第13話 風斗………

幾ら、待てどもセイラは来なかった。酷くバカにされた様で、風斗は機嫌が悪かった。


【あの!!】


チッ……と舌打ちをして、本日の売り上げに納得いかない風斗は

さらに執拗に星蘭に連絡を

入れた。



一方、星蘭はと言えば。


当分は間は、プライベートも

仕事中も、新しく担当になった

マネージャーが


始終、星蘭を監視して居たのである。星蘭は息が詰まりそうだった。



私が、風斗君に逢いに行かない様にしてるのね?



星蘭は頭の中は、風斗の事でいっぱいだった。


星蘭のスマホは、マネージャーに取り上げられて、


着信履歴も、メールもそして

ラインすらも、チェックされていた。マネージャーがある日、



星蘭のスマホを机の上に置きっぱなして、用事に出掛けた時があった。星蘭は!!と思ったが。



菅本のあの時の言葉が……

忘れられなかった。



『あなたは、


それって、??一体どういう意味なの?風斗君に聞きたい!



風斗への想いを抱えたままで、

星蘭は雑誌の表紙を飾るプロモデルとして活躍を

始めたのだった。



だが。星蘭の顔は暗かった。


風斗との遠くなり、

星蘭は有名人。



風斗は、として……。

イタズラに時が過ぎ去っていった。




売れっ子モデルとして……星蘭は

テレビ番組でも活躍していた。



確かに、異性からも

』と声をかけられたり、また食事に誘われたりと、星蘭は余すことなく可愛さを爆発させていた。



人気がうなぎ登りの星蘭は、

あの時の事を甘酸っぱい感情になり想い出す。



【私の初恋だったわ。】



【風斗君……私はあなたに、どうしても

逢いたいわ。】



星蘭は有名人であるがゆえに、

さらに行動に注意するように。



に置かれていた。

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