陰ー4ー

れい)…お菓子、食べよか?

駿)うん、そーしよ、お茶入れてくるわ。

れい)お、ありがとー。


ここからは2人だけの時間。

ドキドキする。

あ、そーだ。(ガサゴソ、ガサゴソ)

あったー!よし、着ちゃえ!


駿)もってきたでー。って!

何、俺のパーカー着てるん?

れい)せやって駿の匂い好きやねんもん^^

(テーブルにお菓子をおく)


駿)ほんとはもーちょい時間あけよーかと

思ってたけど、いいわ。

で、今日は何がしたいん?れいさん

れい)っ…はやいな。まぁいっか!

今日はね、、私で遊んで?

駿)はぁぁっ?!

れい)…だから、遊んで。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

れい)して欲しいことわかってるくせに。

今日はダメなの?

駿)じゃあ、一言言わせてもらうけど。

お前ってさ、そんなに俺のこと好きなの?

れい)っ…。好き、だよ。なんか悪い?

駿)へぇー、そっか。

好意持ってるのお前の方なら、

何しても文句はなし。それでいいな?

れい)うん、いっつもそうじゃん。

ってか駿って優しいよね。

こういうことする前はもっとこう、

女の子の意見聞かずズバッとやってそう

って思ってた。てか、こういう噂流れて

るから気をつけなね?

駿)説教かよ、そんなこと聞くために今日、

色々我慢したわけじゃないんだけど。


チュッ


駿)何、嬉しそうな顔してんだか。

生まれた時からMだろ、お前。

れい)っは。何言ってんの、

ドってつけるの忘れてない?

駿)確かにそーね。


チュッチュ


駿)そー言えばお前、忘れてないよね?

れい)…え、何?

駿)はじめ、誰にもさわらせんなっていった

はずなんだけど。

れち)え、誰も変なとこ触ってないけど?

駿)触ってるわ、馬鹿。

祐太と翔大に肩。

遥都には自分からさわりにいってるだろ。

れい)なっ、あれはいろいろと違うでしょ!

ってか、チョップって当たっただけやん!

もしかして、駿の方が私のこt…。


手首を掴まれて、壁に押し付けられる。


駿)あのね、年頃の女の子の身体って、

年頃の男の子からしたら、指先でも肩でも

頭でも、色々感じちゃうわけ。わかる?

れい)そんなこと言われたって…。

駿)そんなこと言います。

てか、もーそろうるさい。黙って。


口が塞がれる。

さっき手首を押し付けられた壁は、ベットと

沿う壁で。

押し付けられたまま。

私は恥知らずな格好になる。


これで何度目か。

去年までは数えてたのにな。

付き合えたてのカップルみたいに。


私はカラダだって魅せてるし、

アナだって何回もあけられてる。

全部を駿にあげてる。なのに、

駿は何もくれない。

いれるところか、脱いでくれさえしない。

私のカラダで遊んで、

もう満足しただろ?って言われたら

終了の合図。

健全なことだってそう。

手なんかつないだことないし、

デートをしたこともなければ、

告白された覚えもない。

まだ大人でも無いくせに、

大人の関係をもった私たちは、

きっとまだ子供で。


でも貴方を求めている時間が、

求められる距離にいることが、

何よりも幸せで。


私を守ってくれてるタイツとスカートを

貴方におろしてほしくて。

貴方にぬがせてほしくて。

貴方にこわしてほしくて。


痴女でもなんでも言ってればいい。

これが私の幸福である。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

駿)今日、親帰ってくる。どーする?

れい)私んち、来てよ。

一緒にみたい映画ある。

駿)りょーかい。

れい)お菓子、袋にいれて、もってこ。

駿)ん、取ってくるわ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

Crow Swallowtail てんきあめ @pooh_hate_honey

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ