二十五時からの喫茶店

 花

プロローグ

喫茶オランジェ。

日登山と日落山の間の間に挟まる小さな田舎町。光も影も全てを集める小さな街の路地裏にあるこの店には一つの不思議が存在する。


それは、二十五時を過ぎるとこの世のものではない何かが導かれてこの店にやってくるというものである。まったく嘘のような本当の話。

のマスターはそんな彼女彼らに一品だけ食事を提供する。

それは亡者が生前食べた一番思い出深い料理だ。

一体どんな方法で、なぜそんなことができるのかそれはマスター以外は知り得ない。知ろうとしてもいけない。


これは、そんな少しほんの少しだけ不思議な喫茶店で起こる

ほんの少しだけ不思議な物語。

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