おや? たけるくんのおうちがとてもさわがしいようですよ?
「みゃあ!――おっぱい!――」
「みゃあみゃあみゃあ!――ママー! おっぱいおっぱい!――」
「みゃあ! みゃあ!――おっぱい! おっぱい!――」
「ぴゃあみゃあぴゃあ!――ママー! おっぱいおっぱい!――」
「みゃあ! みゃあ!――おっぱい! おっぱい!――」
おやおや? たけるくんのいえではとてもちいさくてかわいらしいなきごえが5つもきこえてきていますよ? あのぼうけんから2かげつとすこししたあるひのことですから……。
まっしろいこねこさん、ミーチャにそっくりのみけのこねこさん、しろがおおめのきじトラのこねこさん、ちゃトラのこねこさん、しまみけのこねこさん……。なんででしょうね? これはすこしおおきくなったときに、このものがたりについて、おとうさん、おかあさんにきいてみましょう? たぶんですけど、こたえをおしえてくれるかもしれません。ただ、いまはきくのはやめておきましょう。まだはやいといわれます。
まあ、そういうことはどうでもいいとしておいて、ミーチャはおかあさんになりました。とってもかわいい5ひきのこねこちゃん、おとこのこが2ひき、おんなのこが3びきみたいです。
おなかにあかちゃんがいることがわかってからは、たけるくんのおとうさんがミーチャをおそとにだしてくれることはなくなりました。
ただ「こんなにかわいいこねこちゃんをみれるなら、またそとにだすこともあるかもね?」とたけるくんのおとうさんはいっていました。
きょうもたけるくんのおうちはおおいそがしです。ぴーぴーみーみーとなきごえをあげるミーチャのこどもたちを、みんなえがおでみまもりながら、たけるくんのおうちのひとはいきています。
ミーチャもこどもたちのせわでおおいそがしですが、とてもたいへんだとおもいながらもそれはたのしそうにこどもたちをおせわしています。
ミーチャ? こんど、おそとにでていったときにはどんなあかちゃんをつくるのかな? たけるくんはとってもたのしみでならないとおもいます。
そうそう。ミーチャのこどもはどこかのいえにいくことになるのか? ですって?
ええ。そうなるとおもいますよ? でも、たぶんですけど、ちかくに『ほごねこカフェ』なるものがあるみたいなので、そこにいくことになるんではないでしょうか? わかりません。
ただ、ミーチャのこはみんな、かわいいこなので、すぐにいろんなひとにかわいがられることでしょう。
ということでミーチャのだいぼうけんのはなしはここまでです。
Fin
みけねこミーチャのだいぼうけん 山村久幸 @sunmoonlav
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます