第24話 月の兎が来たので織姫とかぐや姫を奴隷にした


魔王が人間と闘ってる中俺は客人を迎えていた。


「初めましてセレーネです」


俺はその女に挨拶されていた。


「はい。セレーネですか」


珍しくマトモな言葉が自分の口から出てきた。


「月からやってきました」

「はい。そうなんですか」


いきなり月からやってきたと言われましても。だからなんなのでしょう?

俺に何と言って欲しいのでしょう?

電波系なのでしょうか?


「あなた方が月にぶっかけた物についてお話がありまして」

「はい」


あれをぶっかけたのは別に俺じゃないしそんなこと言われても困る。


「あの何故俺だと?」

「イキマン検査により、あのかけられた液体とあなたの体液、つまりですね精液が非常に近い正分をしている事が分かりまして、貴方ならなにかご存知なのかと伺ったのです」


イキマン検査ってなんですか?

訳のわかんねぇ単語出さないでください。


俺頭悪いから難しい単語を使わないでくれ。


「で?それで俺にどうして欲しいわけ?」

「単刀直入に言いますと我々は怒っているのです」

「そうなんですか、で俺にどうして欲しいわけ?」

「あの月にかけられたものを取って欲しいのです」

「えー、やだよめんどくさい」


かけたの俺じゃねぇのになんで俺が取らなきゃなんねぇんだよ。


「ベタベタして月を歩きにくいのです」


彼女がそう言うと傍に控えていたうさ耳のヤツらが俺に近付いてきた。


「私たちの体にもあれがついちゃって取れないの」

「しかも臭いし」


そう言ってくる。

知らねぇよ。

俺に言うな。

月でモチでも作ってろよ電波共が。


俺がチンロケットで打ち上げてやんぞ月まで。

それで月でモチ作ってろ。


ついでに旗でも立てとけ。


「うん。分かった。君らの頭のネジが外れまくってるのはよーく分かったよ」


そう言って俺はダンジョンに帰ろうとしたが襟首をセレーネに掴まれてそれは叶わなくなってしまった。


「どうでもいいけど月から来たって証明してくんねぇか?」


俺がそう聞いてみたらセレーネは光の階段を作った。

月まで続く。


おー、ほんとにこいつ月から来たらしい。


「さぁ、参りましょうか月まで」


にっこり俺に微笑みかけてくるセレーネ。

えー、ヤダめんどくさい。


「代打用意するから待ってて」

「自分でやりましょうよ」


そう言われたが面倒だ。


仕方ねぇ、やるか。

ズボンを脱ぐとマグナムを構えた。


「悪いな月の兎さん。俺のマグナム弾を受け止めろよ」


ドピュ!

ピュン!


発射された何発かの弾丸はうさ耳のヤツらにヒットした。

残ったのはセレーネと名乗った奴だけ。


「くっ、ま、まさか。ここから月までそうやって飛ばしたとでも?!」


そう聞いてくるセレーネ。

はっはっは。月の奴らは大したことないみたいだな。


しょせん、女は女ということよ。

マグナムを構えながら俺はセレーネに近付く。


「くっ……」

「俺の弾丸はオートエイムだぜ?」


パパパン!!!!

放つ弾丸。


「そ、そんな……」


パタリと倒れるセレーネの服を脱がしてやる。


子を入手して食べてからヒールしてやる。

魔族連中は俺の中毒効果はあまり聞かないが月の連中はどうだろうか?

やらないよりマシだと思ったのだが。


「月の女は結構締まりがいいなぁ」


そんなことを呟きながら俺は残りのうさ耳共にも突っ込んでからヒールをしてやる。

そう言えばあれだったよな。


月って重力1/6とか聞いた事ある気がするんだけどそれも締まりと関係あんのかなぁ。

こっちにきてより締まりが良くなったんだろうなぁとか考えてみる。

逆に宇宙でやると6倍緩くなるんだろうか?


それは嫌だな。


暫く待っているとセレーネが俺に声をかけてきた。


「あ、あの、月に来てはくれませんか?」

「だから行かないって」


めんどくせぇからよぉ。


「悪いんだけどそのうち乾くでしょ?我慢してよ」

「く、臭くなってしまうんですの」

「俺はどうでもいいしなぁ」


別に月が臭くなろうがどうなろうがどうだってよくね。

ここまで臭ってこないし。


「それでは困ります。我々が住むのですから」


俺はセレーネの胸を触った。


「な、何を?!」

「月なんか戻んなくていいぜ。俺がここであんたのこと幸せにしてやるからよ」


この聖剣エクソカリバーでな。

そう言ってまた元気になってきたのでやる。


肩で息をするセレーネに俺は奴隷契約を行った。

どうやら月の奴らにも奴隷契約は問題なく行えるらしい。


今日新しい知識がついたな。


「月のことなんてどうでもよくさせてやるさ。直ぐに俺のマグナムの手入れの仕方も覚えるぜあんたも」


俺がそう言ってみるとセレーネは目がトロンとしてきていた。

チョロいなこいつら。

俺のには中毒性があるからだろうな。


謎の機能だけど素晴らしいよこの機能は。


「も、もう少し舐めさせてください。この聖剣を」


そう言って味わい始めるセレーネ。

チョロいぜ月の奴らは。


うさ耳の奴らにも舐めさせる。


「おぉ……月の力ってのは偉大だな」


こいつら中々いいじゃねぇかよ。

月のやつらも捨てたもんじゃないな。


「そういえば月で思い出したけどさ織姫と彦星ってホントにいるの?」

「はぁ……いますよ……はぁ……」

「へー。そうなんだ」


白い天の川渡らせてやるか。

俺は天に向かって弾丸を発射した。何度も何度も。


一定の地点まで上がるとそれを空中で魔法を使い固定する。


夜空に突如出来た天の川。

いやーいい事をすると気持ちいいよな。


そんなことを思っていたら


「きゃー!!!!!!」


白い液体に濡れた女の子が降ってきた。

それを受け止めた。


「彦星!?彦星?!どこ?!」


どうやらこれが織姫らしい。

中々俺好みの女だな。


にやっ。


「彦星ならここにいるじゃないか」

「どこに?」

「この俺こそが彦星さ」


そう言って俺は織姫を押し倒した。


「これが新しい彦星だ!お前に刻み込んでやるぜ!!!!」

「ぅぐぅ♡ぁちゅいのぉ♡」


俺はいずれゼウスすらも奴隷にする。

織姫を寝取るくらい造作もないよ。


ふははははは。


そうしながら俺はセレーネに目を向ける。


「かぐや姫はいるのか?」

「はい。いますよ」

「連れてこい。命令だ」

「は、はい!」


セレーネが月に帰って行った。

やがて戻ってきた。


かぐや姫を連れて


「ちょ、離してよ!月の兵士が黙ってないわよ!」

「かぐや様!!!!セレーネ様一体何を?!」


その時かぐや姫に仕えていた兵士達がやってきた。


「お前達に用はないんだよ」


そう言って俺は月の兵士達を魔法を放つ。


「ごはっ……何故……」

「我々月の民が下界の人間に負けるだと……?」


そう言いながら地上に落ちてくる兵士達。


「くくく、ははは。」


笑っていると


「織姫!!!助けに来たぞ!!!」


本物の彦星が俺に突撃してきた。


「こいつはもう俺のものさ、消えろよ。アイスランス!」

「がはっ!」


向かってきた彦星にランスを投げつけて迎え撃つ。

ノリにノッている俺を止めることなど誰もできない。


「お見事でした。ファラン様。それでこそ我々月の民を導くのにふさわしいお方」


命令なのです、そう続けてセレーネはかぐや姫を俺に渡してきた。

織姫を四つん這いにさせてその上に座って俺はかぐや姫を見た。


「よう、かぐや姫。今から貴様に俺の聖剣をぶち込んでやるぜ。恥ずかしいと思わないのかね、育ててくれた爺さんを裏切って帰りやがってよ」

「ひ、ひぃぃ!!!」


逃げようとするかぐや姫を取り押さえた。


「あんなに小さな惑星の月の民の分際で何を偉そうにしてやがる。誰がこの世界で1番偉いのか、恥知らずのお前の体に教えてやるよ」

「ひぎぃぃぃ!!!!!」


ふはははは。今日からお前ら月の民は全員俺の奴隷さ。

くくくくく。


「織姫!こっちへきて俺の尻を舐めろ!これは音楽の父モーツァルトの言葉である」

「は、はい!」


俺がこうして月のやつらを奴隷にしている間も魔王軍と人間の熾烈な戦いは続いているのだろう。

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