第5話おうちデート(自称)

「え?なんで?」

「なんでって今日あたしのお父さんとお母さんもあなたの家に来るわよ」


日菜の両親、、なんかとにかく優しかったイメージだなぁ。お母さんは天然系のほわわ〜としたひと目見て優しい!って分かるようなオーラ放ってるし。

お父さんはとにかく明るいタイプだなぁ。話がうまいうか、よく会話が続くような人。お酒も大好きだった気がする。


「つまり久しぶりに再会をしよう!ってきな?」

「そうそう、まぁ、こっちに帰ってきて1週間もまだ経ってないから会うタイミングなかったしね。あ、あんたにしては物分かり良いじゃん」

褒められているのか褒められていないのか分からないのでスルーします


「そういえばさ、向こうで6年もどんな生活してた?学校とか、、」

言い忘れていたが、日菜はお父さんの会社の都合でアメリカに行っていたのだ


「へ?あ、いや、普通のが、学校だったわよ」

「そ、そうか、、友達とか出来なかったのか?帰ってきたからしばらく会えないかもだけど」

「と、友達くらい出来たわよ!、、、あ、こ、この駄菓子屋な、懐かしいなぁー」

なぜか話を逸らされた気がする。

この駄菓子屋は僕たちが小学校の頃からあった。昔ながらの駄菓子屋って感じでお菓子以外にも文房具とかも売っている。僕も昔ここで買ったものだ


「あぁ、ここな。駄菓子屋のおばちゃんってなんか長生きしてるイメージだよね。(偏見)良いことなんだけどさ、」

「そうね、、確かに駄菓子屋のおばちゃんって長生きしてそうね(偏見)」


と、昔話も交えて、比較的平和な会話をしていた。


「着いたな、家」

「変わってないわね」

「そりゃぁそうでしょ、日菜みたいに引っ越してないんだから」

「ほら、行くよ」


「ただいま〜」 「お邪魔しまーす」

「あらあらあらあら、日菜ちゃんじゃなぁい!久しぶり〜!!」

「ご無沙汰してます」

「まあまあまあまあ!可愛くなっちゃって〜!」

とお母さんと日菜が会話してたので僕は先に部屋に戻る


コンコン、「入っていい?」日菜だ。特に入られても問題は、、ないはず

「良いよ」「入るわね」


「あら、思ったより綺麗じゃない」

「失礼な!」本当に失礼だな


「んで、どうしたの?」

「特に、、用事はないけど、、なに、用事がなかったら来ちゃダメなの?」とジト目で見られた

「そう言ってないよ、気になっただけ」

「そう、ここに座って良い?」と指差したのはベットである

「別に良いけど」

「あんたも座りましょ」


「ねぇ、6年前の約束、覚えてる?」

なんのことだ?待って、本気でわからない。

必死に考えていると

「いいわよ、別に、大したことじゃないんだから」

「ご、ごめん」

「それよりなんか暇潰せるものないかしら?うちの両親まだ来ないから」

「ゲームなら」

「それ良いわね。やりましょ」

さて、なんのゲームをしたものか、、メリオカートとか?メリオカートとはよくわからないキャラクターたちがレースをするゲームだ。アイテムとかがあって結構楽しい

「メリオカートとかどうだ?」

「いいわよ、それで」



「日菜、、、、、、」

「悪かったわねぇ!あまりしたことがないからわかんないのよ!」

操作が下手なのはまだ良い、ただ、カートが曲がる時に体も曲がっているのが問題だ、、となりに座っているから、こっちに倒れてくる。日菜は悔しいけど美人だからそれなりに意識してしまう、、


「いや、じゃあほ、他のゲームでもする?」

「いや!これで良いわ!絶対に勝つわよ!」


と意気込んでかれこれ15レース

「勝ったわ!!」

「よ、良かったねぇー」

はい、CP最弱、僕もアイテムは使わなかったし、操作もちょっと遅くした。まぁ、このことは絶対に言わないのだが


「海〜!!日菜ちゃーん!!来たわよ〜!!」

来たって、、多分日菜の両親のことだろうけど、、

「日菜、行くか」

「言われなくても分かってるわよ」



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星、ハートありがとうございます。よろしくお願いします。PV数も100超えました。読んでいてくれる皆様のおかげです。ありがとうございます。

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