10回以上転職を繰り返した者だが、今まで出会ったクソ上司を晒していく

お前もニワトリ頭だろ

　電話が鳴り、私が取る

「はい、いつもお世話になっております」

　お客様からの問い合わせだった。質問の内容は以前答えた事がある内容だったので私は答えて電話を切った。

「おい。面従、ちょっとこい」

　ヤクザのような横柄な態度でクソが私を呼んだ。

「はい、何でしょう？」

「さっきの電話、どこからだ？」

「〇〇商事から、商品Ａに関する質問でした」

「なんで、答えた？」

「以前、同じ質問を別の会社から受け、五味（ごみ）さんから教えられて答えた事があるからです」

　五味とは、クソの名字だった。ちなみに名前は葛（カツラ）であるが、陰ではゴミクズと呼ばれていた。

「バカか！お前自分がどういう人間か、知らないのか？」

「どういう意味です？」

「なんだ、それも分からないのか、お前は三歩歩いたら教わったことを忘れるニワトリ頭の人間なんだよ！」

「はい」

「はいじゃねえよ！お前は忘れるから、勝手に答えちゃダメなんだよ！質問受けたら電話切って俺に聞きにこい」

「すみません。分かりました」

「それで、なんて答えたんだ？」

「かくかくしかじか、と答えました」

「これは、伝えたのか？『どうでも良い細かい説明』」

「いいえ」

「ダメじゃねぇか、折り返し電話して伝えとけ、まったく俺が居ねぇとちゃんと仕事できねぇんだから」

　席に戻り折り返し電話をする。

「こういう機能もあります」

「はぁ、そうですか、うちでは使わないですね」

　やはり、お客様にとっては、どうでも良い説明だった。

　後日、また別の会社から同じ質問があったので、クソに確認にいった。

「と言う質問があったのですが？」

「は？それは前に教えただろ？忘れたのか？」

「いいえ、覚えてます」

「じゃあ、何を聞きに来たんだ？バカかお前？」

　お前が聞きにこいって言ったからだよ！人のことをニワトリ頭とバカにしておいて、お前もニワトリ頭じゃねえか！

「いえ、何も」

「遊んでねぇで仕事しろ！」

「はい」

　ちなみに、この後、何度も同じことが繰り返されるのであった。聞きに行かないと聞きに来いと言い。聞きに行くと何で聞きに来たんだと言うのである。

　つまり、ただ相手をバカにしたいだけで、意味などないのだ……。

　今回の罪状

　一つ目、侮辱罪、部下にバカと言ってはいけません。

　二つ目、ワイセツ物陳列罪、自分が気持ち良くなるためだけに部下に説教するのはオ○ニーです。人前でオ○ニーしてはいけません。

　三つ目、窃盗罪、お客様が必要としていない情報を押し付けて時間を不当に奪ってはいけません。部下の時間も同じです。オ○ニーを見せつけて時間を不当に奪ってはいけません。