第12話 奴隷を捕まえる


「ふぅ、ふぅ、」


エルザの鎧を身につける。


「ふぅ、エルザの匂いがするぞ。ふぅ、」


やばい。興奮してきた。

俺が知る限り何年もあいつが身につけていたものだから匂いがしみついていた。


装備を外してヒルダを呼ぶ。


「ふぅ、ふぅ、イくそ!エルザ!受け取れよ!」


ヒルダの奴に触らせてエルザの鎧を汚していく。

何とも贅沢な気分になるものだ。


ふぅ、


そのうちエルザには返してやろう。

ベチャベチャにして。


そのために匂いを付けまくってやる。


「おー、くっせぇな。汚ぇなぁ、ドブみてぇな臭いがしやがるぜこの鎧」


あの勇者飼いてぇなぁ、俺の奴隷にしたいなぁとか思うんだけど今ヒルダいるしなぁ。


正直魔王軍にも手を出しすぎて大変なことになってきているからあんまり奴隷を増やすのは良くなさそうだけど。まぁいいか。


「メスブタァ!」

「はい!お呼びでしょうか!」


すっかりメスブタで反応するようになってしまったヒルダに俺はそろそろ王都に向かって人間の中に溶け込むことを考えていることを伝えた。


俺には武器がある。

この神をも撃ち砕くだろうビッグマグナムがある。

人間の女を何人か連れてきて奴隷にしてやろう。


そしてダンジョンをより強くする。

ダンジョンを強くして、魔王軍での地位も上がり俺が魔王と釣り合うようになればやらせてくれると言っていた。


俺は何れ神をも超える男だがとりあえず魔王超えから目指さないといけない。


「行くぞ!人間の国に!」

「イきましょう!」



俺は変装したヒルダを連れて王都に戻ってきた。


噂話が聞こえる。


「勇者のエルザさん閉じこもっちゃったみたいだな。何かあったのかな?」


そんなエルザが閉じこもっているといったような噂話。

俺のマグナムに撃ち抜かれそうになって腰を抜かしているらしいな。


まぁ無理もない。俺はいずれこのマグナムで神をも撃ち抜くつもりなのだから。

人間ごときでは耐えられまい。


これだから劣等種族は。って俺もそうだったな。

そうしてとりあえずギルドに着いた。


偽名でギルド登録を行う。

ヒルダも、だ。


別に身分確認とかはしないので、名前だけ書いて登録できる。ザルだよザル。


「では、Eランクからスタートです。頑張ってくださいね」


受付嬢にカードを渡された俺たち。

さて、どうしようかと思う。


俺はただ奴隷を捕まえに来ただけなんだが。

面倒だな。適当に声掛けて連れ去っちまおう。


とりあえずEランク冒険者から行ってみるか。

穴は穴だ。

大した経験値にならなくても塵も積もればってやつよ。


「ねぇ、君たち」


俺達はEランクのクエストを見ていたEランク冒険者パーティに声をかけた。


「は、はい。何でしょうか?」

「俺達もEランクなんだけど一緒にクエスト行かない?」


報酬は基本的に山分けになるがパーティ同士で手を組んでクエストに行く、なんてことも出来る。


「い、いいんですか?私たち冒険者登録したばかりで分からないことだらけで」


おー。初々しいね。

そのうちランクが上がればお前を追放する!とか言い出すのに、かわい〜。


「うん。俺達も登録したばかりでさ。一緒に勉強しようよ」


そう声をかけた子はそこそこタイプの見た目をしていた。

まぁ、ルゼルには勝てないけど。


あれは俺のお気に入りだ。

相性も性格も全部ドストライクだからあんまり可哀想なことはしたくない。


チラッとパーティ構成を見てみる。

女1の男2のパーティか。


男は要らね〜。

まぁいいや。


「こ、このクエストに行きたいんです。同行してもらっていいですか?」

「うん。いいよ」


それはゴブリン五体の討伐クエストだった。


移動しながら女の子に聞いてみる。


「ねぇ、君。いくつ?」

「18です」

「若いねぇ」


俺もまぁそれくらいだけど。

そう言っておくと喜ぶだろ。


「え、えへへ」


ほら。こいつら馬鹿だから。

そのまま続けてみる。


「可愛いね君」

「え、えぇ?!か、可愛いですか?私が?」


えへへ、と照れる女の子。その時男が話しかけてきた。


「あ、あのー。ゴブリンが見えてきたんでクエストを始めていいですか?」

「あーはいはい。どうぞー」


そう言ってきたから頷く。

そうしたら馬鹿な男共は勝手にゴブリン討伐クエストを始めた。


一応ヒルダにも参加させてある。あれらがダメージを負えば回復しろと伝えてる。

その一方俺は少女攻略クエストを続ける。


のだが、ゴブリンの方が終わったのか駆け寄ってきた男たち。

いちいち俺らのとこくんなよ。今忙しいんだよ。


「た、倒しましたけど」

「あっ、そ」


そう言って俺は瞬間移動魔法を使って男2人をダンジョンの奴隷エリアへ飛ばした。


「え?」


それを見ていた女の子の顔が青くなる。


「知らない人にホイホイ付いてきちゃだめだよ?君」


魔法で檻を作り出すとその中に少女を閉じ込め、更に瞬間移動でマスタールームへと飛ばす。


その後ギルドに依頼の完遂報告をして人目のつかないところで瞬間移動してマスタールームへと帰ってくる。


「だ、出してください!ここ、何処なんですか?!」


元気に喚く少女の前でヒルダの変装を解かせる。


「ひ、ヒルダさん?!」


知っていたようで檻の鉄格子を掴んで叫ぶ少女。

ヒルダはそんなもの気にしていないように俺のズボンに手をかけ始めた。


「心配するなよ。君も直ぐにこうなるさ」


魔法マジックハンドを発動させ魔法の手で鉄格子を破壊して中から少女を取り出す。

とヒルダの反対側に置いた。


「ヒルダ、説明してあげなよ。どうしたらいいか」


俺の体を触りながらヒルダは少女に教えていく。


「い、嫌ですよ」


拒否している。


「こんなに熱くて素敵なのに拒否するんですか?」


すっかり教育されきった変態エリート女の言うことは違うな。


「ほら、褒美をやるぞ!受け取れ!」

「あつっ!」


ヒルダに褒美をくれてやるとそのまま少女の腕を掴んでベッドまで移動した。


「や、やめてください」

「直ぐに慣れるさ、ここでの生活は」


2時間後俺に従った方がいいと気付いたのか素直になる少女だが、やはりまだまだ教育が足りず辛そうな目でベッドに横たわっていた。

その少女から子を取り出して飲み込む。


取り出す対象によって若干味が違うようだが。


「この子のは甘いな。美味しい」


ここまで美味しいのは食べたことが無い。

素晴らしい。

名前を聞いてやろう。


「名前は?」

「み、ミーナです……」

「そうか。特別扱いしてあげるよ君は」


引き裂いた服の代わりに新しいのを用意してやる。


「これ、着なよ」


首を傾げながら服を着るミーナ。

思った通り可愛くなっていた。


あー、やべ、我慢できないわ、俺猿だから。


「ぁ……!!」


ミーナをそのまま犯していく。

俺の生活は少し快適になったのだった。

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