人が消えた町田

第1話 人消えた町田

三年前起きた、町田連続風俗殺害事件をみんなは覚えているだろうか？

2週間で風俗嬢が七人殺された事件を、今も犯人は見つかっていない、この件もあり町田から風俗嬢が減り、お客さんも減って行った。犯人は新規の客ではなく何回も使ってる店を選んで殺害に及んだ、風俗店から仕入れた携帯の電話番号から身元を割ろうとしたが飛ばしの携帯で身元が特定できなかった、唯一の手ががりあって刑事たちは落胆した、被害者には共通点があり、七人ともシングルマザーという点もあり加害者に店を通さずに裏を引いてお金をもらっていた。

犯人が捕まる事のないまま三年が経とうとしていた、今年の三月同じ事件が2件起きた、また風俗嬢を狙った殺害事件だ、手口は三年前と同一でシングルマザーを狙った殺人事件で風呂場で首を切られて亡くなっていた、犯行の手口から警察は三年前の事件と同一と考え捜査に動き出した、風俗店は閉める店が増えていった、店が増えると町田でも援助交際が増えてくる、援助交際は風俗より簡単に始められてしまう。

みんなやっｔるから大丈夫と思い、町田であった殺人事件なんかなかったかのように援助交際が増えていったが、犯人は援助交際も許さなかった。5月3日の水曜日どこの店舗にも在籍してない女性が殺害された、もちろん防犯カメラも確認したが犯人のはなにも特徴ががない、聞き込みを行うが犯人に似た者をみた者はいなかった。

町田での援助交際も危険だということになり風俗関係者は町田から姿を消し、風俗店が全て閉まった、犯人の目的はこれだったかのように、殺人事件が発生することは無かったが、１店舗だけ営業しているお店があった、警察からも「一回お店閉めたらどうですか？」と指導が入っても店主は無視をして営業を続けたがここの女の子だけは殺されることは無かった、警察はそこの店との因果関係をあらったが何もでてくることはなかった。警察関係者のなかにはその店の責任者が犯人じゃないかって唱えたものもいたが、犯人として特定するものは何もなかった、店主を別件で引っ張って取り調べを行おうという刑事もいたが、何も出てこなかった場合、不当逮捕となりかねない、町田署はその店の周りの警備を強化した、お客さんから電話がはいると警察にも聞こえるとうにして、犯人逮捕に全霊をかけたが一向に犯人が出てくることは無かった、やはり風俗店の店主が怪しいという声が警察官の間では再び上がってが証拠がないので引っ張ることができなかった。

警察も必死になって探していたが、商売上がったりなヤクザも犯人を探していた、風俗店が閉まるということは、みかじめ料が取れなくなりヤクザの収入が減っていくのでヤクザも必死になって１店舗しかない店の店主を恫喝して、犯人にしようとしたが、それは警察が許すわけがなく、複数名のヤクザが逮捕されて行った。

ヤクザはヤクザなりの手法で犯人逮捕にうち出たが裏目に出て複数のヤクザが逮捕されたが48時間で出てきた所をみると、警察もヤクザを少し頼りにしていることがよくわかった。

犯人は未だ捕まらず風俗店が復活することはなかったが一人のヤクザが「犯人は行政なんじゃないかと」というヤクザがいた、他のヤクザはピンと来なかったが数年前の

連続新宿風俗殺害事件を思い出した。あの時は都庁に雇われた半グレが次々に風俗嬢

を殺し、新宿から風俗嬢が消えた事があった。

今回も半グレは絡んでるんじゃないかと思ってヤクザは半グレを呼び出し、尋問を行うことにしたが「僕達はなにも知りません」の一点張りだったのでゴルフバットで打撃をすると周りの半グレ連中が怯え始めた、一人を集中的に痛めつけて他の半グレ連中の恐怖心を煽っていく、それがリーダーだったらなおさらいい。

「本当に知らないんだな？」と言いながらゴルフバット叩いていく、疑問を問う度に一発リーダーに食らわしていく、子分たちはそれを目をそらし、頑なに口に出さないようにするが、その時点でこいつらがやっていた事が百の承知の上だった。

リーダーの意識が飛びそうになる頃一人のメンバーが「全部言うんで開放してください」と涙目で訴えかけるがリーダーは「やめろ」と言うのでリーダーに一発食らわせて、意識を飛ばした。「君はいい子だ、あーなりたくなければ全部話すんだ」

「わかりました」半グレは涙目になりながら話し始めた。

この話を持ってきたのは副市長で町田から風俗をなくそうキャンペーンをやるから手伝ってほしいと副市長に言われ、半グレ達は金に目がくらみ風俗嬢を殺害することを思いついた、何年か前の新宿殺害事件のときと一緒だった。

クリーンな町をを作ろうとする行政が頼るのはヤクザではなく半グレだと最近に相場は決まっている。何故１店舗だけ閉まらなかったというと、そこの店は副市長と繋がりがあり、裏で金を払ってたということだった。

「ヤクザたちは警察に証言してこい」と言って半グレたちを車に乗せて警察署の前で降ろし、警察に証言をさせた、10人が10人同じことを言えばいくら半グレでも警察は動くしかないだろう、半グレの中には頭の効くやつもいて副市長との会話を全部録音しているやつもいたという、決定的な証拠を突きつけられた副市長は「こんなこと言ってない」と往生際の悪いことを言っているらしいが、殺人幇助で起訴される見込みがたっている。

犯人の逮捕をきっかけに町田に風俗嬢や風俗店が戻り町田に活気が戻り始めた。