第1話  消えた“いつもの朝“



「んん………?」


なんか騒がしい……?


目を開けると目に入ったのは知らない天井だった。



「どこだ?ここ……」



辺りを見渡すと、ここは広い空間で、俺の他にも何百人もの人がいた。


奥の壁に大きなパネルがついている。


みんな混乱していて、泣き叫んだり騒いでる人もいた。


多分、こいつらの声で俺は起きたんだろう。


まあ、無理もない。


突然こんなところに連れてこられちゃそうなるよな。








普段からそういう非常事態に備えて訓練などしていないかぎり。


それに関して俺はこういうことに慣れてるからね。大丈夫である。







「んう……」


ふと声がして横をみると、陽凪が横たわっていた。


「陽凪。起きろ」


「んー…?さくやぁ…?」


「陽凪。なにか不審に思わないか?」


「んー…わかんなぁい…」


そう言って一度起きた陽凪は俺にもたれかかってくる。



…そう、こいつは寝起きがふにゃふにゃなのだ。



にしても、このアングル危ないな。


みたら殴られるルートに入るであろうものが見えそう。


「陽凪、ちゃんとしてくれ……周りを見ろ。」


「んー……」


「………あれ?ここあたしの部屋じゃない?」


「やっと気づいたか…」


目も覚めたみたいだな。


「え、どこ?」


「俺たちは連れ去られたみたいだ。」


「えー?あたしたちを連れ去るとか勇敢じゃん笑」


「だよな笑」


だって殺し屋だもんっ‼きゅるんっ


「朔夜キモい」


「うぉい、引くな。」










……………ジジ………………ジジ………………………












さて、やっと首謀者が来たらしい。


どんなやつだろうか。














パチッ




『みなさんおはようございます。突然のことにさぞ驚いたでしょうね。』











写ったのはCGの人形だった。声は機械音声になっている。


……………にしても人形ブッサイクだな


「うわぁ……ブサイクな人形」


「そう思っても声に出すなよ……」



まったく……



陽凪に呆れながら俺はパネルに目を向けた。



『突然だが諸君。君たちにはこれからデスゲームをしてもらう。』


















なんだって??????




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ちょこましゅまろ。です!第一話に入り、ついに物語が動き始めました!


デスゲームの内容はどうなるんでしょうね?



各話にて誤字・脱字、訂正点、アドバイスなどをくれるとうれしいです‼


あ、よければ既読感覚でハートもよろしくおねがいします!











…………伸びますように………

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