第15話
スライムイーターの魔石を回収し、スライムも湧き始めて片山さんの訓練が始まったのだが、
「えいっ!!あれ??」
「......」
さっきから攻撃がスライム相手にかすりもしない。
「片山さん。攻撃する時、目を瞑らないで...」
「確かに見てないと当たらないですしね...気づきませんでした!」
アドバイスを聞いた片山さんは目を瞑らないようにスライムをよく見て短剣を思いっきりスライムに向かって振り下ろした。そしてスライムにしっかり攻撃は当たったんだが、そのスライムが爆発四散した。そしてそこに炎の柱が発生した。
「・・・・。」
「・・・・。」
「い、いまのなんですか?」
「説明してなかったけどその短剣、炎の上級魔法以上が放てるっていう短剣なんだよ」
「なんで最初に言わないんですか!」
「いや片山さんレベル1で魔力ないから発動しないと思ってたからさ」
「・・・・。」
「ま、まあでも短剣にあらかじめ魔力を貯めとくことで魔法が撃てる事が分かったのだからいいじゃん!」
「そうですね。これで空上さんを手伝えますしね。」
てか俺の魔法に上級とかあるのか?帰ったら確認しておこう。
そして数時間片山さんの戦闘訓練をした。
途中でティアさんに色々説明しなきゃいけない事を思い出して帰る前に憂鬱なったりしたが...
○○○○○○○○○○
「おかえりなさい!早く報告済ませて!」
「わ、わかりました」
なんかすごく急かして来るな...今すぐにでも話が聞きたいらしい。
「スライムの魔石が20個結構狩ったわね。それとその大きい魔石は?」
「えっと、スライムイーターが出ましてそれを倒したらこれがドロップしました。」
「・・・えっ?」
「えっ?なんか問題でも?」
「・・・ちょっと驚いただけよ。でもスライムイーターって懸賞金になってたから多分すごい大金がまた手に入るわよ」
「まじですか...」
まあ別にお金はあっても困らないけれど目立つと後々面倒になってくるんだよなぁ...
今のところ害は無いし大丈夫か。
「はい2000ギール。これがスライムの分ね
スライムイーターは500万ギールしたから今は渡せない。後日ギルマスからね」
「500万...私が稼いだ2000と比べ物にならない...」
「クエスト報告はこれで終わりね。後はまあ色々聞かせてもらうわ」
「片山さんガンバ」
「え?なんで空上さんも一緒ですよね!」
「そうよ。特にあなたから聞きたいことが沢山あるから」
「...」
「とりあえず移動しましょう」
別室に案内され根掘り葉掘り聞かれた。
言ったのは自分のレベルやどこから来たのか、
流石にこの事はギルマスに言わないでとも言っといた。多分今1番めんどくさいのはギルマスだからな。会ったことないけど。でも帰り際に、
「ニホン?本当にニホンって所?」
「そうですけど」
「1回聞いたことあるかもしれないわ」
「「!?」」
「うーん。思い出せないからまた今度ね」
「はい分かりました他ではまた明日」
まじかこの世界に日本人がいた可能性があるなんてな
「空上さん。ちょっと気になります」
「俺も気になる」
「でもあの国は召喚は初めてって言ってませんでした?」
「まあ確かに言っていたな」
「どういうことなんでしょう?」
「多分事故でこっちに来ちゃったか他の国や組織が召喚したかだな」
「なるほど!」
そんな感じの会話をしてると宿に着いた。
夜ご飯を食べ部屋に戻った。そして、
別になにかするわけでもなく寝るだけなのだが...
「こ、今夜もよろしくお願いします!!」
「お、おう」
ここに滞在している間はこんな感じなのか?
まあ片山さんがいくらかわいいからって手を出さないからな。付き合ってもいないんだし。
本当に手は出してないからな!!
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どうも准音希咲です!
今回も遅くなりました...
次の話はもっと早めに出したいと思います!
今のところあんまり書くことないのでこれで終わります。
次回もお楽しみに。
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