どういたしましてっ!
授業が終わり…休み時間になった
「ねぇ、悠」
次の授業の準備を終え、本を読んでいたらクラスのカースト上位の女子たちに話しかけられた
「は、はい…なんでしょうか…?」
「…少し、いいかしら?」
あぁ、またいじめられるんだ…そう思った私は、いいですよと一言言ってついて行くことにした
「………」
_
そして、私たちは体育館裏に来ていた
「ねぇ、なんで星那と仲良くしてんの?」
はい、ですよね…だろうと思いましたぁ…()
「わ、わた…私は仲良くしてるつもりではないんですが…」
「は?」
「す、すみませんっ!!!!」
口答えをしてしまった…やばい…殴られる…!!!!
殴られそうになった瞬間…声がした
「先生!こっちです!」
「やばっ!ちょ、早く教室行こ!」
「そうね!ふんっ、運がよかったみたいね!」
そう声がした瞬間、いじめっ子たちは教室へと走っていった
「全く…先生が居るだなんて嘘なのにね~」
そして、私の元に来たのは星那ちゃんだった
「せ、な…ちゃん…?」
「あ、悠ちゃん!怪我はない?大丈夫?」
「う、うん…大丈夫…だよ」
「よかったぁ…」
その瞬間、星那ちゃんはその場にへたりこんでしまった
「だ、大丈夫!?」
「あ、うんw大丈夫!」
「そ、そっか…」
「あ、そろそろ教室に戻ろうか!」
「え?あ、う、うん…」
私たちは教室に戻ろうとした
私は、教室に戻る前に星那ちゃんにお礼を言った
「星那ちゃん!」
「ん?」
「あ、ありがとう…私、あんまり強く言えないから…ああやって言ってくれて、すごく助かったよ…!」
「…ふふっwどういたしましてっ!」
そうして、私たちは教室へと戻った
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