【詩】悪魔の住む世界に住む
他者からの支配に対する反骨精神。
それが肥大化した僕にとって
弱者をふみにじり搾取する者、
弱者のふりをして甘い蜜をすする者、
奴隷になることを喜ぶ者、
そういった人々の姿が、
悪魔に見えるようになってしまった。
悪魔は人々の往来にまぎれている。
そしてつけこむ隙を常に狙っている。
だが、僕は悪魔に屈することはなくとも、
悪魔を屈伏させることはできない。
悪魔がみえるのに悪魔払いのできない現状、
それが小さな暮らしを悩ませるのだ。
【詩と随想】愚かなる者の記 無頼庵主人 @owner-of-brian
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