第8話

ボクに、文化祭の日に、アイスクリームのスプーンのアクセサリーを作って持ってきてくれた子は、普段から、いつも何かとボクに対して、めっちゃ優しくしてくれている。

ボクに優しく話しかけてくれるし、学校の行事でも、ボクのことを推してくれる。


サッカー部で、めっちゃカッコ良いから、女子みんなにも、めっちゃ人気ある。

女子にも誰にも、めっちゃ優しい。

たくさんの女子に好かれている。


だから、ボクの名前でアクセサリーを作ってきてくれた、その子の情報も、一気に女子たちの間にも広まったみたい。


それで、教室に座ってるボクのところに、たくさんの女子たち、見に来るようになった。

「どんな子に、アクセサリーあげたんやろう?」

って感じでボクを見に来る。


でも、確かに、パッと見、女子みたいやけど、本当の女子ではないボクのことを見て、安心するのか

「なんや、ほんまの女子ちゃうやんか!」

って感じで教室から出て行く。


でも

「あっ、ほんまの女子やないってことをわるく言ってるわけやないんやで...」

って帰りながら、付け足して言ってくれてる感じは、いつもしている。


2022/11/17




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