告白の行方
「好きです!僕と付き合ってください」
「ああ、黒川琢磨君。ボクをここに呼び出したのはそんな事の為だったのか。当然、ボクの答えは決まっているよ」
いつ見ても琢磨は格好良い。
「残念だけど――」
いつまでも私を見つめていて。
「――逃がさないよ。返事はイエスだ」
戸惑った顔も可愛いよ。
「ボクの初めてを奪っておいて逃げれると思ったら大間違いだよ。責任はきちんと取ってもらおうか?」
伸ばしていた右手で琢磨の後頭部を抱きかかえるとそのまま唇に口づけした。
「やめてー!!!」
「響様!!!」
「嘘よ!!!!」
「ぎゃぁー!!!」
校舎のあちらこちらから、頭上から女生徒の叫び声が聞こえて来た。
それでもキスはやめない。琢磨も離れない。
見せつけるように二人の接吻は続くのだった。
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