第4話

帝国...エヴェン大陸か...


俺はカナデをジッと見つめた。

 カナデの話によると、中央大陸まで足で向かったそうだ。何週間も帝国の騎士から森の中で逃げ隠れして過ごしたそうだ。途中親切な年寄り夫婦に馬車で運んでくれたそうだが、それでも大陸を足で跨いだその体力に関心してしまう。


世界聖天十字大陸。


海に囲まれ大陸に囲まれていて、1番広いと言われている大陸の3倍以上の面積で広がる海、ネプクラ・トラス海の中央に存在されていると言われている十字型の島から、この世界は聖天十字大陸と呼ばれる様になった。聖天十字大陸は9つの大陸に分かれている。


肥沃な土地が多く、川や森や小山が多い事から、小国も多いとされる。そしてその大陸で主に治めている大帝国、王国、共和国、公国、皇国の5つの大国が存在する。主に人族が多く住んでいて、世界最大の大陸と言われいてる。西から北に存在するエヴェン大陸。


戦争が途絶えない事から、神への怒りとして雲が空を飲み込み朝が迎えることが無く、枯れ木の様な森が多く川が殆ど流れていない、そして魔物の生存が多く他の大陸と比べて魔物の強さは段違いと言われている、大陸の中で1番危険な大陸、魔族と言う種族が多く暮らしていて、北東に存在する魔大陸。


自然に囲まれている大陸で、巨大な森林地帯とも言われている。魔素を多く充満している事から、そこに住むエルフ族は魔力量はどの種族よりも2番目に多いと言われいてる。そして森林地帯の中央には世界で1番大きいと言われている魔力の源、世界樹ユグドラシルが立っている事から、南に存在するユグドラシル森しん大陸。


魔大陸と森大陸を繋ぐように形ができていて、魔力を持たないドワーフ族が多く住んでいる。この大陸では石炭や石油などと言った資源が豊富な事からどの大陸よりも科学の発展が進んでいる。他の大陸と違って一つの大国、武装連邦国スオーティオだけが国として存在している。東南に存在するグリムウォー大陸。


砂漠地方、森林地帯、荒野、平地などと変な地形となっている。主に獣人族が多く生存しているが、魔物は魔大陸に強いため非常に危険な土地で、巨大迷宮があるため冒険者の聖地とも言われている。南西の奥に存在するドラブス大陸。


山や雪の地方や海が多く、島国が多いとされている。人族が多く滞在しているが、竜の里と言った身体能力だけで種族の中で1番強い竜人族が滞在していると言われている。生存している種族は少ないが、最強の大陸と恐れられている。西南から西に存在するどドランディオス山さん大陸。


大陸の中で細長く1番小さいと言われている。世界で1番大きいと言われてる山、神聖山しんせいざんがあり、てっぺんは雲で覆われていて、上に登るには通常の方法では登る事は出来ないと言われている。てっぺんには天使の上位種族、天神族が住んでいると言われているが、てっぺんに登るには過酷な山道に守護している天使から掻い潜らなくちゃ行けない。そして山の下で初代聖女、聖カレスが立ち上げたカレス神聖国。カレス神聖国の書物には神聖山の標高は46000メートル以上と言われている。山大陸とエヴェン大陸の間に存在するカレス聖大陸。


そして、ネプクラ・トラス海に最も近いと言われている大陸。中央にある事から多種族が多く出入りしていて、小国が他の大陸と比べて1番多い。冒険者に取って活動しやすい大陸で、大陸の中で2番目に広い。西南に存在する中央大陸。


そして、誰も知らない。誰もたどり着いた事がなく、そこに辿り着くには嵐を掻い潜らなくちゃいけない。そこに辿り着いた者は歴史上誰も存在しない。そこにあるのは十字架の肩をした島だけ。それは大陸を8つに分けた英雄が示した言葉だ。それが本当なのかは今も誰も分かっていないのだった。全ての大陸、聖天十字大陸中心にある十字型の島、暗黒大陸。


 レイヤとリンが今いる所は中央大陸の西部の少し田舎な街。カナデは田舎街に隠れようと、ここまで馬車で運んでくれたが、何故か帝国の騎士に追われていて見つかってしまったそうだ。

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