第4話 高鳴る危険信号

心臓が、早鐘の様に脈を打つ。

脂汗が滴り落ちる。


絶対怪しい。おかしい。危険信号だ!!


をしてしまった!

サーシャ!!!



ライムはその時、涙を流していた。サーシャに2度と逢えないかも知れない。



こんなことになるなら、

欲を出さずにマジメに働けば

よかった。と後悔してもしきれなかった。



ライムは……しばらくの間

すっかり生きる気力さえも失って大柄な男と二人きりで


話を始めた。




って……一体何なんだ!!』



大柄な男は、ライムに向かって

話す。



『スイス銀行の破綻した原因は……このだ。』



『ーーーーー??!』





ここの施設内にある。』




ライムは自分の耳を疑った。

と、同時に……実験すると見せ掛けて、


にとり、口を割らせれば??!




()


いつしか。ひと筋の希望を持ったライムは……



ひとまず、言うことををして


着替えを大人しく始めた。




着替えが終わると、

『これで、いいか?』



『あぁ。似合うよ。』




『そこに一筆書いて。』


紙を注視すると、そこには

【※身体の保障はしない。】と書いてあった。



ライムの睨んだ通りだったので

案外にも、僕の知恵で切り抜けられるかも?と


考え始めた。



だが。それこそが

だったのだ。




実験を行う。



ライムの計画は、後々、

施設内感染の爆発を起こす引き金となることを



この時、誰も知る由も無かったのだ。





つづく

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