時の流れについて

⚠︎愚痴100%です。





 最近、かなり前から使っていたTwitterアカウントをひとつ消そうと思い立ち、寸前で思いとどまっています。理由は時の流れに耐えられなくなっているからです。……それだけでは無いですが。(恐らくこの文章が誰かに読まれる時には気を持ち直して復帰しています)

 今はスマホからログアウトしている状態で、タブレットからたまに覗いています。私は誰かいなくなったらすぐ気がついていたのに、私がすっといなくなってもどうやら誰も気がついていないようで乾いた笑いが出ました。

 そう、もう一つの理由はただのかまちょです。他者の承認を一方的に欲しがっている、醜くしかし多く見た下らない駆け引きです。

 知り合いが何度かそれをやっていました。友人はちゃんといるのに勝手に孤独感を感じて「死にたい」と言うだけ、何もしない。そんな光景を見て私はいつも、馬鹿だな、と見下していました。


 まさか私の番が来るとは。


 ……ひとつ訂正しますが、別に死にたくは無いです。そこまで追い詰められてはいませんから。それに先程申し上げた通り、一番の理由は時の流れに耐えられなくなっているからです。


 私には小学生の頃、共に創作世界を作り小説を描いて劇を作った友人がいました。その友人とはいつしか趣味が合わなくなり、創作に飽きて話さなくなってしまったのです。

 友達が旧友になるというのはよくある話だと思います。

 昔はそれでも、新しい友達とマンガやアニメの話で盛り上がり、恋バナをしてちょっと成長した気になったりできました。旧友とは疎遠になっても構わなかったのです、何故なら今が楽しいから。


 しかしあれから十と数年がたった今、急に昔のことに目を向けるようになりました。「またKと話したい」「Mはまだ絵を描いているだろうか」そんなことばかりです。

 きっと大人になった今でもまだ幻想世界に囚われているのは私だけでしょう。創作以外に話のネタを持っていない私には、現実世界に生きる人にまた創作をやらないかと声をかける勇気はありません。かけても白い目で愛想笑いされるのがオチです。


 これが辛いのです。


 昔は同じことで笑い合えた人が、今は私の知らない世界を生きている。時が流れ、友人が友人でなくなってしまう。小学生の妄想を大人になってもまだ続けている人なんて、やはり私だけでしょう。(Twitterにはごまんといますから、とても居心地が良いです)リアルで私は過去に取り残されているのです。


 同じように、かつて一次創作をやってお互いの世界を好きになった友人がいました……というか今でもいます。しかし彼らも段々と変わっていってしまったのです。それが今ログアウトしているTwitterの数少ないフォロワーです。

 変化は当然です。現実世界に生きている以上数年経てば就職も転職もありますし、新しい友達もできます。全てのイラストや小説を読む時間も無くなっていき、だんだん疎遠になっていきます。現に私もその一人です。現実世界が忙しいのと執筆が忙しいのがあり、もはや彼らの創作を追うことが難しくなってしまいました。

 昔は皆暇人でした。学生だったり、フリーターだったり、とにかく時間が無限にあったのです。また、全員ではありませんがリアルに創作を語れる友人はおらず、必然的にTwitterの住人になっていました。

 それが今は、友人を見つけたり、働き始めたりとTwitterにいる理由が無くなってきているのです。


 理想郷はどこに行ってしまったんでしょう


 きっともう元には戻れません。もうあれは過去の話であり、繰り返すことは出来ないのです。それに皆創作者。皮肉にも早死しそうな人が多いのです。きっと私は直ぐに置いて逝かれます。

 


 最後に愚痴をもうひとつ。

 私の創作は如何せん好かれにくいものです。メインに十数年やっていた「灰の街」を据えていますが、一昨年あたりからはじめた「DopqəlMeltシリーズ」(異世界F)の方が圧倒的に人気なのです。

 そりゃあそうでしょう、DopqəlMeltの方が個性的なキャラもいますし、恋愛も(軽い)ギャグもあります。

 私の世界が好かれるのは嬉しいことですが、四倍近くの時間と十倍以上の熱意をかけた方が蔑ろにされているのが納得いかないのです。

 ええ、もちろん、人に好かれる努力をしていないので当然です。好かれたかったらそれ相応の努力をしなければなりません。それを怠り自分だけが満足いくようにやっているのですから当然も当然、誰が見ても当たり前のことです。

 分かってはいます。しかし、それでも、我儘を言いたいのです。「私の世界を見て」と。

 私は創作世界の住人。私の本体は創作にあるようなものです。

 例え「コルヴスさんが好き」と言われたところで何も嬉しくないのです。それはただの動く人肉でしかありませんから。



2022/11/14

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