第四作 魑魅魍魎
聞こえる 聴こえる
十人十色
飛び込む 駆け出す
翔ぶ私へ
甘く締め付ける歌
知恵を込めた流声
岬に広がる語らい
せせらぎの夜の声
色付き行く鍵盤
静音繰出す軽快
攻撃編むジャズ
暖色のギター音
歪み弾ける重音
淡く響く甘声
描き出す印象
築く大人の音
紡ぎ詠む詩歌
描き広がる背景
心地よい饒舌
歌声の伝道師
前向く馬鹿囃子
欠伸遊ぶ歓談
懐かし弾き語り
心地よい雑談
安らぎの妖艶
青空の四弦
晴天の六弦
還せる総意
此れより多数
溢れる声
零れる音
歓声と発声
音と音に
編み込まれ
包まれ覆われ
囲まれて
内なる音は
聞こえない
奏音の調べは
聴こえない
聴かない
効かない
聞かない
訊かない
内側で響く
花音が響く
かき消す様に
声を張る
黒い香音が
疼かないよう
胸の歌音を
抑えこむよう
私は書き吐く
声は出せない
創り書き出す
新しい己を
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