第17話 荒れる事務所

星蘭は、その事実をなかなか信用出来なかった。


風斗君が?】


あゆむに、星蘭は言う。

『わっ……わたしっ事務所に行くわ!!』


あゆむは……

『あんたが行ったところで、

どうにもならないわよ!それよりも、なの?』



星蘭は感情がめちゃくちゃになっていた。

星蘭は涙がこぼれ落ちて、あゆむに説明する。


『違うの。ほんとよ?ホントに違うの!私は、私は、、、。』



『ふぅ。そうよねぇ?なあんたが、そんな事ねぇとは思うけど。

?』



『ところで、祐二さんには話してあるの?』


星蘭は首を横に振った。

あゆむは……思う。直感が働く。



(コイツ)


と……。


ワガママボディは、いつも軽く

あしらわれることを、あゆむも

良く理解していたからだ。



きっと星蘭が

巻き添えになったことを、、、

あゆむは……知っていた。



事務所へと向かおうとする星蘭を

あゆむは力尽くで止める。



『だからさぁ、もー辞めときなって!!!余計騒ぎがデカくなるよ!!分かってんの?!』



星蘭は泣きべそをかいて、あゆむに懇願する!



『私が……私がおわるから!!』



『だから。それは相手の思うつぼだっての!!』



『だって……わたしっ』



あゆむが、一瞬スキを見せた時に、星蘭はあゆむに体当たりする!



あゆむが怯むと星蘭は部屋から

飛び出て行った!



手には、万札がたくさん入った

財布と通帳や印鑑を手にしていた!!





あゆむも走って星蘭を追いかける!!



星蘭は、風斗に




必死に走っていた!

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