第12話 計画と異邦人

 日を改めてフォルンツ邸を訪ねた。スラムでの武器販売は雇った商人に代理で任せて、私はフォルンツ邸の前に来ている。ラーテからの手紙を預かっているのと、彼に渡された二冊の本を返さなければならない。完全に郵便屋の状態だ。しかし、ラリカの騎士と繋がりは確実に利益になるため続けている。


 最近知った事だが、ラーテはラリカの中でも相当の地位にいる。さらに、ラリカはスラーフ国内において幅広い人脈と巨大な鉄鉱山を所有するため爵位以上に力を持っている。それ故、ここと繋がりを持つ事は本当に重要な事なのだ。

 

「フォルンツ殿、いらっしゃいますか。」


 扉を叩き、フォルンツがいるか確かめる。返事はなく物音一つないため不在かと思ったが、扉は開いていた。勝手に家へ入るのは気が引けるが、仕事のために侵入した。それと同時に家の奥、地下から爆発音がした。爆竹ほどの大きさの音が数回聞こえると、フォルンツのうめき声も聞こえてきた。私は急いで地下へ向かう。部屋に入ると火薬の匂いと煙が充満しており、前きた時以上にあらゆる物が散乱している。その中にフォルンツを見つけた。


「フォルンツ殿!? 一体何を...」


「ああ、ハイエナ殿、これは失礼した。貴方が来ていたとは気づかなかったもので。」


 彼は山のような羊皮紙の下敷きになっているが、何ともなさそうな声で返事を返した。山の中からフォルンツを引っ張り上げ、近くの椅子に座らせた。


「一体何をしていたんですか?」


「ああ、実験をしていましてね。東の国から手に入れた黒い砂で何かできないかと思って...でも無駄になっちゃいました。急に小袋の中の砂が爆発してご覧の通り、私の家はめちゃくちゃだ。」


「とにかく無事でよかった。医師のところへ...」


「いいや、心配はご無用です。ハイエナ殿のお気持ちだけで十分...私はこう見えて医療にも精通しています。」


 彼はそう言うと奥の部屋から野戦用の医療道具一式を持ってきて机の上に広げた。爆発時に転倒してできたであろう擦り傷や打撲箇所を処置し始める。


「応急処置中に申し訳ないが、ここにラーテ様からの手紙を置いておきますよ。あと、片付け手伝いましょうか?」


「助かります。」


 私は散らかった何かの書類や設計図を分別して机の上に並べていく。それらをよく見ると興味深いものが沢山あった。連発式の弩、火薬を用いた兵器、驚いた事に銃の設計図を見つけた。木と鉄の棒を組み合わせたもので、ストックや照門はついていない原始的な銃だ。だが、羊皮紙には多くの画期的な武器の設計図が書かれており、十分に私の気を惹いた。


「フォルンツ殿、これは...」


「ああ、それは私が東方諸国へ旅に出ていた時に手に入れたものなんです。歴史的な資料や様々な兵器の設計図が書かれたものですよ...つぅあ、痛い...」


 彼は傷口に薬品をかけながら色々話してくれた。東方世界は帝国時代の技術や歴史資料を数多く保管しており、それらの中から再現できそうな技術を学んでいるとの事らしい。


 昔、帝国は東方世界へ進出しようとした時に、敵国の弓騎兵に撃退され捕虜や奴隷となった帝国人からその資料を拝借したとの事だ。現在、ここラコテーの街を始め、南方諸国は戦争や貿易を通じて古代の技術を逆輸入しようとしている。それを聞いた私は、どこの世界でも歴史は同じようなものだと思った。もしくは、必ずそうなるように仕向けられているのではないかと思うほど、我々の歴史と似ている。


「これは...」


 帝国時代の歴史資料を眺めているうちに、翻訳された資料の中により興味深いものを見つけた。それは、帝国建国前の国家でつくられた布鎧の絵だ。その資料には、絵と大雑把な製作方法が載っている。私はそれを見て、金になると感じた。


「フォルンツ殿、これについてよく知りたいんですが...」


「布鎧の資料?」


「この資料はフォルンツ殿だけが持っているものですか? それと、ここにある鎧は世に出回ったりしていますか?」


「ん~わからない。ここにある資料の大半は東方世界の古い寺院で見つけたものですからねぇ。写本がつくられているやもしれません。あと、私の知る限りではその鎧が市場に置かれているところは見た事がない。」


 私は彼の言葉を聞いて少し安心した。私と同じ事をするかもしれない人間は少ないという事と、大した供給は行われていない可能性があるという事がわかった。


 資料を見ると、布鎧に必要なものは麻と獣から生成した接着剤の2つだ。どちらも簡単に入手出来そうな物ではある。だが、どのような麻を使えばいいのかわからない。また、接着剤に使う獣は狼なのか、ウサギなのか、もしくは熊のような大型動物であるかもしれない。


「う~ん、どうするべきか...」


「ハイエナ殿、もしかしてその鎧を作る気ですか?」


「ええ、まあ。」


「でしたら、私がお手伝いいたしましょう。」


 彼は宣言と共に勢いよく立ち上がるが、すぐに傷口を押さえて痛そうに座り直した。その動作に少し笑ったが、気を取り直して彼の話の続きを聞く。


「私は新しい武器や防具の開発に目がありません。しかも歴史的な鎧の再現と来たら手を出さない訳がない。あと...麻で作られた鎧を着れば、新しい真実に到達できるかもしれない~。」


 彼は頭に被っている麻袋を撫でながら身体をくねらす。正直気味の悪い光景だが彼の申し出は有り難かった。布鎧を作ると言っても知識のない私には作れないし、武器の販売が忙しいため時間は割きづらい。


「では、貴方に前金として金貨5枚を渡します。貴方への生活費も含めてありますが、この金で試作品を作ってください。あと、他に必要な物があれば言ってください。」


「おお、金貨5枚も投資してくださるとは。では、試作品が完成したら真っ先にお伝えしますね。いや~、最近本業の方が苦しいからこういうのは本当に有り難いんですよ。」


 そういえば、彼は何を本業にしているのだろう。芸術家とは聞いているが、それ以外にも兵器開発や歴史にも手を出しているように見える。彼は一体何者なのだろうか。


「では、私はこれで...」


「ええ、ありがとうございました。お気をつけて、ハイエナ殿。さて、麻はどの種類を使うか、亜麻か大麻...接着剤は兎の脂から取るか...」


 私と別れの挨拶をした後、彼は早速作業に取りかかっていた。その点はまさに芸術家といえる。もしくは発明家かもしれない。彼の家を後にして、私はスラム街へ戻っていった。







 代理の商人と合流するため、いつもの門番に挨拶と安ワインを渡してスラムへ入っていく。手で鼻と口を覆っても匂ってくる空気が私の気力を削る。スラムには武器販売のため何度も訪れているが、未だに慣れていない。スラムの匂いは言うなれば、全ての匂いだ。死体が放つ腐臭、地面にこびりついた血の匂い、人間や動物から排出された様々なものの匂いが私の嗅覚を殺しにかかる。


 嫌そうな顔で辺りを見回しながら歩いていると、前から来た人間とぶつかった。スラムにおいて人とぶつかったら、まずやるべき事は財布の確認だ。私は即座に胸元の財布の有無を確認し、それが存在している事に安心する。その後、ぶつかった人間の方を見ると、そこには子供が立っていた。その子供は私の半分くらいの背丈で、服は大きめの布を纏っただけだった。その子供がこちらを見る。顔や身体つきから少女だと分かるが、その表情は普通の少女と思えないほど暗いもので、目は虚ろだ。


「あの...助けてくれませんか?」


 目の前の少女が口を開く。か細い声で私に助けてくれと懇願した。どうすべきだろうか。普通なら助けるため、話を聞くだろう。だがここはスラム、治安の良い場所ではない。子供を助けようと路地裏について行って、そこに待っていたのが鎧を着込んだ男だという場合もある。


 目の前の哀れな少女には申し訳ないが、私は無視して進んだ。後ろから声が聞こえる。私はその状況にどこか既視感を感じてしまい、足を止めた。そして、私が立ち止まった瞬間、後ろから勢いよく走ってくる音が聞こえた。


「無視すんなよおおお!」


「いっ...」


 その足音に反応して振り返ると、先ほどの少女が私の左足に短剣を突き刺していた。鋭い痛みと熱が傷から全身へと広がる。私は突然の出来事と痛みに驚き、態勢を崩してしまい尻餅をついた。


 少女は私に刺した短剣を引き抜くと、私の首目掛けて刺突する。私は右足で少女の腹を蹴り、ふき飛ばした。それでも少女は止まらず、私を殺そうと短剣を拾い上げる。私は左足が取れるかと思うほどの痛みに耐えながら立ち上がり、もう一度少女を蹴った。私の蹴りは少女の顔面を直撃した。彼女の歯が宙を舞い、地面に転がる。倒れた少女はそのまま動かなくなった。


 気が動転した私は、動かない少女をひたすら殴った。少女か私の拳のものか分からない血が辺りに飛び散る。指を痛めた私は近くの棍棒を握りしめ、3回ほど大きく振り下ろした。


 少女の飛び出た脳みそに目を向ける余裕はなく、私は急いでその場を離れた。







「くそっ...いてぇ...」


「はいはい、動かないでくださいハイエナさん。」


 私はハシャのところへ向かい、彼の家にいる医師に治療してもらっていた。その医師は大柄で脳筋のような見た目をしているが、処置は適切で治療中も気遣いを忘れない良い医師だった。それでも傷は酷く痛むため私は声にならない声をあげている。


 しばらくして、ハシャが治療中の私に会いにきた。楽しそうな顔でこちらを見ている。


「やられたなハイエナ。ついにスラムの洗礼を受けたか。」


「何が洗礼だ、殺されかけたぞ。」


「御愁傷様だ。何、刃物で刺されるのはスラムにとって聖教の儀式と同じ、誰もが通る道の1つさ。」


「笑える冗談だな、ハシャ。」


「そうだとも、ハイエナ。それと、襲撃してきた子供の事は心配しなくていい。仲間もろとも肉屋で働いてくれるさ。」


 私はそれを聞いて安心と同時に、少し残念な気持ちになった。もちろん、自分で始末をつけれなかったという意味ではなく、少女とその仲間が物言わぬ肉塊に成り果てた事だ。


 少女が私を襲った理由は、金を持っていそうだったからだろう。仲間を食わすために人を殺そうとした。私と同じ事をして貧困から脱出しようとしたのだ。ただ、違うのは間接的にではなく、直接的に殺人を行った事だ。それが彼女の間違いだ。


「お前には死んでもらっちゃ困る。俺が派遣した護衛もいつもいる訳じゃない。あいつら気まぐれだからな。信頼できる護衛を雇った方がいいぞ。」


「護衛を雇えばそれだけ人件費増えるだろ。」


「アホか、人件費削って自分が殺されたら意味ないだろ。とにかく、頼りになる護衛を数人雇え。もし見つけられなかったら言ってくれ。戦闘奴隷を探してきてやるからな。」


 ハシャは私に忠告と痛み止めの薬草を渡すと部屋から出ていった。ハシャはスラムのお頭と思えないほど、友好的な男だ。もう少しお洒落に気をつかえば、紳士と呼べそうな顔つきではある。


 しばらくすると治療は終わり、私は医師にお礼と金を渡した。そして、依存性の高い薬草をゴミ箱へ捨てて部屋を出た。







 私は召し仕い達を連れてスラムを出て、繁栄の街の方の酒場に来ていた。昼間だというのに酒場には多くの人間がいる。ここラコテーは港街であり貿易で財を成しているため、休憩中の船乗りや異国の商人、流れ者が集まりやすい。


 私は酒場の店主に一番強い酒をもらって痛み止めの代わりとして飲んでいた。私が飲んでいる間、召し仕い達が護衛になってくれそうな人間を探している。これだけ人が多ければ、優秀な護衛も集まるだろうと安心していた。


「もっと酒をくれ~!!」


 酒場に男の大声が響き渡る。周りで飲んでいた人間は会話を止めはしなかったが、その声の主に目を向けていた。私もその男を見る。褐色の肌に太く逞しい腕と身体、身長も高い。腰に剣をぶら下げていて、それはサーベルのように曲がっている。


「あんた飲み過ぎだ。酒で死ぬぞ。」


 店主が持っていた酒瓶を棚にしまい、男に酒の飲み過ぎだと忠告した。なんとお優しい事だろうか。酒の飲み過ぎは自己責任であり、中毒で死んだとしても酒場の店主が罪に問われるといった事はない。それなのに、裕福そうには見えない客を心配するなど人間の鑑だ。だが、その男に優しさは通じなかったようだ。


「俺は客だぞ。酒を出せよ。」


「だから、それ以上は健康に悪いって言ってるだろ。それに、お前さん金は持ってるのか?」


「ああ、持ってる。ほら」


 そう言うと男は自分の懐から何かを取り出した。


「なんだこれ、ただの石ころだろ。」


「違う!! これは王の宝石と言ってな。かなり高値の宝石なんだ。」


「そんな宝石見た事ないよ。それにうちは貨幣でのやり取りしかしてない。両替商でスラーフの金に代えるか、その宝石売って金に変えてくれ。」


「どの商人も買ってくれないんだよ!!」


 男は立ち上がると下を向いて怒鳴った。賑やかな酒場が静まりかえる。急な怒鳴り声と男の迫真の顔に店主は圧倒され後ずさりした。そんな店主に目もくれず、男は再び席に座り、頭を抱え込む。先ほどまでと違い、男は落ち込んだようだ。


「どこの商人もこの宝石の価値がわかってない。ほとんどな奴が銅貨で買い取ろうとするんだぞ。どうしろっていうんだ。」


 男は呪詛を唱えるように何か呟いている。一連の出来事を見ていた私は、男の持っている石に惹かれていた。あれは間違いなくダイヤモンドだ。あの男はダイヤモンドの原石を持っている。地球だと1財産となるほどの価値だ。世界が違えば価値も変わるというが、まさかスラーフではダイヤモンドとパン1キロが同等の価値になるとは思わなかった。彼はどこの出身だろうか。詳しく聞き出す必要がある。


「すいません、お隣いいですか?」


「あ?」


「店主、この人に一番良いお酒をお願いします」


 私は彼の隣に座り直し、彼に酒を奢る。男の顔はしかめっ面だが、酒を奢られると知って少し笑顔が含まれた。


「お前は誰だ? 酒を奢ってくれるのはありがたいが...」


「私はハイエナ、行商を生業とするただの商人です。貴方の持っている宝石、中々綺麗なものだ。」


「そうだろうな。なんと言っても王の宝石だ。俺の国じゃこれで豪邸が建てられるほどの代物だ。まあ、この国だと石ころだけど...」


「よろしければ、私がその宝石を買い取りましょう。金貨10枚で...」


 それを聞いたとたん、男は驚きのあまり固まった。そして、満面の笑みを浮かべ私に抱きついてきた。


「ありがとよ!! これで姉さんを救える。」


「まあまあ、落ち着いて。それに姉さんとは?」


「ああ、すまない。」


 男は離れ、スラーフに来た理由や金が必要な理由を語りだした。


「俺と姉さんはここから遥か東の国、ムステから来た。そこは王を頂点とした身分制の激しい国でな...俺達は奴隷として産まれたんだ。」


 男は酒を片手に悲しそうな表情で話し続ける。


「男の奴隷の扱いはあまり悪いわけじゃないんだ。だけど、女の奴隷の扱いはかなり酷い。戦争で男が減って女が余りまくってるのもあるが、身分制のせいで女は最底辺の生き物とされている。」


「俺は姉さんが好きだ。俺に残された唯一の家族なんだ。だから姉さんが虐げられる事が許せなかった。戦闘奴隷として活躍し、手柄を上げた俺は自分と姉さんの解放を望んだ。そして、ムステから脱出した。」


「だが、ムステを出ても暮らしは変わらなかった。どこへ行っても地獄、戦争ばかりで職にも就けない。そして旅を続け、気づけばこんな遠い所まで来ていた。」


「長旅で姉さんは病に倒れ、俺は看病と金のため日雇いとして働いたが、金は稼げない。医者にもつけず自暴自棄になっていた。今日まで酒に溺れ、暴力に走り、貧困に喘いでいた。それもこれまでだ。あんたのお陰で医者にもつけるし、もっと良い物を食べさせてやれる。ありがとよ。」


 男は私にダイヤを渡す。私は男に十枚の金貨を渡す。あとは、ダイヤに関する情報を聞こうとした。


「このダイヤはどこで手に入れたんですか?」


「ダイヤ? 王の宝石の事か? 言っただろ、俺の国で採れる宝石で価値が高いって話聞いてなかったのか?」


「え? いや、まあ念のために聞いたんですよ。」


 男は残っている酒を飲み干し、立ち去ろうとしたが、私がそれを止めた。


「待ってください。話があります。」


「なんだ? もしかして金を返せって言うんじゃないよな...」


「違います。貴方私の護衛として働きませんか? 戦闘奴隷だったのなら使えるはずです。生活に必要な物は私がそろえましょう。月払いで銀貨10枚だ。」


 私は何を言っているのだろうか。この男は職にも就けずこんなところにまで行き着いた馬鹿者だ。私はそんな奴を雇おうとしている。家族を大事にする心にでも牽かれたのだろうか。もしそうだとしたら、私が情に動かされた馬鹿者だ。情等はは商売に無縁のものというのに何故だ。


「本当か? もし本当ならありがたいが、俺は姉さんの看病をしないと...」


「私が何とかしましょう。知り合いに掛け合って、お姉さんの面倒を見てもらいます。」


「本当にいいのか? こんな俺達を救ってくれるのか?」


「ええ勿論です。まあ、雇う前に一応能力を見せてもらいます。その後にお姉さんのところへ行って、雇用の話をしましょう。」


「ありがとう...名前を言い忘れていた。カラシャだ。」


「カラシャ、良い名前です。よろしくお願いします。」


 私は泣きそうなカラシャを促して、スラム街の方へ向かった。何故こんな奴を雇ったのか分からない。本心では雇おうと思っていなかった。いや、本当にそれは私の本心なのだろうか。複雑な気持ちのまま、召し仕い達に後を頼んで酒場を出た。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る