アホ育的!俺の銀座でヒメスヒナ

早瀬タカオ

第1話 モヤモヤ

歳を重ねる度、時の流れが早く感じるのは何故だろうか。


ゆっくり過ごしたいのに時は経過する。


時間は待ってくれない。


眠たい。


だけど、寝たくない。

何かやり残したことがあるような気がするから。


寝てしまったら今日という一日が終わってしまう。


そんなことを考えていると朝を迎えてしまった。


お天道様、おはようございます。

 

最悪だ。一睡もしてないまま、大学に行かないといけない。


行きたくない。いっそのこと講義をサボってしまおうか。


ただいまの時刻は午前7時3分。僕は8時に家を出ないといけない。


身支度に30分ぐらいかかる。だから、まだ布団にくるまっていようか。


はぁ、何もかもが面倒臭い。


時間を自由自在に操ることができたらいいのに。


そう思った僕は指パッチンをした。

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