第2話 彩られる日々

風斗の存在を知ってから、セイラはまず、ダイエットを始めた。


思い切ってお洒落な美容院の門をくぐり、髪型を変えた。


そこのカリスマ美容師さんに


と日常会話ということを体験するが。セイラの心の中には


既に、風斗の存在が独占していた。



『うん。ちょっと……かなぁ?』


カリスマ美容師は、セイラの一言に驚きを隠せなかったが


セイラの容姿全体を見て、

セイラが一番魅力的に見える

を施術したのだった。



『全体的にフェミニンな感じが

お似合いだと、思いましたから。

いかがですか?』


髪の色も、少しだけ垢抜けていたセイラは……カットと染め具合

にも満足していた。


鏡に映った自分が、少しだけ

可愛く見えた。


セイラは、ようやく笑顔になり

カリスマ美容師さん達に


御礼を伝えた。


レジで、お金を払うときに


『はい!カットと染め代、

そしてトリートメントですから……。』



セイラは……ドキドキしながら

お財布を用意した。


『お代は、24000円です!!』



その金額の高さにセイラは……

一瞬、躊躇してしまったが。


(風斗くんの為だもん。)


そう、自分に言い聞かせると

アッサリと支払いを済ませて


セイラは気分良くその店を

後にした。




セイラが、店を出たことを確認すると、担当したカリスマ美容師は

こう言ったのである。




『まさか、ねぇ?あんながデート出来るなんて。

世も末だなぁ~。笑』



アシスタントも、笑いをこらえきれなかった。



カリスマ美容師とアシスタントは


セイラの座った席を

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