第11話 ギルド登録で絡まれるのは様式美だと思っている②
投稿が遅れてしまい申し訳ございません。データが飛んでしまい急遽書いていたので遅れました。
この話は本日二本目です一本目を読んでから読むのをお勧めします。
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「何か質問等はございませんか?」
そう登録受付のお姉さんは説明を終え聞いてきた
「パーティーを組んだとき従魔は何体まで連れていけますか?」
「パーティーは最大6人で空きがあれば何体でも連れて行けます。1人の場合は7体まではパーティーとして組むことができます。それ以上だとパーティーとして登録できず討伐数のカウントなどができませんのでご注意を」
なるほど1人の場合連れて行こうとすれば連れて行けるだけ連れて行けるけどそうするとパーティーとしてギルドカードから認識されず依頼は達成できないらしい
「後、従魔を攻撃して倒してしまった場合の罰則はどうなってますか?」
「意図せず攻撃が当たって倒してしまった場合は倒してしまった従魔の主人と示談で解決できれば何もありません。意図して攻撃し倒した場合は重度の器物損害になります罰金等罰があります。言い方は悪いですが個人の資産の破壊ですからね」
わかりやすく言えばわざとじゃなければギルドは関わらないで本人かGM《ゲームマスター》に頼めっていうことでわざとやったら
「他にご質問はありませんか?」
「もう大丈夫です」
そう言って登録受付から出て依頼書が貼ってある掲示板のほうに向かって歩いていると
「おい、そこのテイマー!オメェのフードの中にいる兎レアモンスだろ俺たちにそいつらくれよ」
そういかにもなチンピラたちが言い寄ってきた
「はぁ…お前たちにこいつらをやるわけないだろ。それにお前らどう見たってテイマーじゃないのにこいつらを手に入れてどうするんだ」
「うんなのどうでもいいんだよ、早くその2匹をこっちに渡しやがれ!」
「だからこいつらを渡さないって言ってんだろうが。それにここは総合ギルドの中だぜこいつらを強奪しようとしたり俺に攻撃しようとしたらお前ら捕まって
そう言って周りに視線をやると野次馬たちがこちらを見てコソコソ言っていた
「ッチ渡す気がねえんならもおいい、おいお前ら行くぞ!」
さっきまで絡んできたチンピラたちのリーダーみたいなやつがこちらを睨みながらそう言うと残りの奴らもこっちを忌々しそうに見ながら建物を出ていった
「ハァ〜めんどくさかったー。レイセン、ナギサ怖くなかったか?」
俺がそう聞くとレイセンは震えた声でナギサはどこか怒ったような声で返事した
「それじゃぁ気分を改めて依頼を見に行きますか」
掲示板の前につくとプレイヤーで満員電車のように混み合っていた
こんな中をこいつら2匹フードに入れたまま突っ込んでいけないからなぁテイマーギルドの方に行ってみるか
そうしてテイマーギルドの入り口についたはいいものの総合ギルドや他の戦闘職ギルドと比べて圧倒的に人がいない。他のギルドは少なくとも数人は入り口の前で話していたのにこっちは誰1人としていない
「とりあえず入ってみるか」
扉を押して中に入ると受付らしきテーブルに突っ伏して見るからに落ち込んでいる女性がいた
「あのぉすみません。テイマーギルドに登録したいんですけど?」
俺がそう言うと女性は受付に突っ伏していた頭を勢いよく上げてこちらを見ていきなり泣き出した
「やっと次の人が来てくれたよ〜。他のギルドは来訪者たちの対応で大忙しなのにここは最初以外全く人来ないし挙句の果てにはモフモフをくれるんじゃないんですかって何故か怒鳴られたり俺は運動できないから攻撃できるモンスターをくれって意味分からないこと言われてテイマーってモンスターを自分で仲間にするクラスなのになんでここでもらえると思ったんだろー…………」
そう次から次へと愚痴を言っていく
「すみません登録お願いします」
愚痴が止まりそうもなかったので俺が言うと
「あぁすみません、こちらの愚痴を聞いてもわかりませんものね。改めましてようこそテイマーギルドへ登録でよろしいですね?」
っとさっきまで泣いていたのが嘘のように丁寧に対応し出した
「はい、それにしても大丈夫ですか?かなり荒れていましたけど」
「だ、大丈夫です。少し疲れていただけなので、えーっと総合ギルドには既に登録してますか?登録済みでしたらカードをこちらの台座に置き水晶に手をかざしてください」
言われたとうり総合ギルドの受付にもあった水晶にカードを置いて手をかざすと一番上の空欄にテイマーギルド Hと文字が浮かび上がった
「はい、こちらで登録は完了です。基本的な事項は総合ギルドと同じですがテイマーギルドはモンスターの生態研究も行なっておりますのでもし新種や貴重なモンスターをテイムしたり珍しいスキルや行動を見かけたら報告をお願いします。それとテイマーギルドのランクアップの条件ですが依頼の達成回数とテイムした従魔の数、従魔との関係性を加味して決めさせてもらっています。」
登録はすんなりと終わったが興味深いことが聞けた
「貴重なモンスターってこいつらでもいいんですか?」
俺がそう言いながらフードの中にいる2匹をとりだすと勢いよく体を受付に乗り上げて2匹をぶんどった
「フォーチュンラビットにボーパルラビットだ〜」
そう言いながら2匹を抱きしめのもすごいスピードで頬擦りし出した
(嘘だろ!全く動きが見えなかったぞそれにそれなりに力を入れて掴んでいたはずなのに一瞬で2匹とも取られた。この人レベル幾つだ)
最初は2匹も抵抗したが一切通じないとわかると遠くを見るようになっていた
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