……はい?

「ん……」

私は目を覚まし、外を見た

外はまだ青く、雲一つない空が見えた

「まだ、5時間目の途中…?」

なんて考えていると……

キーンコーンカーンコーン

と授業終わりのチャイムが鳴った

「あ、終わったみたい…星那ちゃ~ん…授業終わったみたいだから、荷物取りに行こ?」

私がそう声をかけると、星那ちゃんはモゾモゾと布団の中で動いてから起きた

「ん…ん~!!!っ…はぁ…よしっ!行こうか!」

星那ちゃんは背伸びをし、ベットから降りて教室へ向かった

「あ、う、うん…!」

そして、私も星那ちゃんの後に続いて、教室へ向かった

____

「……はい?」

先に教室についていた星那ちゃんがそう言ったのが聞こえた

「ど、どう…したの?」

少し遅れて、私が教室に入ると、星那ちゃんの机の上に花瓶が置いてあった

「……え?」

助けてくれる子は居ても、こんな事になるなんてことは一度もなかった…

なんで…どうして?私のことを庇ったから?星那ちゃんは私と違って人気者なのに…?

星那ちゃんが…私のせいで…?

「わた…しの…せい…で?」

「…悠?」

「私のせいで…星那ちゃんに迷惑が…」

「悠、しっかりして!?」

もう、私に星那ちゃんの声は聞こえていなかった

ただ、目の前に焦っている星那ちゃんが見えるだけだった…

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