第11話

修学旅行の宿舎では

「あやめっちは女子とお風呂に入りなさいね」

って言われて、女子のほうに、ちゃちゃっと入った。女子のみんな気にしてなくて良かった。


お風呂からあがって、一美ちゃんと、宿舎の庭を歩いてたら、富士山めっちゃきれいに見えた。それで、2人で庭で、富士山の雄大な姿を絵に描いた。2人とも美術部で、絵を描くの大好きだから、目の前に富士山を見れて、すぐ絵を描きはじめた。


そのあと2人で手をつないで宿舎の廊下を歩いてたら、結衣ちゃんと会った。

「あっ!結衣ちゃんだ!」

ボクは一美ちゃんと別れて、結衣ちゃんといっしょに、他の人のいない場所に行ってキスした。それから裸になって、えっちした。ボクの体は女の子みたいだから、結衣ちゃんとのえっちも女の子どうしのえっち。でも結衣ちゃんは、そういう女の子どうしみたいなえっちを大好きみたい。


そのあと女子の部屋に行って、女子といっしょに寝た。


富士山のお土産に、富士五湖の、ちっちゃくて丸くて可愛い緑のマリモを買って帰った。


文化祭では一美ちゃんと美術部として富士山の絵を展示した。みんなからも、めっちゃ好評だった。


高3になって、ボクは美術で進学しようと決めた。それで、毎日、放課後、美術教室で一美ちゃんにモデルになってもらって、絵を描いて、受験の準備をした。


日曜日とかには、家に結衣ちゃんも来てくれて、結衣ちゃんの可愛いヌードを描いて、人物画の練習をした。

そのあと結衣ちゃんと、女の子どうしのえっちをした。


部屋では、霊の女の子もあらわれるから、一美ちゃんに、部屋に泊まりに来てもらった。

「この部屋で、夜、女の子の霊、よくあらわれるねん」

そう言って、一美ちゃんと、夜、いっしょに寝てみた。


しばらくして、やっぱり霊の女の子あらわれた。寝てるボクを優しく抱きしめて愛撫してキスしてくれる。

一美ちゃんのほうを見てみたら、一美ちゃんも何かしら感じてるみたいだった。

一美ちゃんに

「どう?どんな霊なん?」

って聞いてみた。

「女の子みたい。芸術家の。あやめっちの芸術を応援してくれてるみたい...」


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