第199話 調査①

「おいおい、誰に断って商売してんだあ~?」

「うちのドグサレ商会は、ここキーデンの領主御用達の商会だぞ~?」

「どうしてもここで商売するってんなら、誠意見せろや誠意をよお!!!!」


神の宿り木商会が設立してから三週間が経った。

滑り出しは順調どころか大繁盛。

それも一過性のものではなく、今後も大繁盛が約束される程の大好評と売上を見せており、一見さんはもちろんリピーターも日に日に増えていっている。


それに比例して、ジャスティン商会も売上は順調に伸ばしており…

どちらも支店は客で埋まりっぱなしの状態が続いている。


だが、それをよく思わない輩も当然ながら出てくることとなり…

キーデンに展開した、ジュリア商会のキーデン支店に、明らかにゴロツキと言わんばかりの風貌をした、それなりに筋骨隆々な三人の男が因縁をつけてきている。


ドグサレ商会は、キーデンに拠点を置く小規模の商会でキーデン以外の町にもいくつか店舗を展開している。

それだけなら普通の商会のように見えるのだが、ドグサレ商会は会頭がキーデンの領主の寄子と癒着しており…

それをいいことにかなりの殿様商売を行なっている。


平民が求めるようなただの日用品…

通常なら銅貨二~三枚で購入できるような商品を、銀貨三枚と言う価格設定にするなど、暴利を貪っている。

しかも犯罪集団となる闇ギルドともつながりがある為、他に芽の出そうな商会、商店はそういったつながりを使って潰していったりと、まさにやりたい放題となっている。


最も、ジャスティン商会は国王直々に会頭であるジャスティンを公爵クラスの存在として認め、王族との直接契約を締結している。

それにより、ジャスティン商会に暴力沙汰をしかけることは、王族に対する謀反とされる為、さすがのドグサレ商会も手を出すことができずにいる。


そんな、目の上のたん瘤と言えるジャスティン商会の他に、非常に有力な商会が突如現れ…

しかも常時店舗が客で埋まる程の繁盛っぷりを見せつけられては、ドグサレ商会としては神の宿り木商会を潰しにかかるのは当然の行為と言えるだろう。


「げひゃひゃひゃひゃ!おい、聞いてんのかあ!?」

「ほらよお~、早くしねえと…」


しかし、神の宿り木商会傘下となるジュリア商会のキーデン支店の従業員は誰一人として動じることなどなく…

不安げに店の中にいる客を安心させるように声をかけ、通常通りに営業を続けていく。


そんな従業員達に対し、さらに恫喝するような真似をするゴロツキ達。

とうとう支店の壁に向かって、その丸太のような足で蹴りを放とうとしたのだが…




「早くしないと、どうなるんだ?」




その蹴りを、この日このキーデン支店に常駐していた、神の宿り木商会の防衛部隊の隊員が、何事もなかったかのようにあっさりと受け止め…

蹴りの威力を殺すとすぐさまゴロツキの足を離してバランスを崩させ、転ばせてしまう。


「て、てめ…!!う……」

「こ、こら…!!げ……」

「な、何し…!!が……」


出てきたのがかなりの巨体を誇る自分達よりも遥かに屈強そうで、しかも上背も明らかに大きい、支店の護衛だとすぐに分かる神の宿り木商会のロゴが入った鎧を身に纏っている男達。

雰囲気、立ち振る舞いからしても自分達より明らかに強い実力者だと痛感させられてしまい…

ゴロツキ達はその勢いを失ってしまう。


「どうした?」

「早くしないと、どうなるんだ?と聞いているんだが?」


明らかに上の実力者である神の宿り木商会の護衛達から、対峙しているだけで精神がゴリゴリ削られてしまうような威圧をかけられて…

ゴロツキ達は思わず視線を逸らし、俯いてしまう。


「それに、キーデン領主の御用達の商会だと言っていたが」

「我が商会がいかな立ち位置かは、これを見れば分かるはずだが?」


護衛の二人が、ゴロツキ達に指をさして見せたのは…

支店の壁に設置されている看板のすぐ下に貼られている書状のようなもの。


それは、神の宿り木商会がサンデル王国の国王、第一王妃から認められた、王族の一員であることを記し、正式に国王が証印した書状の写し。

この書状の写しは、神の宿り木商会が関連する支店、施設、設備の全てに貼られており、誰が見てもすぐに分かるようになっている。

しかも全ての支店、施設、設備がリンの【空間・結界】による結界に守護されているので、商会の関係者以外には触れることすらできないようになっている。


「!!お、おい……」

「う、うそだろ……」

「ま、まさかそんな……」


その書状を突きつけられて、ようやく自分達がしでかしたことの重大さに気づいたのか…

ゴロツキ達の顔は真っ青になってしまう。


神の宿り木商会が正式に王族の一員である以上、ゴロツキ達のしでかしたことは…

ゴロツキ達の所属するドグサレ商会が、王族に喧嘩を売ったことと同意になってしまう。

ましてや、白昼堂々営業妨害をやらかしている為…

神の宿り木商会の会頭の心一つで、莫大な損害賠償を請求される可能性がある。


それどころか、下手をすれば商会に関わる者全てが死罪として罰せられるかも知れない。


「で、どうする?」

「まだ我が商会の支店で、このような営業妨害をするつもりか?」

「やるのなら、やればいいぞ?」

「その場合は我らも一切の容赦なく、貴様らを拘束することができるからな」

「それだけではない」

「貴様らの所属するドグサレ商会…だったか?」

「この沙汰について、正式に国から厳しい処罰が下ることとなるだろう」

「その覚悟があるのなら、やるがいい」


神の宿り木商会の護衛達が、ゴロツキ達を容赦なく追い込んでいく。


自分達が心から敬愛し、全ての忠誠を捧げているリンの心痛となるであろう存在など、決して許すわけにはいかない。

ここで容赦なく潰す。

護衛達は、ゴロツキ達の行為に怒り心頭となっている。


まるで高位の魔物のような、凄まじい威圧をかけてくる護衛達に逆らうことなどできるはずもなく…

加えて、これ以上の狼藉は商会そのものが潰されてしまう。

そんなことを突きつけられては、ゴロツキ達には抗う術など、あるはずもなかった。




「「「す、すみませんでしたあああああああ!!!!!!」」」




当初の怖いものなど何もない、と言わんばかりの態度や振舞いが嘘のように…

目の前の護衛だけでなく、国すらも敵に回してしまうと言う事実に心底怯えてしまったゴロツキ達は、脱兎のごとく逃げ出してしまう。


その光景に、神の宿り木商会のキーデン支店にいた客達は…

無粋なゴロツキを苦も無く追い払ってくれた護衛達に感嘆の声を上げ、さらには盛大な拍手まで贈り始める。


「お客様方、お騒がせして申し訳ございませんでした」

「無粋な輩はこの通り追い払いましたので、ごゆるりとお買い物をお楽しみください」


自分達を称賛してくれる客に少々照れ臭そうにしながらも…

護衛達は相手をほうっとさせるような笑顔を浮かべながら客達に、商会の騒動に巻き込んだことの謝罪と、引き続き買い物を、と言う言葉を丁寧な口調で声にする。


そして、客の邪魔にならないように再び支店に入り、護衛としての任務を続行する。


「いや~!こんな屈強な護衛がいるんなら、この店はほんと安心だよ!」

「ありがとうね!護衛の人達!」

「あのドグサレ商会ってところ、このキーデンの領主御用達だとかなんとか言って、二束三文の商品に暴利としか言いようがない程の高値つけてるのよ!」

「しかも自分のところ以外に商店とかできないように、開いたばかりのお店とかでさんざん営業妨害して廃業に追い込んだりしてさ!」

「おまけに領主が懇意にしてるから、営業妨害されて廃業に追い込まれたとか言っても取り合ってもらえなくて、泣き寝入りするしかないのよ!」

「だから他にお店がないようなところだと、嫌でもあそこで買い物するしかなかったのよ!」

「でも今は、ジャスティン商会の支店ができて状況がよくなって」

「おまけに神の宿り木商会っていう商会の支店までできて」

「しかもどっちもすっごく良心的で買い物しやすくて」

「ほんと、あたしらにとっては大切なお店なのよ!」

「神の宿り木商会がまさか、王族御用達の商会だなんて思わなかったよ!それなら、奴らも手を出せないなこりゃ!」

「あたしゃもうこのお店じゃないと食材の調達したくないからさ!今後も営業、続けておくれよ!」

「そうそう!おれ達マジで応援するからさ!」


キーデンで暮らす客達も、ドグサレ商会には相当煮え湯を飲まされてきたのか…

これまでの鬱憤を晴らすかのように、ドグサレ商会への悪評を言葉にしていく。


そして、ジャスティン商会と神の宿り木商会共に、キーデンに住む者にとってはとても大切な店だと言ってくれて、今後応援するとまで言ってくれる。


「ありがとうございます!」

「神の宿り木商会、そしてジュリア商会を今後共よろしくお願い致します!」


そんな客達の言葉に、支店の従業員達は心からの笑顔を浮かべ、より信頼関係を深めていく。

支店内の雰囲気はとてもよく、客も笑顔で楽しんで買い物をすることができ、従業員も客との触れ合いをとても楽しむことができている。


こうして、ジュリア商会を筆頭に宿屋、パン屋、冒険者ギルド、孤児院…

神の宿り木商会の関連施設はより、客に愛されることとなっていくのであった。




――――




「それは確かなのか、てめえら!?」

「へ、へい!!」

「国王陛下の証印もありましたぜ!!」

「あの神の宿り木商会とかいうところ、マジで王族お抱えの商会ですぜ!!」

「ぐ、ぐぬう……」


ジュリア商会のキーデン支店にて、営業妨害をしでかしたゴロツキ達は、自分達が所属するドグサレ商会の本部へと帰ってきている。

そして、会頭となる人物に、事の顛末を報告するところとなっている。


その人物は、醜く肥え太った体型に脂ぎってテカった浅黒い肌をしており…

少し茶色が混ざった白髪は、頭頂部の方が完全になくなってしまっている。

顔立ちも醜悪そのもので、その人柄もお世辞にもいいとは言えず…

典型的な悪徳商人として、阿漕な商売を続けている。


そんな彼の名は、ドグサレ。

キーデンの領主の寄子と懇意であることを武器に、キーデンとその周辺の町や村をターゲットに阿漕な商売をしている、悪名高い商人である。


当然そんなドグサレであるがゆえに、新参者でありながら連日客足が絶えない程の大繁盛を見せている神の宿り木商会を敵視し、これまでのように妨害工作を仕掛けて潰そうと目論んでいるのだが…

だが、その神の宿り木商会が王族お抱えの商会であると聞かされ、ドグサレはその醜悪な顔を青ざめさせてしまう。


もし今回の、部下のゴロツキ達を使った妨害工作が神の宿り木商会から王家に伝わってしまったとしたら…

下手をしなくても莫大な損害賠償を、王命により支払わなくてはならなくなるだろうし、最悪の場合商会そのものが取り潰しになってしまう。

キーデンの領地はそれなりに広くはあるものの、懇意にしている貴族の爵位は子爵止まり。

領主は伯爵で、ドグサレが懇意にしている貴族の寄親である為それなりの地位を持ってはいるものの、王族が相手では太刀打ちなどできるはずもない。


「ま、まずいことになっちまった……」


新参者の商会をいびって、商売敵にならないように排除しようとしたことで…

神の宿り木商会のみならず王家まで敵に回すと言う非常事態に陥ってしまったドグサレ商会。


ジャスティン商会がキーデンに支店を展開してから、ドグサレ商会の売上は当然ながらガタ落ち。

足を引っ張ろうとして妨害工作をしようにも、その時点ですでに会頭のジャスティンが公爵クラスの存在として扱われ、王家との直接契約も結んでいたこともあり、手が出したくても出せなかった。

そこに追い打ちをかけるように神の宿り木商会が現れ、わずかに残っていた客も全て持っていかれてしまい…

ドグサレ商会の支店は、完全に干上がっている状態となっている。


国王となるマクスデル、第一王妃となるエリーゼが共にリンが会頭となる神の宿り木商会の存在を非常に大事にしており…

その神の宿り木商会に妨害工作などをするようなら、その相手には一切の容赦はしないと鼻息を荒くしている。

当然、今回の騒動の件はジュリア商会のキーデン支店の護衛達から、神の宿り木商会の防衛部隊の本部、業績管理部門を通してリンとエイレーンに報告されており…

それを、マクスデルとエリーゼも聞いている。


少なくとも、サンデル王国から王家直属の監査部隊が編成され…

ドグサレ商会に厳しい監査が入ることになるであろう。


「そ、そんなことになったら…」


傍から見ればもう廃業寸前の状態であるにも関わらず…

どうにか商会の体裁を保てているのには、理由がある。

そして、それはもちろん公になどできるはずもない、非常に後ろ暗いもの。


だがもし、王国の監査が入ることになってしまうと…

それすらも白日の下に晒されてしまうのは明白。

しかもそれは、ドグサレが懇意にしている貴族も絡んでおり…

事が公になれば、間違いなくその貴族もただでは済まなくなってしまう。


ドグサレ商会は、後ろ盾となる貴族もろとも潰されてしまうだろう。


「な、何か方法は…何か…」


ドグサレはこの状況を切り抜ける方法を必死になって考えるも…

自身の後ろ盾すら物ともしない程の相手に、さすがに何も思いつかない。

そもそも、今の状況がほぼチェックメイトに等しい状況である為…

どうすることもできないのであった。




――――




「全く…リン様が所有される支店に営業妨害などと…」

「わたくし、絶対に許せません!」

「私もです!」

「リンお兄様のお店に営業妨害なんて…許せません!」


場所は変わり、スタトリンにあるリンの地下拠点の一階。


この日、神の宿り木商会の傘下となる、ジュリア商会のキーデン支店にて、同地域に本拠を構えるドグサレ商会の者が営業妨害をしてきたと報告があり…

それを聞いたマクスデルとエリーゼは激しい怒りを覚えてしまう。


無論、リリーシアとアルストも激しい怒りを隠そうともせず…

二人からすぐにドグサレ商会に国からの勅命で監査を実施しようと声が上がり…

マクスデルとエリーゼもすぐさま同意する。

そして、筆頭執事となるセバスに命じて監査の部隊を編成し、すぐさま王都チェスターからキーデンへと向かわせたのだ。


「ドグサレ商会…以前から悪い噂しか聞きませんでしたけど」

「よりにもよって、リン様が経営されるお店に営業妨害を仕掛けるなんて!」

「リン様はサンデル王国の守護神様であり」

「陛下とそのご家族はもちろん、我々のような使用人をもお救い下さった偉大なるお方!」

「陛下!このアンに、ドグサレ商会の悪事…ひいてはそことつながる諸悪の根源の調査を命じてください!あろうことか、リン様の支店に営業妨害を仕掛けるなど…許すわけにはまいりません!」

「陛下!このセバスもアンと同じ思いです!どうか我らに、調査の命を!」


王家直属となる執事、メイド達も、ドグサレ商会の所業に激しい怒りをむき出しにしてしまっている。

特にアンとセバスは、自分達がドグサレ商会とそこにつながる諸悪の根源を探るべく、調査を行なうと言ってしまっている。


「そうか!それならばセバスとアンに…」

「陛下、よろしいでしょうか?」


二人の言葉に、マクスデルは承諾の意を示そうとしたが…

そこに待ったをかけるように、エイレーンがマクスデルに声をかける。


「む?どうしたのだ?エイレーンよ?」

「セバスさんとアンさんのせっかくの申し出なのですが…お二人にはの精査をお願いできれば、と」

「?エイレーン様?」

「?どういうことですかな?エイレーン様?」

「調査は、我が商会所属の諜報部隊に出てもらおうと思います」


そう言って、不敵な笑みを浮かべるエイレーンの背後から、銀髪で引き締まった身体の、線の細い美形の男が現れる。


「……お呼びでしょうか、エイレーン会頭補佐」

「ロクサル君、我が商会傘下のジュリア商会キーデン支店にて、こともあろうに営業妨害を仕掛ける輩がいた」

「!……もしや、どこかの商会の手の者、でしょうか?」

「話が早くて助かるよ。キーデンに拠点を構えるドグサレ商会の手の者だったらしい。ご丁寧に営業妨害を仕出かした輩が名乗ってくれたとのことだ」

「……調べるのはその商会の経営状況、資金繰り、そしてつながりのある貴族に関して…でしょうか?」

「さすがはロクサル君、その通りだ。お願いできるかな?」

「……無論です。リン会頭がお作り下さった神の宿り木商会に喧嘩を売るなど…ただで済ませるわけにはいきません…ピアさん」

「はい」


阿吽の呼吸で、ドグサレ商会の調査について話し合うエイレーンとロクサル。

すぐに話は決まり、ロクサルは即調査に移ろうと、ちょうどその場にいたピアに声をかける。


「……ピアさん、あなたとあなたの一族の力をお借りしたいです」

「もちろんです!偉大なるリン様の商会に盾突くなど…ドグサレ商会の内情など、塵一つ残さず網羅してみせます!」

「……ピアさんにそう言ってもらえると頼もしいです。陽動で他の隊員にもドグサレ商会を探ってもらいます」

「!さすがロクサル隊長です!連中の注意をそちらに向けて、その隙にあたし達が、と言うことですね?」

「……その通りです、よろしくお願いします。また、証拠集めの際にはリン会頭が作ってくださった、を使ってもらえば、と思います」

「畏まりました!すぐに行動致します!」


ロクサルとの話し合いを終え、ピアは生き生きとした表情ですぐさま行動に出る為、同胞となるハーピーの住処へと、ぱたぱたと足を進めて行った。

そんなピアを見送ったロクサルも、すぐさま諜報部隊の拠点へと戻っていく。


「エ、エイレーン…彼らは?」

「ふふ…彼らは我が商会自慢の諜報部隊です。市場の調査はもちろん、スタトリン周辺の森の調査、スタトリンの周辺に潜む外敵の警戒、遭難者の救出など…非常に頼りになる存在です」

「!防衛部隊のみならず、諜報部隊まで……」

「まあ…さすがはリン様の神の宿り木商会…情報収集も万全なのですね」

「ドグサレ商会の調査は、彼らにお任せください。数日もあれば、商会の秘匿事項全てを明らかにしてくれるでしょう」


目が笑っていない笑顔を浮かべて言うエイレーンに、マクスデルもエリーゼももはや何も言うことはなかった。

否、言えなかった。

リンが作ってくれた神の宿り木商会に、こともあろうに営業妨害を仕掛けられたことに、エイレーンが怒り心頭なのは目に見えて明らかだったからだ。


こうして、神の宿り木商会を敵に回すこととなったドグサレ商会は、より一層窮地へと追い込まれていくことになるのであった。

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