第五話 宝竜鏡月

 着いた。すると本格的なお屋敷だ。


 和風のお屋敷でゴタンダだ。


 最高の御もてなしをと僕をお迎えしたようだ。


 そこでお茶を持ってきた少女がいた。


「どうぞ……」


「ありがとう」


「俺の妹の鏡月(かづな)だ。もう一人いる」


 そこにもう一人宝竜先輩の妹は後2人いる。


「ジー……兄さまの御付き人?」


「僕はただの友達だよ」


「ジー……兄さまこの人誰ですか?」


「俺の後輩だよ。さあお話しして恵美(めぐみ)」


 宝竜恵美は8歳ぐらいの少女だ。


 先ほどのカヅナは12歳ぐらいに見える。


 そしてもう一人の少女が姿を見せた。


「お兄ちゃん!! その人だれーーーー!?」


「はいはい日葵(ひまり)大丈夫か?」


 5歳ぐらいの幼児が僕の前に現れる。


 ひまりちゃんと言うらしい。


「にいにいお兄様、このひとは良い人なのにいにいもらんぼうなことしないで」


「痛いところついてくるなぁ……」


 僕は亜貴跳(あきと)と名乗る。それだけ普通のことだと思う。


 ひまりちゃん可愛いな。普通に以上の。もっと可愛い。のが好みかもしれない。


 ひまりちゃんが眠ってしまった。


 カヅナちゃんとメグミちゃんが僕に覆いかぶさってきた。


「ねえねえアキトお兄ちゃんは私とメグミのどちらが好み?」


 なんか12歳の女の子が色目を使ってくる。凄く幼気な瞳で僕を誘惑してくる。


 浴衣がちらちらと小さい胸が見えそうに……見えたよでも気にしない子供だから僕もまた子供だけど。


 なんかすごく危ないことをしているような……そんな不自然な感想が出てくる。そんなこともあり今日は泊まることに。


 宝竜先輩の下の名前は竜司らしい。


「竜司お兄ちゃんくすぐったい」


「なんだよメグミいいじゃねえか」


「性的すぎる竜司にぃは」


「普通だよこちょこちょこちょ……」


 スキンシップが激しいけどなんか仲が良いこの兄妹たちは。


 僕は一晩寝ることに。そして明日は休みだ。


 みんなと京都の優楽園という金持ちの茶会に出るとか。


 僕もおめかしして一緒に出ることになった。そんな感じで車で一緒に出掛けた。


 朝ごはんは車の中でサンドイッチを食べた。


「竜司にぃ食べさして」


「メグミは甘えん坊だな」


「竜司お兄ちゃんはメグミには甘いよねでもアキト君は素敵な人ですね」


「カヅナちゃんも綺麗だよね」


 僕は率直な意見を言ったが、それだけでカヅナちゃんは凄く大変愛おしい目で僕を見てくる。


 カヅナちゃんはなんだが僕のチャーム魔法にでもかかったのかじっと見てくる。


「それで今度いつデートに誘ってくれるのかな? アキトさんは」


「デート?? いやいや竜司さんが怒るでしょそういうのは」


「俺はいいぞ」


 へっ?? 竜司さんのお墨付きが出てしまった。


「お前ら年齢も近いし付き合っちゃえよ」


「そうですよアキトさんは可愛いですしね」


「僕が可愛い……? なんかそれって男としてどうなの?」


【星愛ポイントを8獲得しました。鏡月(カヅラ)に愛されている】


 なんか普通に怖くなる。いやでも迷惑ではないモノローグが出たな……それでどうしよう。星愛ポイントが上昇するのは悪いことじゃないけど。


 それだけカヅラちゃんは僕のことを好きだよってことなんだけど。


 そうしてお茶会の現場についた。


 金持ちのお茶会に同席するのは骨が折れるということで僕は席を外さしてもらった。


 そしていつの間にかお茶会はオワリ、カヅラと密会。


「アキト様……お菓子です食べきれなかったので」


「ありがと。カヅラちゃん」


 もぐもぐ、普通に旨し。でもカヅラちゃんは優しいな。


 そしてお茶会も終り、家に帰ることになって、家で名残惜しそうにカヅラちゃんが僕の帰ることになると寂しそう。


 でも僕にもこの世から病気とか悪とか色々となくすことをしないといけないし。


 僕はお家に帰ることになった。



 次の日、学校でなんだが大騒動が起きていた。


 ペットで飼ってるウサギのチーちゃんが行方不明だとか。


 僕も探すことにしたが見つからない。


【星愛ポイント10を消費することで探知のスキルを得れますがどうしますか?】


 僕は取ることにした。そしてうさぎはあっさり見つかった。


 そんな日々で学校にテロリストとか来ない日々が続くが、そんなことより不良が学校に殴り込みに来た。


 竜司先輩に恨みを買っている様だ。


 僕は加勢することに、竜司先輩に仇名すものは倒すまで。


「なんだてめえは!!」


「アキトお前は関係ないだろ!」


「でも関係ある」


 そして一方的に蹂躙した。


 普通に僕は最強だった。でもけがはさせないようにした。治療魔法も使って直した。

 普通にいつも通りだ。カヅラちゃんに教えると。


「竜司お兄ちゃん喧嘩ばかりしたら駄目なんだよ」


「ごめんカヅラあいつらしつこくて」


 そんなこともあり、喧嘩させないためにナチュラルに意識を僕に向けさした。

 それで普通に化け猫仮面として病院に行く。夜な夜な。そして治療魔法を使用して重患者を治す。


 本当に治したい人がいるからこそ、人を治したい。


 たまにはダンジョンに潜る。


 ダンジョンではゴブリンと一戦。


「普通に怖くない」


「ウギャウギャガギャ?!」


「よっわ」


 手刀で倒した。もう人類やめてる。星愛ポイントを10使ってスキルを取得っと。

 スキル【破壊力】を獲得した。

 怪力を超える破壊力はどんなものでもぶっ壊す。


 これでジュースの瓶を割ってしまった。とまあそんなこともあり、普通に怪力にデバフしている。

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