第12話・意地汚いドロボウ親父の、時代錯誤の威圧
クソ親父〔ワタル〕は、冷蔵庫からちょくちょく食べ物を盗む。
それも、ちょこっとだけネズミが食べたように次々と封を開けて食べるのでタチが悪い。
母親がそのコトを指摘すると。
「食べてないわ!」と逆ギレする。
母親の話しで、私が買ってきた米を知人にあげている(これは真偽のほどはわからない)ようなコトを言っていたので、同じ家の屋根の下を歩いているドロボウ生物を少し牽制するために。
米袋に『○○〔クソ親父の本名〕は、意地汚いドロボウ』と書いてやったら。それを見たクソ親父は階段に置き手紙をしてきた。
以下その文面〔2022年4月25日〕
『意地汚いドロボウとはなんのことだ、おまえは人生の脱落者だ、この家にはいらない、今すぐ家から出ていけ』
想定内の思惑通りの反応。
早速、コピーして母親にも見せる。もはや、親子の関係は憎悪と殺意でしか繋がっていない者に、こんな手紙は無意味……逆に核弾頭の武器をもらったようなモノだ。
大量にコピーして近所の郵便受けに入れるコトも、小中学校にファックスで送りつけるコトをやろうと思えばできる。
以前から回想録や自伝を自主出版でもしてクソ親父の恨みを書き連ねた書籍を、全国の書店に並べる計画の本の表紙にも置き手紙の文は使える。
もっとも、こうしてネットでクソ親父を晒すコトができたのだから、手間が省けて自主出版する必要も無くなった。
【人生の脱落者】と言われてまで後々、クソ親父の介護をする気は起きない。
クソ親父、ざまぁぁ……今は完全に無視して、クソ親父とは口もきかない存在も無視している。
人間一番辛いのは存在を透明人間のように扱われ、無視されるコトだから。
私の青の報復と、クソ親父の脳ミソへの攻撃は今も続いている。
〔完〕
オマケ・無視をし続けていたクソ親父のパッ缶(プルトップを引っ張り上げてフタを開ける缶)のフタの開け方が、最近異常な開け方に変わってきた。上ではなく横に引いてクソ親父は缶を開ける。
報復効果で、少し認知症出てきたか──これは想定の範囲内。
認知症予防の逆の接し方を家族がすれば、認知症は簡単に発症する。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます