第9話

あと、たまに、そのカッコ良いサッカー部の子に告白したっぽい女子も、ボクの教室に来て、ボクのことを見たりしてる。


サッカー部の子は、中学生の頃から付き合ってる女子いるみたいやから、高校で好きになった女子も、その子に告白しても、そこですでに中学から付き合ってる女子のいることを知る。


それで、告白した女子は、たぶん、サッカー部の子に

「〇組の、あやめって子は良いよっ」

ってボクのことを紹介されてるんやと思う。

だから、ボクのところに、よく見に来る。


でも、ボクを見るなり

「やっぱり、あの子よりも、断然はるかに、☆君、カッコ良くて好きやわ。比べ物にならへんっ!」

って、みんな、そう思って帰っていくみたい。


ボク自身も、ボクよりも、サッカー部の☆君のこと、断然はるかにめっちゃ誰よりも好きなくらいやから、ボクのところに来る女子みんなの気持ちもわかるわ~って、いつも思っている...

2022/11/18

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る