第11話

十月十八日(火)


 川波さんは学校に来なかった


 私は鼓動が早まるのを感じた。


 いなくなってたらどうしよう。


 クラスの喧騒や汚い言葉なんてもう聞こえていなかった。



 ______________

 十月十九日(水)


 今日も川波さんは学校に来なかった


 嫌な想像が何度も頭を巡る


 私がしてるのは彼女の心配だろうか。


 それとも私のせいで死なれたくない思いなのか。


 わかるはずもなかった



 ______________

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