第四話 拳銃と超能力者/本格的な星愛ポイントを貯めるようです
まただ。今度は拳銃を持った犯罪者が現れた。
人を撃ち殺そうとしている。
酷いから僕が化け猫仮面として成敗しておこうとした。
成敗した。そしてまたもや三時間後。
魔術師を見つけた。
人と争っている。
あれ相手の少女は……超能力者??
そんなのもいるんだ。
「悪の魔術師を私は許さないから!!」
「ほざいてろ!! 超能力者風情が俺みたいな魔術師に敵うわけないだろ!!」
「くんっ……そっちこそ私の両親を殺した組織の連中でしょ? 許さない!!」
「ふんっ無駄だこっちには仲間がいるぞ」
「嘘でしょまだ2人もいる!?」
超能力者の少女が魔術師の仲間を呼ばれてピンチそうだ。
僕は加勢することにした。
「なんだ……ピンチそうだな?」
「あなた化け猫仮面!?」
「なんだとあの化け猫仮面だと!?」
僕はビームで魔術師を攻撃した。
その後接近してパンチを繰り出す。
加速移動して背後を取り蹴る。
何度も殴る。蹴る。ビームを撃つ。
そしていつの間にか魔術師3人を倒していた。
そして超能力者の少女と逃げ出した。
河原で少女と話をする。
「大丈夫だった……?」
「化け猫仮面あなた優しいのね……」
「君は……超能力者なの?」
「そうよ……でも私は一人よ……まだ発展途上だし」
「そうなんだ」
「私立浄園磁幻想学園の中等部に所属しているの……超能力科に所属しているわ」
「超能力を研究している学校があるの?」
「そうよ、最近になってね」
彼女は神咲美咲(かみさきみさき)というらしい。
使える能力はまだ教えてくれないらしい。
だが彼女と出会って少しだけなんか孤独感が消えた。
ヒロインのミリアレムもいるけど……でもなんか友達と言える人がいなかった。
美咲と出会うことは多くあった。
魔術師と交戦していることが多かったので、加勢してあげた。
そうしてしばらく経った日、またもや会うことになった。
そうしてまたもや会って会って、ついに二人で未知の敵と遭遇した。
なんだあれ? 黒い人形……だよな?
鑑定するとダークドールと出た。
不穏な動きをするそれはモンスターなのか?
美咲は心想にある心想力を球状の状態で具現化した。
それを放つ。美咲の能力は心想力を形にすることが出来る能力。
心に想い描いた力なら何でも使えるらしいが今はこの心想球を放つか、肉体を心想力で強化することしかできないとか。
球を放てるだけでもかなりの力だと思えるのだが。
ダークドールは迫ってくる。凄い動きだが腕力が高そうだ。
そして美咲に迫る。心想球を放つ美咲。
ダークドールは吹き飛ばされる。
でも今度は闇の弾丸みたいなものを放ってきた。
僕はそれをビームで撃退する。
そして執拗にビームを撃ちまくって倒した。
◇
星愛ポイントを貯めるには条件があるにはある。
この星のことを愛さないといけないのだ。
星を愛するとはどういうことだろうか?
アキトは少しだけ不思議だった。ミリアレムに聞くことにした。
「なあミリアレム」
「なによ」
「どうして怒ってる?」
「しらないしらない」
「忘れてたから?」
「しらないしらない」
どうやら気分が悪いようだ。
【星愛ポイントが1ポイント減少しました】
!?
この娘はガチャで出した娘なのに……でも生きているから大事にしないと。
【星愛ポイントに確定的な上昇を確認しました。これより試練を与えます】
!??
【家族のために朝のフルーツを作ってください】
確かに今は朝の5時だけど。眠いよ~~でもやらないとむにゃむにゃ。
13歳なのに朝のフルーツ創るとか無理ですよ~~~☆
【無理ではないです。やればできるあなたなら】
そうだけどさ~~~疲れてて寝てないから。
【星愛ポイントを5ポイント上げましょう】
今これで305ポイントだけどさあ~~~
ならば休憩しよう。そうだな。今日は疲れたから寝よう。
そして僕は寝てしまった。
そして中学校は欠席となった。
そしてさらに次の日。
僕は中学校に行って、突然不良絡まれた。
「おっらアキト君よ~~~腹立つから殴らせろよ!」
「なにいってんの? 嫌だよ」
「あっ? 死にてえのか!! てめえ~~~??」
そして胸倉をつかまれて殴られそうになる。
僕は胸をグーで殴られた。
痛い。痛いよ父さん。母さん。。。
ばあちゃん、じいちゃん助けて……
僕はやり返さなかった。
幸いにも胸を何度も殴られただけですんだ。
相手は中学三年生の先輩で荒れている。
どうも高校に行くぐらいの学力が無いらしい。
だから僕に当たるのだ。
僕はそういう人も救いたいと考えてる。
どうしたらいいんでしょうか星の神様……
【星愛値の上昇を確認。これより褒美としてスキルを授ける】
へっ?
スキル 【ストレス耐性】を獲得した。
・・・・・・なんだろう凄く楽になった。
でもこのスキルを他の人も与えたらさっきの宝竜先輩に上げたら良いことになる。
宝竜先輩殴らないで。きっと心配しないで。頼むよ星の神様。
さっきの宝竜先輩の琴許してあげて。
殴ったのは悪いことだけど、きっとむしゃくしゃしてやっただけだから。
そんなこともあり、放課後。
「あれっ宝竜先輩がサッカーしてる」
一人でドリブルしてサッカーしてる。
「なんでだろう?」
僕話しかけた。すると宝竜先輩がギョッとした目でこちらを見ている。
「なんだよアキト……さっきのことか……」
「そんなことより受験勉強のストレスで大変なんでしょ?」
「そうだよ……俺馬鹿だしサッカーも中途半端で万年補欠だよ」
「なんで楽しそうにサッカーしてたのに」
「こんなのドリブルだよ」
「許すよ全て」
ぽあああああん。二人の星愛値が上昇した。
「あれっなんか……すまなかったなアキトさっきは殴って」
「うん」
「俺絶対足は使わないようにしてるんだ」
「なんで?」
「キック力のほうが強いから」
「なんでそれで人を蹴らないの?」
「だって傷つけたくないんだよ本当の意味で」
「そうなんだ凄いね」
「ああ、お前のことを殴ったわびにジュースでもおごるよ」
「いらないよそんなもの」
「いいからコーラでも買ってくるよ」
そう言い中学校の中にある自販機置き場に向かう宝竜先輩。
やっぱり良い人だった。良かった。本当に良かった。
だがそこでフザケンナってことが起きる。
宝竜先輩が倒れたのだ。階段の踊り場で。
頭を強く打った。
保健室に運ばれたので良かったが転がるように階段から落ちたらしい。
そして右足首をねんざしてしまった。
「いてえよいてえよ」
「じっとしてて宝竜君。」
保健室の先生が治療している。普通すぐ直らないが……湿布を張るとたちまちよくなった。
「もう歩けるの? 不思議ねねんざなんだけど」
「わかりません。俺もなんで歩けるのか」
「宝竜君ジュース買ってきたよカルピスで良い?」
「ありがと、ごくごく。ぷはーー! 結局俺がおごらしちまったなアキトこの後家で飯でも食わないか?」
「宝竜君の家? 良いよお父さんとお母さんに連絡するね」
そして宝竜君の家にお呼ばれされた。その家は立派な屋敷だった。
こじんまりとした庭付きの屋敷が田園風景の中に広がっている。
うちより広いけどなんで宝竜先輩は勉強ができないんだろ? それが不思議だ。
僕は宝竜家にお邪魔することになった。
そこで運命の出会いをするとは思わなかった。
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