第5話
一応ゴブリンの近くまで来たけど、一旦作戦を練ってから戦うか。
「さてと、どのスキルから使おっかな〜ステータスオープン」
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- [ ]
○レベル101 上限ã?“ã?®ãƒ
- [ ] 称号
時空を越えし者
- [ ] スキル
鑑定LvMAX
剣技LvMAX
氷結魔法Lv1
投擲LvMAX
結界魔法Lv1
縮地Lv1
並列思考Lv1
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「いつ見てもやばいステータスだな」
と、苦笑しながらスキルを眺める。
う〜ん、魔法は使いたいから氷結魔法は使うとしてそれだけで倒せるかな。
いくら自分のレベルが高いからってスキルレベルが1じゃ心許ないしな〜。
氷結ってことはゴブリンの足を凍らせて動き止められるかな?
止められたら剣で斬りかかればいっか。止められなかったらレベルMAXの剣術が何とかしてくれるだろ。ついでにあの剣の効果が残ってるか調べてみたいしな。
それよりもまず魔法だな!発動する時どういう風に発動せるのかイメージすればいいのかな?ラノベとかだとそういうことが多いしな。
ゴブリンの足元に氷が纏わりつくイメージで…
「氷結魔法!」
するとゴブリンの足元に魔法陣が現れてゴブリンがそれに気づき、声をあげて逃げようとするが、それも叶わず一瞬で凍ってしまった。
思わず「は?」っと、言ってしまった…
だって全身が一瞬で凍ったんだもん。俺のイメージだと足元だけ凍らせてそこを斬りかかる予定だったんだけど…。本当にレベル1なのか?それか俺のレベルが高すぎてスキルの基礎能力が上がってるのか?わからん。
『
炎魔法、水魔法、土魔法、風魔法、雷魔法、無属性魔法の基本属性を全てレベルMAXの状態で取得しました。氷結魔法はレベルMAXになりました。
特殊属性は現時点では取得不可です。』
と、さらにチート化を加速させる無機質な声が僕の頭の中に響いた。
「まじかよ!?基本属性全部盛りかよ..
しかもレベルMAXとか人外だろ!この世界の基準が分からないけど絶対人外だ。」
などと叫んでいると、後ろから物音がした。
「何叫んでるんですか?それよりさっきのゴブリンはどうしたんですか?」
「なんだ..びっくりした〜片山さんか
ああそれならあそこで氷漬けになってるよ」
「氷漬けって、そんなわk...」
驚いて次の言葉が出ないようだ。
これで基本属性の魔法全部ゲットしたぜとか言ったらどうなるんだろう?でもさっきゴブリンも知らなかったからどれくらい凄いか分からないかもしれないな。
「このゴブリン、どうするんですか?」
「それもそうだな。どうしようか。」
そして無言で氷漬けゴブリンを見つめる二人
まさか叩き割ったら動き出したりしないよね?
あ、そうださっき試そうとしていた剣で斬るか。まあ神器だからゴブリンごと斬ってくれるでしょう。ひとつだけこの剣には弱点があるけど...
そしてさっきまで手に握っていた剣を構えると
氷漬けゴブリンに向かってゲームの時と同じように振り下ろした。
「おりゃ!」
「ちょ、何してるんですか!?って
氷漬けゴブリンが半分こに...」
するとゴブリンは青白く光り始めその光が四散して消えてしまった。ゴブリンがいたところには丸い赤い小さめの石だけが残されていた。
死体は残らないんだな。これで死体を解体して魔石とかを取り出す必要が無くなったな。
でもこのままだ別の問題が発生する。それは
「これご都合主義じゃね?」問題だ!
「これなんでしょうか?」
いつの間にかほうけていた片山さんが立ち直ってさっきのゴブリンのドロップアイテム(?)を拾って疑問を抱いていた。
「それは多分魔石ってやつだと思う」
「へ〜ちょっと綺麗ですね!」
「でもそれ売るけど」
あらかさまに残念がっていたな。
でも売らないとここのお金持ってないしな〜
「じゃあ次またゴブリンと会ったらそっち売ってそれは記念にとって置こうか」
「いいんですか!ありがとうございます!」
まあマップ使えばすぐゴブリン見つけられるみたいだし、今からでも探しとくか。
そう思いマップを開くと自分達の周りに無数の赤い点が取り囲んでいた。
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