第16話 予想外の遭遇
◇ ◇ ◇
この日、バルドル達とシン達は第三層を攻略した所で時間となり攻略を終了した。学生である彼ら彼女らは7時以降はダンジョン禁止だからだ。家・寮に帰宅する必要があり、エルトリーアが課題を出されたように、人によっては勉強しないと行けない人もいるためだ。こうしないと、中には永遠とダンジョンに潜り、ダンジョン内は常に天気と気温が階層毎に一定のため徹夜してしまう生徒が後を絶たないらしい。
バルドルは順調に攻略している状況に満足そうな顔をしていた。
エルトリーアは「これで食費が払えるわ!」と王女らしからぬ喜びを覚えていた。
一人、ユニだけは疑問に思うことがあったようで、ダンジョンの産物を売買している店舗で列に並んでいる途中、バルドルに尋ねた。
「バルト君、魔物って普通は殺られたら残りますよね?」
「ん……? もしかして、ユニは知らなかった?」
結構メジャーな知識を知らないことに首を傾けた。
「はい。私が住んでいた所は本当に田舎で、本はおろかマトモな食べ物もありませんでしたから。その代わり、色々と特殊でしたが……」
「なのに、そのスタイルね」
ジトーッとユニを訝しそうに見つめる。
ユニは王族育ちのエルトリーアに張り合えるスタイルを持ち、平民によくある小さな傷が体のどこにもなく、ともすればエルトリーアよりも美しい肌を持っていた。
特殊な環境というのが気になる所だが、友達になって日は浅いしと無理に聞くことはしない。
「ダンジョン、というより神造迷宮ユナイトは試練のためにある。これは知っているよね? だから魔物は試練のための敵であって、資源ではないんだ。その代わりに倒した証として手に入るのがドロップアイテムだ。基本的には魔石だけど、他にも倒した魔物の素材が手に入ることもある」
神造迷宮の魔物は魔力から生まれているという説がある。魔物が死ぬと魔素と化し、それをダンジョンは再利用する形で魔物を生み出す。魔素は空気中に幾らでも存在するため、その魔力を利用することで神造迷宮は魔物を永遠と生み出す仕組みというわけだ。
「えっと、じゃあスラグミとかは何なんですか」
通常、ドロップアイテムは95%の確率で魔石、4%の確率で体の一部、1%以下の確率で希少部位が手に入るが、スラグミは確定でグミが手に入ったのだ。二層三層にもスラグミと同じ法則の魔物が徘徊していた。その点に疑問を抱いたようだ。
理由を知るバルドルはくすりと微笑み教えてあげる。先生になった気分だ。
「元々、転移装置がなかったのは知ってる?」
「はい。初めて知った時は便利すぎますって……あ、もしかしてそういうことですか?」
感の良いユニは気づきを得たように目を見開く。
「続けてみて」
「神造迷宮ユナイトが神に至るための試練というのなら、本来は一度入ったら攻略するまで帰れないダンジョンなんじゃないんですか?」
「うん、その通り。正解だ」
ユニは「やった」とはにかみ喜ぶ。
そして知るのが楽しくなり別のことを質問する。
「えっと、じゃあ次に魔石はどんなことに使われているんですか?」
「魔道具の製作だよ。こっちは僕も詳しいことは知らないんだけどね」
魔道具の発展はバルドルが生まれた頃からで、本として専門的な知識は出回らず、詳細を知らなかった。
彼は持っている魔法銃器の構造を領域で視ることで、発動する原理は理解しているが、専門的な用語は知らないのでエルトリーアに顔を向けた。
仕方ないわね、と呟くが自分の知識を披露するのが楽しいようでノリノリで答える。
「魔石はバルが言ったように魔道具に使われるわ。けどね、実は魔道具には魔石を使わない「魔力手動式」と魔石を使う「スイッチ式」が存在するわ。まず、魔力手動式の最もたる例がバルの使っている魔法銃よ」
「え? これ、魔石使ってなかったんだ」
「……むしろこっちが驚きよ。知らなかったの? 魔石には魔力が含まれているから分からないなんてことはないはずなんだけど、まあいいわ」
バルドルは自分の魔法銃器を改めて視る。そんな中でエルトリーアは説明を続ける。
「バルドルが使っている魔法銃は
「魔石を使わずにできるんですか?」
「ええ、魔法陣と同じ形さえ作れば発動可能よ。そのため専用のデバイスが必要で、同一の魔法しか発動できないけどね」
「では、バルト君が引き金を引きながら魔力を流していたのは何なんですか?」
「んーまあ、分かりやすくすると魔法を注文する時、適切な手順を踏んだ方が発動速度が本当に少しだけど早くなるわ」
「適切な手順?」
「魔道具の魔法は人を選ばない完全な人の手による新体系の魔法で、
興味深い内容にふむふむと頷くユニに気を良くすると、少しだけ脱線した話を戻す。
「そしてもう一つのスイッチ式は、魔石で魔法陣を形作り、一部にわざと欠落を作っている魔道具のことよ。こっちは日用品に、照明の魔道具とかに使われているわ。ここで重要なポイントは、魔法陣は完成すると魔法を発動し続ける点にあるわ」
「何となく分かりました。つまり、スイッチ式はスイッチをオフにしていると、その魔法陣を形作る魔石の一部を離れさせ、意図的に欠落を生じさせ、オンにすることで魔石を押し出し、魔法の発動をスイッチでコントロールする仕組みなんですねっ!」
「そうよ。それが魔力手動式とスイッチ式の違いね」
「スイッチ式が日用品に多いのはやはり、普通の人は魔力の量に限りがあるからでしょうか?」
「それもあるけど、照明とか服の洗濯、冷蔵庫の冷気とか、これらは発動させ続けないと意味のないものよ」
「なるほど」
「その代わり、スイッチ式は魔石の魔力が尽きたら交換する必要があるわ。魔力手動式の利点は、
「はえー、勉強になりました」
「良いってことよ」
ユニは情報量の多さに若干素の表情を見せ、エルトリーアはバルドルと似た気分を味わい満足した表情を浮かべていた。
そしてバルドル達の番に周り、本日の
打ち上げが終わり、喧騒満ちる空間から一転し静寂の世界になると、夢から醒めたように体の熱が冷気に冷やされていく。
「一人、か……」
宵闇に包まれた空の下、魔の庭園を歩いていた。途中の分かれ道でエルトリーアは大浴場を借りるため、ユニと一緒に女子寮の道を進んだ。
バルドルは他の生徒が通る道のため姿勢を正しながら、しかし誰も通らないことは領域で分かっているため、苦笑した。
「凄く、久し振りに感じる」
数日前までは日常だった。
誰もいない暗闇も。
静かな一人も。
なのに今は無性に寂しい気持ちになっていた。友達ができて、ライバルみたいな人がいて、目標にしている人がいて、充実した日々を送って。
当たり前だった時間が少しだけ寂しいものに変わっていた。
良い変化なのか、悪い変化なのか、当人には分からなかった。
それでも胸の寂しさは本物で、センチな気分に陥った彼は花を視ることにした。魔の庭園に咲き誇る花々はその殆どが魔力を宿し、輝いていた。
その内の一本、静かに咲く一輪の銀の花に見惚れてしまった。
(アルテミスの花だ)
花の形から分かったのではない。
月の女神の名を戴くこの花は、月光を魔力に分解し養分として蓄える性質を持っているのだ。その月明かりが魔力に変わり、アルテミスの花に流れ込む様はとても幻想的だった。
(アルテミスの花の花言葉は色々あるけど、一番有名なのは……貴方だけを見ています、だったはずだ)
アルテミスは月の女神の他に狩猟や貞潔の面を持ち、弓を使ったとされる神話の一文から、その花言葉になったと言われている
──昔の約束を思い出す。
妹のシスカとした大切な約束だ。
「でも、僕は……」
約束を破った。魔眼の拘束具を撫でるように触り、息を詰まらせるほどの罪悪感が胸を襲った。
もしも約束が成功していたら、この目はきっと――。
いつも想像している。皆はどんな顔をしているのだろうか、と。その叶わない願いに、ちょっとだけ寂しい気持ちを味わうと、魔眼の拘束具に触れた手を下ろす。
その時だった。
不意に足音が聞こえたのは。
「花を見ているなんて気持ち悪いですね、兄さん」
「っ……シスカ」
振り返ると、シスカがいた。
「どうしたの? 急に僕の前に姿を表して」
突然の出会いに上手く言葉が出てこなくて、疑問の言葉が飛び出してしまった。言ってから話題に失敗したと焦る。
「兄さんがおかしな言動をし始めたという報せを受け取り、見に来ただけです」
「あーなるほど?」
辛辣な発言だったが、バルドルはシスカと話せるだけで嬉しいので、顔に微笑を浮かべている。
「兄さんはどうして、敵を作るような発言をしたんですか?」
「僕を見てもらうため」
「……生徒会長になるためと仰るのですね」
「そうなる。多くの人に知ってもらうためには第一に注目を集める必要があるし、誰かに教わるだけでは越えることなんてできないと思ったから」
レオンハルトはバルドルを生徒会長に相応しい男にすると言ったが、バルドルはレオンハルトから教わるだけでは越えることは不可能と判断した。レオンハルトから教わるものを教わり、そして自分の道は自分の手で切り拓こうと決めた。
「馬鹿ですね。大馬鹿です! 本当に、私がどれだけ苦労したと思ってるんですか。ああもう、上手く行かない。本当に兄さんは幸せそうですね!」
「え? まあ、お陰様でね。ありがとう」
「ありがとう言うな!」
バルドルはシスカに感謝していた。
魔法学園アドミスに入学する機会を作ってくれたこと。どうやってかあの父親を納得させ鳥籠の外に出してくれたこと。
……シスカからすると出してあげた鳥が自由すぎるくらいに羽ばたき、綺麗な場所で過ごして欲しかったのに、勝手に格上に喧嘩を売り打倒するために訓練し始めた鳥に頭を抱えたい気持ちになっていた。
「本当に本当に、昔から思い通りに行かなくて私の心を掻き乱して……楽しいんですか!」
「楽しいよ」
「っ!?」
バルドルの天然を目の当たりにしたシスカは頭痛が痛い状態になった。昔はもっと聡明だったのにと、引きこもり生活の弊害に頬を引つらせる。
「はぁ、もう、良いです。どうせ私が兄さんのことが嫌いなのには変わりありませんし」
「格好良い姿を見せてくれたら──」
「黙ってください!」
焦ったり誤魔化したり、感情表現を沢山見せてくれるシスカに、バルドルは心地良いものを覚えていた。
少しだけ昔に戻れた感じがして、笑みを浮かべた。
「気持ち悪いです、不愉快です。今すぐその顔をやめてください」
「無理な相談だね」
「はぁ。では、私はもう行きます」
「もう行くの?」
「聞きたいことは聞けましたから」
そうしてシスカは振り返ることなく、バルドルの前から姿を消した。その際に微かに微笑むと、安心したような息を零した。
「それにしても、兄さんは今、幸せなんですね。……なら、良かった」
一方のバルドルは夢見心地の気分だった。
シスカには本当に嫌われていると思っていた。当人は嫌っていたが、顔を合わせ言葉を交わしてくれるだけで十分に幸せだった。
都合の良い現実に現実味がなくて、本当に夢を見ているような気分だった。だけど、胸を満たす幸福感は本物で、全身が興奮したように高ぶっていた。
そのまま寮に帰らずに、余韻に浸りたいバルドルはシスカのことを考えながら魔の庭園を歩き切り、ランニングコースを進んでいく。
夜風が吹いた。火照った体に気持ち良く、息を吐きながら全身の力を抜く。体の疲労が取れる感覚に微笑する。
(今日はいっぱい動いたからか)
夜風に頭を冷やされ、冷静になると早く休んだ方がいいと気づいた。
そして領域に意識を集中させ、特殊科寮の場所を確認する。するとその時、普通科寮前の道にいたバルドルは普通科の生徒も把握し、結果……
「人がいる」
夜の広場に誰かがいるのに気づいた。
緑の芝生が生えた遊具のない小さな公園のような場所で、主に近接武器を持っている生徒が素振りをするのに使われる。
「誰だ……て、え? シン君」
反射的に振り向き、夜間外出に注意しようと足を踏み出すが、人の形から人物を把握すると、流石に穏やかじゃないと近くの茂みに身を潜めた。
シンの他にルス、ダグマール、ベラーゼがいた。
(シアちゃんがいないのはどうしてだろう? 普通に女子寮だからいないのか? いや、男子だけで集まるなら普通、広場に来る必要はない。寮室で話せばいい。なら、誰かに聞かれるのを恐れて違反行為に及んだのか? はぁ、生徒会役員として見過ごすわけにはいかない。状況を把握して問題があるなら即刻注意、何もないならそれでいい)
茂みに隠れるバルドルは、厄介事が増えたと小さなため息をついた。
シンはこんな時間に来てくれたことに頭を下げ、ルス達に感謝を告げていた。
「シアちゃんにはバレなかったのかい?」
「はい。こんなに歩いたのは久し振りで今はぐっすりと眠っています」
「そうかい」
このやり取りからバルドルはシンとシアが同室である可能性を予測した。精度の高い領域は、普通科全ての寮室の住民の形を把握し、フィードバックした情報から取得選択して見覚えのある形だけを残す。と、男子寮の一室にシアがいた。言葉通りぐっすり眠っている。室内にはシンが装備していた大剣などがあり、シンシア兄妹が同室であることが確定した。
(特例? 男女、いや兄妹だから、という理屈はおかしい。まあ、シアちゃんが極度の人見知りならあり得る、か?)
一先ずそう結論付けると、脳内から現実世界へ意識を移す。
「ルス先輩、ダグマール先輩、ベ、ラーゼ……さん。今日はありがとうございました」
「おい待て何故我だけさん付け!?」
「まあまあいいじゃないか」
先輩呼びしてほしかったのだろう。ルスに宥められるが気落ちした様子だ。シンは別に何とも思ってないようだ。むしろ軟弱だななんて辛辣な感想をお持ちだった。
「シン君、攻略についての感謝なら既に受け取っている。だから気にする必要はないさ」
「ああ、筋肉達も初心に帰れて喜んでいる」
「我も別に気にしてはおらん」
優しい先輩達にシンは感謝と安堵と罪悪感を抱いた。
「本当に、ありがとうございます……!」
もう一度、頭を下げた。
それは彼なりの誠意だった。
上級生に力を借りるということは、その上級生のダンジョン攻略を遅らせることを意味する。特に神造迷宮は時間制限ありなので、攻略以外に時間を使うことを忌避する生徒が多い。
なのに、ルス達は力を貸してくれたのだ。
自分の事情を理解した上で。
感謝の気持ちしかなかった。
ルスは後輩の肩に手を置き、顔を上げさせ、真正面で目を合わせる。
「僕達が力を貸しているのは、何も同情だけじゃない。シン君、君の最強になるという想いに胸を打たれたからだ」
憧れを抱いたような笑みを浮かべた。
「僕達は君のような気持ちはもう……忘れてしまったからね。だから、眩しく感じられるんだ。本当に、目を焼いてしまうくらいにね」
何かを思い出すように目を瞑り、開いた時には諦めが顔に混じっていた。現実を知ってしまったような表情に、シンは息を呑んだ。
それは最強になれなかったもう一人の自分を見ているような気分で。
だが、シンの胸には飽くなき最強への渇望があった。心の中に生まれた弱気を、誰にも負けるつもりはないと眦を上げることで捻じ伏せる。
「俺は最強になります。ならなければならない。この命に変えても学年別
その宣言に先輩達は優しい顔つきになる。
「君ならできるさ」
「我が上腕二頭筋ダングルディンも行けると言っている」
「フッ、我らが力を貸してやるのだ。それは当然であろう? 故に……」
最後の声はシン達には聞こえなかった。
「はい!」
三人の信頼と期待に応えなければならないと自らを激励しやる気を漲らせるシンだった。しかし、彼の最強になるという誓いはやや狂気的だった。
そのことを気にかけたルスはシンの気を紛らわすために話題を変え、会話を楽しんでいると、ベラーゼが「誰か来たぞ」と風紀委員の生徒が通りかかるのを伝え、ヤバっ! という顔をした三人と共に去っていった。
バルドルも特殊科寮へ戻りながら、先程自分に向けられた言葉を思い出す。
(邪魔をしてくれるなよ、か。初めからバレてたっぽい。領域も僕にだけ分かるように威圧を出していたし、器用なことをする)
シンの精神状態は会話からでは読み取れなかったが、無闇に刺激を与えたくなかったのだろう。多分、シンとシアが同じ部屋にいることも関係しているはずだ。
(本当に……みんな、色んな事情があるよね)
目の拘束具に手を当てる。
ダンジョン前でシンが激怒したことを顧みると、我ながら本当に悪役だなと苦笑する。エルトリーアとの決闘の時も思ったが、どうやら自分は悪役になる運命のようだ。
(この眼があるから、か……)
〈魅了の魔眼〉を持っている時点で悪者扱いだ。どこか自嘲した笑みに変わり、シンの事情を断片的に知ってしまったバルドルは迷いが生まれた。
もしも、勝負に勝利した結果、シンとシアを不幸に陥れてしまったら、どうする? エルトリーアとは仲良くれた。けど、シン君とは──そう脳裏に過ぎった疑問に対する答えは見つからなくて、同じ妹を持つ兄として複雑な心境になるのだった。
──世の中には知らない方が良いこともある。
バルドルは静かに息を吸って、吐いた。
「君の気持ちは本物だ、シン君。だけど、いやだからこそ、僕も本気で迎え撃とう」
結局、情報不足のバルドルには元より全力でぶつかり合うしか道はない。しかし、今度は人を傷つける覚悟を持って宣言する。
「──最強は僕だ」
そして、帰り道を歩くバルドルは一つの物語を思い出した。
夢を目指す物語だ。
同い年の少年二人は最高位魔道士を目指すライバルだった。しかし、5人の席は残り一つしかなくて、お互いの気持ちを知っているため、最後には実力で決着をつけるべく決闘するのだ。その結果、一人は夢を叶え、一人は夢破れ深く傷つく
夢を叶えるというのは、自分のやりたいことを優先するというのは、時には人を傷つけることに繋がる。
そのことを初めて、バルドルは実感した。
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