第9話

「ハァーーーーーーやっと街についたーーーーーーー」

「そうですね結構疲れました」


そう今俺たちは街の入口に立っている。

紆余曲折あったが.....

例えば、またゴブリンと出会ったり、

スライムなんかも見つけたりしていた。

おかげでマップに表示される魔物(?)が多くなって次からはより安全な旅が提供可能になった。


「別にでっかい門があって衛兵がいるって訳では無いんだな」

「街の中にはすぐ入れそうですね」

「そうだな。まずは魔石とか売る場所があるかどうかだな」


街に入るとラノベとかであるような異世界の街並みだった。てかマップとかに店の名前とかは表示されてるのかな?そう思いマップを開いてみる。さすがになかった。チートでもそういう痒いところには届かないらしい....


「仕方ないそこら辺の人にでも聞いてくるか」

「あ、私が聞いてきますよ」

「え?いいよちょっと聞くだけだから」

「いいえ私が聞いてきます!」

「わかったよ」

「そこで待っていてくださいね」


なんかすごい勢いだったな魔石売る場所聞くだけなのに...


「聞いてきましたよ!さあ行きましょう」

「ありがとう」


片山さんの案内で街の中を右行ったり左行ったりするといつの間にか目の前に冒険者ギルドという看板があった。

なんかワクワクするな!ゲームでも冒険者ギルドはあったけどやっぱゲームじゃない方がワクワクするな!!


「よし開けるぞ!」


と言って冒険者ギルドの扉を開ける。

中は綺麗だな。

イカつい人達もあまりいないな。

べ、別にイカつい人達に囲まれてボコられるところをチートできり抜けるみたいな展開になって欲しかったな〜とか思ってないぞ!

そんなことよりともかく受付するか!

ちょうど誰も並んでいないみたいだし


「え〜と魔石を売りたいんですけど」

「はい!できますよ。ギルドに登録はしてありますか?」

「あ、してません」

「登録してないと売れないんですよ。登録しますか?」

「じゃあお願いします」

「2人でよろしいですか?」

「片山さんも登録する?」

「私も一応お願いします」

「おーけー。2人分お願いします」

「分かりました」


と言って受付の人がどこかへ行った。

うーんもしかしたら登録する時スキルチェックみたいなことされるのかな?おっと?まずくないか?俺は俺でまずいし片山さんもあれはあれでまずくね?ちょっとさっきの人に能力測るんだったら騒がないように言っておこう。

ちなみに受付の人は女性だったぞ。

そう受付嬢だっ!!ラノベや漫画でしか見た事のないギルドの受付嬢だ!!


「結構美人だったな」

「だれがですか?」

「いやさっきの受付の人綺麗だったな〜って

え?声に出してた?」

「そうですよ!プンプン」


え?なんでちょっと俺怒られてるん?


「準備出来ましたよこの宝玉に触れてください」

「宝玉?それってレベルが分かるやつですか?」

「いえレベルは分かりませんよスキルのみです。レベルが測れる宝玉は貴族や王族ぐらいしか持ってませんよ。希少価値が高いのでこういうところにはないんですよ。」


レベルは見られないのならまだ大丈夫かな?

レベルが見られる宝玉の方が価値が高いんだな。その人の強さにそのまま繋がるからとかかな?わからんけど...


「じゃ、俺からやるわ」

「頑張ってください」

「なにを頑張るか分からないけどわかったわ」


受付の人にも一言言っとかないとな


「スキル見せますけど大声出さないでくださいね」

「え?それってどういう....」


カウンターに置かれた宝玉に手を触れると

宝玉が輝き自分の持ってるスキルが表示された。


━━━━━━━━━━━━━━━


 - [ ] スキル

 鑑定LvMAX

 剣技LvMAX

 氷結魔法LvMAX

炎魔法LvMAX

水魔法LvMAX

土魔法LvMAX

風魔法LvMAX

雷魔法LvMAX

無属性魔法LvMAX

 投擲LvMAX

 結界魔法Lv1

 縮地Lv2

 並列思考Lv1


━━━━━━━━━━━━━━━


「な、なんですかこれ!?」

「えーと僕のスキルですけど....」

「基本属性魔法全部レベル最大なんて聞いた事も見たこともないけど!!!!」


大声出さないでって言ったのに...

たくさんの視線が俺たちに集まってくるんだが、


「も、申し訳ありません!!ちょっとびっくりしてしまって...」

「まあ別に大丈夫だよ。目立ったけど俺のスキルがそこまでバレた訳では無いしね」

「ひとつお願いしてもいいですか!!!」

「え?何を?」

「あなたの専属の受付嬢にさせてください!!!」


うん?どういうこと??専属?

まだギルドに登録すらしてないんだが!?


「お願いしますぅ〜....」

「さっきと口調変わってね!?」


なんだその上目遣いは!!くっそ〜どうすればいいんだーーー!!









○○○○○○○○○○











あの後なんやかんや勢いで押し切られて承諾してしまった……。こちらにそこまで不都合は無いらしいので多分大丈夫だと思う...

一応片山さんに助けを求めたけどなんか睨まれたのでやめた。

まああれは気にしないことにしよう!!

ギルドカードもちゃんと作って貰ったし、

(片山さんの分も)魔石もお金に換えて貰った。

お金について解説しとくと、

1ギール=1円らしかった。

ギールは、この世界の単位らしいけど元の世界とほぼ同じでよかった。

あれ?でもこれもご都合主義じゃね....

ともかくどんぐらい貰ったかと言うと、

1000万ギール!!もうお金にはあまり困らないね!

まあゴブリンジェネラルに懸賞金かけられていたしね...。


「結構一気に儲かったな」

「そうですね。宿泊場所には困らないですね」

「そっか泊まる場所探さないといけないんだ」

「それならオススメがありますよ」


っと俺の専属受付嬢が言ってきた。

ちなみに名前はティアと言うらしい。


「せっかくなら紹介してもらうか」

「そうですね。ではお願いしますね」

「任されました!!」



━━━━━━━━━━━━━━━

どうも准音希咲です!

読んでくださりありがとうございます!!

えーとですね大変申し上げにくいのですが

諸事情により6月まで小説の投稿が出来ないと思います。報告としてはそれだけです。


(諸事情がなにか知りたい人は僕の近況ノート見に来てね〜)


と、まあ6月入ったら投稿できるのでそこから頑張りたいと思います。

この先の空上君達がどうなるのかお楽しみに!!

それと、

この作品をこれからもよろしくお願いします!!!

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