第9話 「推しメン」原案小説コンテストを振り返ってみる・5

 ここからはプロットの話なんですが、どうやって今回の話を思いついたのかもいまだに謎です。

 これも気づいたら「祓い屋ものにしよう」と思ってたもので……。


 でも、「祓い屋もの」ってコンテストが始まってから見るとすごい多かったんですよね。

 完全に被るものはないはず(あってはならない)ですが、正直「これは自分失敗したかもしれんな……。もっと捻るべきだった……」と思いました。


 あ、話がちょっと逸れてました!

 プロットに戻します!

 

 結局、今回のプロットは設定とは反対に、過去一番短いものになったと思います。

 手を抜いたわけではないんですよ!

 ただ、「推しメン」の前に準備してた話のプロットが異常に長く(約35000文字)て、「これプロットをもっとざっくりにしてたら、本文とっくに書けてたよな……」と思ったんです。


 プロットは結構細かく書いてしまうんですよね。

「このキャラはここでこんな台詞言うよね! こういう時はこう動くんだろうな!」とかそんな感じです。

 それを忘れないように全部書き出すので、すでに本文に近いです。


 そんな後悔(?)のようなものもあり、今回は時間もなかったし、文字数も少ない話ということでざっくり書いてみました。


 実際のプロットの文字数は約2500文字+α(後からエピソード追加した分)です。

 そう、実は本文を書いてる途中でエピソードを追加してるんですよ。


 元々は2万文字くらいで収まるものを……と思ってたんですが、本文を書いてるうちに「これだとストーリーが単調すぎじゃないか? 字数制限ギリギリまで使って書いた方がいいんじゃないか?」と気づいて、使えるもの(文字数)はすべて使えとばかりに、急遽エピソードを追加しました。


 ストーリーが単調じゃなくなったかどうかは自分ではよくわかりませんが、追加エピソードのある方が少しは良くなったんじゃないかとは思ってます。


 おかげで文字数も完結もギリギリになりましたけどね!(笑)


 それでも2作目(戦隊ヒーローもの)は、すでに公開してるものを大幅に文字数削って応募することはできましたが、かなりしんどかったです。


 あ、あとおまけですが、今回本文の執筆では、


・「会話文を少し多めにする」

・「会話のテンポ」

・「武器(刀)が出てくる場面の描写」

・「いつものことだけど読みやすさ」


 この辺りに気を配ってました。

 他にも細かいところはありましたが、大まかだとこんな感じです。


「会話文多め」については前の作品(戦隊ヒーローの本家の方)で「もう少し会話文が多い方がラノベっぽい」とのアドバイスを頂いていたからです。

 自分でも会話文が少なめかな、とは思ってたので「やっぱりな!」って感じでした。(笑)


「会話のテンポ」は「読みやすさ」とも少し被ってきますが、日常シーンのテンポを特に重視してました。

 あとは戦闘シーンとのギャップを少しでも出せたら、というのはありましたね。


「武器が出てくる場面の描写」は、戦闘シーンが絡んでくるのでやっぱりかっこよく書きたいじゃないですか!

 今回、1作目(祓い屋もの)で出てきた武器は刀だったので、その美しさみたいなものも書きたかったんですよね。

 上手く書けたかは謎ですが、その辺りの描写については結構お褒めのお言葉を頂けたので、それなりには書けていたのかな、と思ってます。


「読みやすさ」、これはもう毎回のテーマです。自分の中ではきっと永遠のテーマでもあると思います。

 なので「読みやすかった」とのお言葉はすごく嬉しいです!


 そういえば、最初の頃はラストはちょっと違う終わり方を考えてました。

「まだこれからも続くよ」的な、先を匂わせる(黒幕っぽい名前だけ出しておく)終わり方だったんですが、それだと視点が変わらざるを得なくなっておかしくなるのと、中途半端な終わり方になってしまうのはコンテスト応募作品としてどうなのかと思って没にしました。



 次回以降は2作目の文字数を大幅に削った話と、どうしてそこまでして応募しようとしたのかを書こうと思います。


 何だか思った以上に長い一人反省会になってますが、もう少しお付き合い頂けますと幸いです。


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