第16話
かれこれ1週間以上がたった。スライムイーターを倒した。次の日にギルドに行ったがギルドマスターが不在だから1週間くらい待ってと言われ
その後もテキトーに依頼を受けたりステータス画面に新たな発見をしていたら昨日明日ギルドマスターが帰ってくる言われてその明日になったからギルドに向かってる最中だ。
ちなみに片山さんは一緒には来ていない。なんか日用品やら洋服を買うとか言って俺はギルドに行かないといけないから別行動にしたんだけど、
心配だ。まあでもこの街でトラブルに巻き込まれたこともないから多分大丈夫だろう。
これでフラグが立った気がしないでもないが...
そんなことを考えているうちに冒険者ギルドに着いたので扉を開けると、いかつい人が立っていた。
「すいません!間違えました!」
と言って、扉をそっと閉めて外の看板を確認する。
「冒険者ギルドで間違ってないよな?ここだよな?」
そして扉を開けるとやはりいかついでかい人が立っていた。
「貴様がクウジョウカケルか」
「えーと、多分人違いじゃないですかね?」
「あ!空上くん待ってたわよ」
「やっべぇバレた」
そして逃げようとしたら手を差し出してきた。
「俺がこの冒険者ギルドのマスター。
ナバール・ボリジョリだ」
びっくりした〜握手か。殺られるかと思った。
でもこのギルドマスターまじでいかついな。
「それでナバールさん今回は報酬を貰いに来たんですけど」
「ああそれであってるがひとつ君に頼み事があってな」
まじかよ...面倒事じゃなければいいんだけど
まあギルドマスターから直接の頼み事だから結構面倒くさいと思うが、
「とりあえず別室に移動してもらえるかな」
○○○○○○○○○○
「必要な物は買えたしあとは洋服かな。」
お金はいっぱいあるし...ついでに空上さんにも買って行こうかな。
異世界来てから追放されてどうなるかと思ったけど、空上さんのおかげであまり不自由してない。元の世界でも助けられたし、
他ではあまり役に立たないから買い物とかぐらいはやらないと!
そんなことを考えながら洋服屋に向かってると、後ろから大きな爆発に似た音がして悲鳴が聞こえてきた。
「!?」
びっくりして振り返ると土煙が舞っていてあまり見えなかったが、舗装された道にクレーターができてるのが見えた
「爆発...じゃないのかな?」
だんだん土煙が晴れてきてクレーターの真ん中に人影が見えた。
「やっと見つけましたよ我が君」
だ、誰に言ってるの?とりあえず早く逃げないと!そう思って駆け出そうとすると、
「逃げてはダメですよ我が君」
そう聞こえた瞬間目の前に現れた。
「お迎えに上がりました我が君」
え?わ、私のこと??お迎えってなに??
そんなことよりこの人から逃げないと!!
「あ、あれ?」
何故かその場から動く事が出来なかった。
自分の足を見てみると震えていた。
「では参りましょうか我が君」
と言いながら私の腕を掴もうとしてくる。
腰に差してある短剣に手を伸ばすが手が震えて抜けない。
いやだ...行きたくない...誰か...誰か助けて!
「空上さん...ごめんなさい...」
「なんで俺に謝ってるんだよ」
その声とともにもう目の前まで迫っていた手が突然消えた。
「え...なんで空上さんがここに?さっきの人は?」
「さっきの人?あいつのことか?」
と指をさす。私を連れて行こうとした人は数メートル先にまで飛ばされていた。
「とりあえず危ないところだったな。怪我はないか?」
「はい!助けてくれてありがとうございます!」
「おいおい泣きながら言うなよ」
「大丈夫です。嬉し泣きですから...」
「なんなんだ貴様は!我が君との出会いを邪魔しないでくれるかな!」
「結構力入れて殴ったのに全然元気かよ。てか我が君って誰だよ」
「貴様の隣におられる方だ」
「片山さんのこと?まじで?片山さんってどこかの偉い人なの?」
「ち、違います!そんな訳ないじゃないですか!知り合いでもないです!」
「だそうだ!人違いじゃねーのか?」
「私が人違いをする訳が無いだろう。私が探しているのはその御方だ」
「まあでも本人が違うって言ってるんで帰ってもらえないか?」
「なんだと貴様この私を愚弄する気か!邪魔をするというのなら貴様を排除して我が君を連れて帰るまで!」
「いいぜ!やってやる」
「ちょ、空上さん?!」
「ティアさん!片山さんを連れて逃げてくれ」
「香織ちゃんこっち!」
後ろからティアさんが呼ぶ声が聞こえる。
でもそれじゃ空上さんが...
「俺は大丈夫だから」
「わかりました。でも絶対帰ってきてくださいね!」
「絶対帰ってくるよ」
大丈夫だよね約束したから。今は空上さんを信じる。
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お久しぶりです。准音希咲です。
インフルにかかったりしていたら
更新が1ヶ月ぐらい空いていしまいました...
次の話は戦闘シーンなんでまた空きそう...
頑張って書くので楽しみにしていてください!!
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