第3話〜二人の怪人〜

2.00.A.M、爪を齧る音が聞こえる。いきなり爪を吐き出しその男は壁に向かって絶叫した。

「俺を見てるんじゃねぇぞ!あぁ!?ウゥン?この爪はタケノコのか!?ウ〜んぺろぺRO!味はイイィィィ!」

男の名はワキガ。この街の怪人学生でもある。奇怪だ。ワキガは異臭を放ちながら家を出た。ポッケの中には学校の女子、友達、自分の爪をしまってた。これを彼は「サファリ」と形容している。すると!いきなり!彼は電柱に走り出したぞ?おいおいマヂかよ。ワキガは電柱の犬の小便の跡を舐めた。ペロペロ舐めながら

「俺のテリトリーだぞぉぉぉ」

と怒り狂い。だがこの怪人も昨日は始業式だったのだ。その時は私が代行していた。私はワキガの中の男、ガスだ。

さて、怪人も飽きたか家に向かっているが、道中カタツムリを食べていたな!ふざけんな!歯に挟まるじゃぁねぇか。私は左腕の主導権を握りワキガをぶん殴った。強烈!

「いてぇぇぇ!この夜は俺のブツだ!?ガス処th!いざ決行!」

私の左腕を引っ掻きやがった。畜生。痛いものだ。私はすかさず繰り広げるラッシュ!

「グッ、お前が俺になる時にどうなるかなかなかNAkaなぁ?」

奴は人格を引っ込めて私と入れ替わった。「夜は久しぶりだな。さて後もうすぐで寝室だな。タケノコガールらの爪は返そうか、女子のものより汚くて栄養がないからね。にしても傷が痛むね。すぐ寝て回復させてもらおうか。」

又又ガスは己の怪人を鎮めて目を閉じる。だが怪人は一人ではない。一人で二人なのだ。

街の喧騒まで"サファリ"になるだろう。

又又ガス、就寝。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る