ欠勤すると連絡をした。そのままタクシーを呼んで彼女を抱きかかえたまま、高級マンションの自室へ連れ込んだ。」


朱夏N「行為の後、彼女は僕に言った」


美耶「赦すよ。私は、朱夏くんのこと。」


朱夏N「僕は彼女の為に生きたい、そう思った。」


_______________


朱夏「家もきっとバレてるだろうからって、それから一緒に住み始めました。みゃーの部屋は驚くほど何もなくて2泊程度のキャリーバックに詰めてもまだ余裕があるほどでした。」


記者「警察には通報しなかったんですか?」

朱夏「いつも良くしてくれてたお客さんだから、って。みゃーがそう言うから。」

記者「…」

朱夏「あなたは神様って信じますか?」

記者「は?」

朱夏「僕はあの日、もし神様が存在するんならぶん殴ってやりたかった。みゃーをこんな目に合わせて、僕に罪の一つも与えないんだから。…でもみゃーは神様をずっと信じていたんです。」

記者「神様、」


______________


朱夏N「彼女は店を変えはしたものの、風俗嬢という仕事は変えなかった。大体同じ時間に出勤して、大体同じ時間に帰る。僕は、僕の居ないところで、彼女が誰かのものになっていると思うと気が狂いそうだった。だから、何も考えないように仕事中は仕事だけに集中した。指名客を今までよりさらに増やし、売り上げも、何もかも。仕事が終わり家に帰れば彼女が居た。そして毎日消毒するように彼女を抱いた。」


美耶「愛されるってどんな感覚なんだろうね。」

朱夏「今僕は愛してるけど、みゃーのこと」

美耶「そうじゃなくて、感じたいの。」

朱夏「どういうこと?」

美耶「愛の最後はなんだと思う?」

朱夏「結婚?」

美耶「そしたら終わるの?」

朱夏「いや、死?」

美耶「死んだら終わるの?」

朱夏「いや、」

美耶「愛されたい。死んでも終わらないくらい、愛されてみたい。」

朱夏「…」

美耶「ねえ。神様っていると思う?」

朱夏「いたらぶん殴ってる。みゃーをこんな目に合わせて。」

美耶「私は神様信じてるの。」

朱夏「そうなの?祈ったりするの?」

美耶「うん。早く殺しにきてってお願いするの。」

朱夏「…死にたいの?」

美耶「違うよ。殺されたいの。」


美耶「だってそれって、究極の愛でしょう?」


朱夏N「そう話す彼女は、ただただ神々しかった。」


------


美耶「朱夏くん?」

朱夏「ん」

美耶「魘されてたから。」

朱夏「…」

美耶「怖い夢みてた?」

朱夏「…みゃーが、」

美耶「うん?」

朱夏「ほかに好きな人ができたから、出て行くって、」

美耶「…」

朱夏「…違うって、言ってほしい。」

美耶「うん。違うよ。」

朱夏「ありがとう。」

美耶「私のこと、そんなに考えてくれてたの?」

朱夏「え?」

美耶「夢に出るほど考えてくれてたの?」

朱夏「うん。好きだから。」

美耶「嬉しい。」

朱夏「本当は、今の仕事だって辞めてほしい。僕以外の誰かにみゃーが抱かれてると思うと気が狂いそうになるんだ。」

美耶「嬉しい。」

朱夏「閉じ込めて、僕だけのものにしたくなる。」

美耶「嬉しい。」

朱夏「ねえ、みゃー。」


朱夏「みゃーは狡いよ。どうしてみんなに優しくするんだ。どうして僕だけじゃだめなんだ。」

美耶「そんなことないよ。私も朱夏くんが好きだよ。」


朱夏「美耶ちゃん。僕だけ、僕だけを見てよ。」

美耶「朱夏くん」

朱夏「…こんなこと言ったって仕方がないのに。」

美耶「朱夏くん」

朱夏「僕は美耶ちゃんだけに愛されたい。」

美耶「…じゃあ、私の特別になってくれる?」

朱夏「美耶ちゃんの、特別?」

美耶「うん。特別に、なってくれる?」

朱夏「僕だけ?それ、他の人にも言った?」

美耶「朱夏くんだけに言ってる。特別っていうのは、1人だからいいの。」

朱夏「僕を美耶ちゃんの特別にしてよ。」

美耶「何でもしてくれる?」

朱夏「うん。なんでもする。美耶ちゃんのためなら。」


美耶「じゃあ、私を殺して。」

朱夏「…」


美耶「それから私を食べて。」


________________


朱夏「彼女は今まで見たことがないようなまっすぐな目で、僕にそう言いました。」

記者「…佐原美耶さん自身がそう言ったんですか。」

朱夏「ただ殺されるだけじゃ、」

美耶「私がどれだけ朱夏くんのことが好きかわからないままでしょう。だから、食べて。殺した後、骨まで残さず食べられるところは全部。ここまでできる。私は朱夏くんに信じてもらうためにここまで」

朱夏「できる。特別になりたいんでしょう。だったら、って。彼女はそう言いました。」

記者「それで…あなたは」

朱夏「特別になれました。今ようやく僕は満たされたんです。」

記者「…そんなことできるわけ」

朱夏「できるわけない。そう、他の誰にもできるわけない。だから僕が僕だけが彼女を独り占めした。」

記者「…あなた、狂ってるわ。」

朱夏「本当に、みゃーは狡い。」


朱夏「僕をこんなに狂わせたんだ。」

記者「…今警察も証拠を血眼になって探してるわ。」

朱夏「そうでしょうね。」

記者「あなたの部屋、佐原美耶さんの部屋、職場も全部。もうじきあなたは檻の中よ。」

朱夏「別に、もう檻の中だろうが海の底だろうがいいんですよ。だってもう僕は1人じゃなくなったんだから。どこにいたってみゃーと一緒だ。」

記者「…どこで、犯行に及んだんですか。」

朱夏「1日目はステーキとスープ。2日目はシチュー。3日目は」

記者「そんなことではなくて!」

朱夏「アイビー。知ってます?植物の。」

記者「…」

朱夏「これで殺して欲しいってみゃーが言うから、何重にも巻き付けてそれで首を絞めました。」

記者「…」

朱夏「ああ、運んでる間に傷んじゃダメだから全部冷凍庫でやりましたよ。」

記者「冷凍庫…」

朱夏「全部みゃーが手配してくれました。それで、みゃーが残したメモ通りに僕は従いました。」

記者「佐原美耶さん自身が手配を?」

朱夏「はい。解体の仕方も道具も全部。」

記者「…」

朱夏「もうそろそろ、帰ってもいいですか?」

記者「…」

朱夏「みゃーと、2人きりになりたいから。」


_____________


美耶「愛されるってどんな感覚なんだろうね。」

朱夏「今僕は愛してるけど、みゃーのこと」

美耶「そうじゃなくて、感じたいの。」

朱夏「どういうこと?」

美耶「愛の最後はなんだと思う?」

朱夏「結婚?」

美耶「そしたら終わるの?」

朱夏「いや、死?」

美耶「死んだら終わるの?」

朱夏「いや、」

美耶「愛されたい。死んでも終わらないくらい、愛されてみたい。」

朱夏「…」

美耶「ねえ。神様っていると思う?」

朱夏「いたらぶん殴ってる。みゃーをこんな目に合わせて。」

美耶「私は神様信じてるの。」

朱夏「そうなの?祈ったりするの?」

美耶「うん。早く殺しにきてってお願いするの。」

朱夏「…死にたいの?」

美耶「違うよ。殺されたいの。」


美耶「だってそれって、究極の愛でしょう?」


美耶N「そう言うと、彼の心臓はドクンと跳ねた。ああ、ようやく見つけたんだと。私の神様になってくれる人をようやく見つけたと、興奮を抑えるのに必死だった。」


朱夏「…」

美耶「心中なんてぬるい。私は私を殺して、命果てるまで生きてほしい。ずっと一緒に生きてほしい。そしたらもっと側で同じ細胞で、長く長くいられるんだもん。」

朱夏「みゃー、」

美耶「おかしい?」

朱夏「…」

美耶「朱夏くんに、愛されてみたいなあ。」

朱夏「僕は」


美耶N「ゴクリと喉は、欲望を飲み込んだ。」


美耶N「私の世界は、私以外を中心に回っている。いつも誰かに添えるだけ。私の生き方なんて必要とされていない。」


美耶N「そんなありきたりでどうでもいい人生なんてつまらない。私は誰よりも愛されたい。みんなが羨むような、死んでも愛される人生がいい。だからいつも神に祈った。早く、迎えにきてって。」


美耶N「ようやく、私は永遠の愛を手に入れる。」


美耶N「佐原 美耶、私は失踪した。」


_____________


朱夏「いただきます。」


朱夏「ん。あ、これ美味しいね、みゃー。好きでしょこういう甘い味付け。僕は苦手だったなー。みゃーのおかげで最近は食べられるようになった。うーん、このカボチャも甘いね。あーあすっかり秋だよ。あ、そういえばね駐車場のイチョウ、色がついてきたんだよ。気付いてた?」


朱夏「うん。美味しい。コーヒーは許してよー。朝はブラックで飲みたいんだ。夜飲むときは甘くしてあげるからさ。」


警察官「伊川 朱夏。」


朱夏「あ、ここ土足禁止だよ?ね、みゃー。この人達ここをアメリカとでも思ってるのかな?うわ、君靴すごい汚れてるよ」

美耶「せめて泥、落としてきて欲しかったな。」

朱夏「本当だよ。僕これだからお堅い仕事嫌いなんだよ。」

美耶「職種の問題かな?」

朱夏「きっとそうだよ。あーあ、まだ食べてたのに。」

美耶「最後のコーヒーがブラックかあ」

朱夏「ごめんってば。」

美耶「途中だけどご馳走様しなきゃね」


警察官「殺人および死体遺棄の容疑で逮捕する。」


朱夏「そうだね。ご馳走様でした。」

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Ivy 有理 @lily000

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