恵視点 微塵も後悔のない最愛の人との幸福な日々でした

最初は変な先生だと思った。

嫌な視線を送ってこない珍しい男性だと思った。

自分の容姿が優れている自信はある。

それ故に気持ちの悪い視線に晒され続けてきた。

けれど、その先生はイヤラシイ視線を送ってこない。

先生の中で私はただのなんでもない一生徒なのだろうか?



服装検査の日。

彼はハッキリと彼女らのことを短足と言った。

わざとらしくはなく、私を持ち上げる発言でもなく、ただ口をついてしまったという感じに…。

彼の中でもやはり私の容姿は優れているらしい。

その日の昼休みに彼に話しかけられる。

褒められた…。

なんか分からないけれど凄く嬉しかったのを覚えている。

思えば第一印象から好印象なのだ。

そんな自分を不思議に思った。



私の相談を受けてくれる。

話を聞いてくれる。

先生に褒められるから勉強も頑張れる。



何が起きたのか私をいじめていた生徒たちが一斉に退学となった。

しっかりと一人も残さずに全員を学校から消し去った。

こんな詳しく的確に行動できるのは話を聞いてくれた先生だけ…。

でもなんで私にそんなに優しくするの…?

ってこの胸の高鳴りは何…?

好き…ってこと…?



夏休みに入る前に彼にキスをした。

夏休み中に一度抱いてもらった。

きっとこれからもこの関係を続けてみせる。

母が先生を好きでも私に振り向かせて見せる。


此処から先は過度な描写だったため削除します。


私はこの小さな輪だけを生涯かけて守り続け愛し続けるの…。



そんな微塵も後悔のない最愛な人との幸福な日々でした。

       

         

            完

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俺を理不尽に裏切った元恋人に何倍もの屈辱を与えてやる本当の復讐劇!!! ALC @AliceCarp

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