関東風台湾まぜパスタ
人間というのはどうしようもないくらいに動物なんですよね。その証拠に挫折し打ちひしがれていようが腹は減ります。いまの私がまさにそうです。いけるやろ、いやあかんやろ、もうどうしよもあらへん、まぁええわメシやメシの精神。
台湾まぜパスタを食べよう――。
前に一回、名前だけだした気がしますね。台湾ミンチ。いやそのときは名古屋名物の台湾まぜそばでしたか。台湾では名古屋ラーメンだの日式ラーメンとか呼ばれているそうですが、実態はどうなんでしょう。まぁそれはそれとして、実は台湾まぜそばを食べたいわけではないんです。――は? じゃあなぜ?
台湾ミンチがめちゃくちゃお便利だからですわ!
ええ、そうですわ。台湾まぜそばだのラーメンだのは、わたくしにとってわりとどうでもよくってよ。重要なのは具材のミンチ! 台湾ミンチですわ! ちなみにこちらも台湾料理ではない……と思います。知りませんけれど。
さてこの台湾ミンチ、初手からネタバラシをしますとお味噌抜きのお肉味噌にございますわ。もうこの時点でお察しのおよろしいお
では参ります!
用意するのは基本おニンニクにお長ネギやニラ、豚ひき肉ですわ。わたくしの場合はそこにお生姜を投入しますけれど、山椒の実なんかも合いますわね。味付けは醤油とお酒とお砂糖と唐辛子!
まずは何はなくともごま油ですわ! ちょっと多いかな? 多くね? いや多いだろ! くらいがベストでしてよ。中韓台湾とイタリアあたりは油どんだけいれても許される文化圏ですし。
油が温まるまでに微塵の長ねぎ、生姜、にんにくをアホほど投入ですわ。どれもなんぼ入れてもええですけれど入れ過ぎるとミンチというよりにんにく肉になるのでお気をつけあそばせ。ふふ。
油に香りがうつったところで豚ひき肉六百グラムを投入! フライパンの肉々しいもっさり具合が最高ですわー! この赤みは人の業、原罪、その他もろもろを現しているにちがいありません。あ。お唐辛子を忘れてましたのでポイッチョ。
さぁパスタを茹でますわ! 七分ゆでは六分茹で! 七分茹では六分茹ですわ!
あとお塩はお相撲さん意識! マストでしてよ!
んぶぇっへ! げっほ! 換気扇オン! お台湾ミンチから気化した辛味成分で目と喉と敏感肌さまはお皮膚のお
……なんてこと! 時間が余ってしまいましたわ!?
パスタの基本といえば茹でつつ濃い目ソースつくって茹で汁伸ばし
――わたくし、あらゆる台湾フードのなかでも肉ふりかけが一番好きですの。
なんと言ったらいいのか、茶色い綿埃のようながさふわした乾燥肉のでんぶで、台湾では
これメーカーというか味の種類が豊富すぎて不味いの多すぎねん!!
わたくしブチ切れ
お召し上がりになられたことがない方は、おKALDIさまあたりに行けば手に入ると思われますわ。お便利な世の中になりましたわね。もっとも、それが美味しい肉鬆とは限りませんけれど。――なんて言うてる間にパスタも茹で上がりましたわ。
湯切り! 茹で汁のばし! パスタをお皿にくるっと巻いたら
できましたわー! 台湾まぜる前パスタでしてよー!
ちなみにこちら麺にまったくといっていいほど絡みませんので、フォークのみならずスプーンも補助で持ち込むことをオススメしておきますわね! さらにさらに、作り置いた台湾ミンチもどきはあらゆるものを台湾なんちゃらに変えますの!
お味噌をいれて肉味噌もどきに
※ワンポイント肉鬆
わたくしの好みは独特の台湾
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