第2話変わったり変わらなかったりする幼馴染
「今日!!転校生が来ます!!」
おおっと嫌な予感が、、、
「す、すみませーん、、お腹が痛くて、、トイレに行っても良いですか?」
もちのろん仮病だ
返事を聞く前にそっこく教室を出る
「はは!海トイレ行ってらっしゃーい」というクラスメイトの言葉を尻目に、、
ま、まだ日菜と決まったわけじゃ、、「ぐへ!」
「あんた?逃げた?」
、、、、やべ
「そ、そんなこととととなななないよ?ひ、久しぶりだね、日菜」
「久しぶり、海」
久しぶりに会った日菜はとても可愛かった。いかにも清楚な腰まである黒髪
しっかり出てるところは出てるスタイル○「なんか変なこと考えた?」
「か、考えてないよーー、、はは」
「ちょっと説教しないといけないわね」
「せ、説教?どこで、、」
「ここで良いじゃない」
「こ、ここすか、、」
と説教?もどきのことを繰り広げられていたら
「では、日菜さー、、、」
先生!!助けて!!と目をうりうりと見つめて助けを求めようとするが
「も、もう少しかかりそうですね。」
と逃げられた。あの先生、後でしめるか、、と決意を漲らせていたら
「あ、先生、良いですよ、いきましょうか」
なぬ?日菜!!ついに分かってくれたか!!
「あ、あの?なんで僕は引き摺られているんでしょうか?」
「なんか文句ある「いえ!ないです!」なら良いじゃない」
「はぁい!転校生さんよ〜、とっても美人さんだからびっくりしないでね〜」
「日菜さーん!ではこちらに」
日菜がドアを開ける
日菜が教卓の前に歩いて、それに引き摺られる僕
なにやらクラスのみんながぼそぼそと言っている。そりゃそうか、僕が引き摺られているもんな
「はい、私は高橋日菜です。趣味はバイオリン、みんなと仲良くしたいです。よろしくお願いします」
な、なんかキャラが変わったぞ?
「はーいなにか日菜さんに質問はありますか?」
「はいはいはーい!!なんで海が引き摺られているんですかー?」
「えっと、、、海が歩けないくらいお腹が痛いと言っていて、、仕方なしに、、」
うそだ、、、誤魔化しやがったぞ!こいつ!!
「海とは何か関係があるんですかー?」
「はい、海とは昔からの幼馴染です。」
オイオイ イイナ アンナビジンナオサナナジミガイテ
とガヤガヤ聞こえる。良いもんじゃないぞ
「ちょ、ちょっと解放してくれません?」
と言うと無言で離した
ふぅ、やっと席に戻れた、、、こんなにも席が愛しかったことはないよ
いつもありがとね、席くん
「はい、日菜さんの席は、、そうね!海くんの隣が空いてるじゃない!そこにしましょう」
嘘だろ、、、嘘だと言ってくれ!
それを聞くと同時に日菜がこっちに歩いてくる
すれ違い様に
「よろしくね、お隣さん」
となんでか知らないが顔を赤くしながらぼそっと僕に言った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます