はぁ…

翌日。私は学校を休んだ。

親には正直に話しを……しなかった。

初めて親に嘘をついた。

星那ちゃんに会いたくないからなんて言ったら無理やりにでも学校に行かせると思ったからだ。

「……」

私は体調が悪いフリをし、部屋に籠っていた。

「っ…ズビッ…グスッ…」

私はベッドの中で泣いていた。

両親は仕事だから居ないが、部屋から出たことがバレないようにしている。

だから、ベッドの中で泣いているのだ。

「星那ちゃん…ごめん…ごめんね…」

星那ちゃんはここには居ないのに謝っても仕方がないのに…

何故か、その言葉が口に出てしまう。

「う…ウェッ…あ…オェッ…」

私は泣きながら吐いてしまった。ギリギリゴミ箱の中で吐いたからよかった…のかな?

「はぁ…ウッ…オェェッ…」

…どれだけ吐いたのだろう…。一体何時間経ったのだろう…。

そう思っていた時、スマホの通知がなった。

「……?」

スマホを見ると、それは両親からだった。

内容は…

『今日は帰れない』…それだけだった。

「…帰れない…か」

両親はいつも家に帰る時間が遅い。あと、たまに帰ってこない。

正直、今日は帰ってこないことが嬉しかった。

「…分かった…と」

私は両親にそう送り、部屋から出た。

「……」

すると、突然チャイムが鳴った。

「…?」

私はフラフラになりながら、ドアを開けた。

「はい…」

「やっほ!悠!」

すると、そこには…レジ袋を持った星那ちゃんが居た。

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