第21話 騎士の誓い
雲に触れそうなくらいの高さに位置する空中庭園。
俺とシオンはそこに不時着した。
カイトⅢは見当たらず、帰る手段もない。
とりあえず信号弾と救難信号だけを出した。
すると、風の向こう側から誰かがやってきた。
オートマトンをつれて歩いてくる、綺麗な長い銀髪をなびかせる長身の男性。
彼は浅葱色のクリスタルをぶら下げていた。
「それは……お前、皇位継承者だな!!」
反射的に俺は銃を構える。
そんな俺に対し、男は両手を上げて丸腰であることをアピールした。
「安心しろ、今手を出すつもりはないさ。騎士道に誓ってな」
そして、横のオートマトンを指す。
よく見ると腕部はブラスターのような銃口ではなく、マニピュレーターが備えられていた。
「このオートマトン達も戦闘用ではない」
オートマトンのボディや足は苔が生えており、それがかなり古くから使われている事がわかる。
そのオートマトンは、近くにあった黄色い花を摘み取った。
「これは園丁用のオートマトンさ。ここら一帯の管理を任されている。彼らは我々が作ったものではない、既に失われし技術なんだ。つい最近、戦闘用オートマトンの設計図が発掘され量産しているみたいだが、その復元率は20%にも満たない」
完全に敵意がないことを理解し、俺達は軽く自己紹介した後に彼に名前を聞いた。
「私はノモダケ・アロコ・ホルスーシャ。見ての通りホルスーシャの血を引き、騎士の家系に生まれしものだ。そして、ゾディアック級7番艦、カンケルの艦長だ」
礼儀正しい仕草、凛々しい顔立ちは文字通り騎士そのものだった。
カンケルという名前を聞き、次の敵だと思うと身構える。
その様子に感づいたからか、彼は柔和な態度へと戻した。
「この辺りは庭のようなものだ、少し歩かないか?」
俺は敵地である事から少し悩んだが、シオンが俺の手を握って彼らや花々を見つめている様子を見て、共に歩くことを決めた。
少し歩くと、温室のような空間に出た。
そこには床だけでなく壁や天井、柱にまで多種多様の花が咲いていた。
「この花は綺麗だと思わないか?」
「花……」
俺は近くに咲いていたパンジーに顔を近づける。
「帝国本土にあるような遺伝子を弄って作られた物ではない。自然の花をこのオートマトン達が、世代を重ねて守り抜いてきたんだ」
そう言ったノモダケの方を向くと、その後ろで花に水をやっているオートマトンに目が移った。
「機械にも心があるのか?」
俺は思わず聞いた。
「おそらくな。美しい自然を愛し、それを紡ぎ、愛でる。何もそれは人間だけじゃない。きっと争いばかりの私たちよりはずっと愛を知っている」
なまじ欲がないから彼らは命じられない限りそうはしないんだ。
俺達人間はロボットを作った。
それ程の知恵と力を持っている。
なのにどうしてそれらを争いに使ってしまうんだろう。
翼の生えたカエルのような生き物が池の中に飛び込む。
その池の中を覗き込んだ俺は絶句した。
水中に大都市の跡があるのだ。
「こんなに大きな都市が……」
そう言ったシオンは、その都市の間を泳ぐ魚を見続ける。
ノモダケは語り始める。
「5万年前、ここは大きな繁華街だった。かつての戦争で人々は戦地に駆り出され、地上が焼き尽くされても、ここは主を失ったままさまよい続けた。そして、30年前までは空を飛ぶ大陸というのはおとぎ話の存在でしかなかった」
彼は寂しげな目でその都市を見ながら続ける。
「時間というものはどんな失敗すらもおとぎ話にしてしまう。でも、忘れてはいけないものと、絶えさせてはならないものもある」
俺はそれが何であるかを聞いた。
しかし、彼は寂しそうに微笑むだけだった。
「それが何であるかは人によって異なる。自分で見つけてこそ意味があるものだ」
温室から外に出ると、森の中へと出た。
空気が気持ちいい。
森の外を見ると、ゆっくりと雲が流れる。
「ここはさっきのバルクーガー海域と違って穏やかね」
シオンは全身で風を受けて踊りながら言う。
俺も大きく深呼吸した。
今まで生きてきた中で一番心地よい空気だった。
「ああ、それは128基の人工衛星が周囲の天候を操作しているんだ。よそ者を近づけず、自分たちに理想的な環境を作るための知恵だな」
俺は上を見上げる。
空の中に光が見えた。
「これも……科学の力……か……」
科学の力にも悪い一面ばかりではない事は知っている。
アクエリアス艦内の快適な環境だってそうしたものの恩恵だ。
「だが、ここの花達にこれ以上、この力は必要ないかもしれぬ……」
ノモダケはそう言った。
俺達は思わず足を止める。
「あの人工衛星は今は戦争のための道具。バルクーガー海域がそうであったように、今度はここを巻き込んで嵐を作り出すかもしれない」
悲しげに語るノモダケを見て、俺は自分達のほうが戦争を起こしたのかもしれないと自責の念に囚われた。
ここでは俺がよそ者なんだとも。
「それは俺達が出ていけば……」
彼はそれを無言で頭を横に振って否定する。
「今はそうかもしれない。でもこれから起こる戦争ではそうならないかもしれない……ここにある生命は、帝国とは無縁のままに旅立たせるべきなんだ」
空を見上げると自由に飛び回る鳥がいた。
「私も、ここの花々も、いつかこの空を自由に飛びたい。争うためでなく自然の美しさを肌で感じるために」
そう言ったノモダケの顔は、いつになく希望に満ちていた。
「あそこを見てくれ」
彼は帝国本土の方を指差した。
そこには、地上にある大陸に爆弾を落とし、トラクタービームを放って岩を吸い上げている様子があった。
「本土の浮遊大陸はああやって地上を爆弾で削り、そこから資源を吸い上げているんだ」
環境は根こそぎ破壊され、地上を不毛の大地へと変えていく。
この帝国が世界を支配するにつれ、美しい自然は徐々に失われていくんだと。
「あ、あれは!!」
遠くから青いシルエットが見える。
それは徐々に近づいてきた。
4枚の翼、巨大な剣のような衝角。
それは、自分たちをここまで導いてきた船、アクエリアスだった。
「アクエリアスが来たみたいだ。私はそろそろ行くよ。次に出会ったときはおそらく……」
ノモダケは別れを告げる。
それは先程までの自然を愛するものではなく、帝国の騎士としての顔だった。
――敵同士……って事だな。
「ああ、容赦はしない」
俺は戦うことを宣言する。
シオンは不安げながらも、それを受け入れていた。
別れ際、彼とは奇妙な友情すら感じてしまった。
アクエリアスの艦内の通路は怪我人で溢れていた。
死者は霊安室にて棺に収められているとのこと。
医務室は完全に収容人数をオーバーしていた。
「無事だったのね!!」
アンは腕や頭に包帯を巻き、松葉杖をつきながら医務室を飛び出してこちらに走ってきた。
「アン!! 安静にしてなさい!」
ドクターシノノメも思わず制止するも、俺達の様子を見て目を見開く。
「貴方達……よかった……」
「ほう、カンケルの艦長か……」
艦長は俺が書き纏めた報告書を読む。
「とても良い人でした。自分達と同じ……」
シオンがそう言うと、ラクシェネラは忠告した。
「あまり相手に感情移入しすぎると、今度は戦う時に辛くなるわ」
その言葉は昔の俺だったら何も返せないだろう。
しかし、今は言える。
「大丈夫です。良い人、悪い人、そんなものは存在しません。ただ、敵かそうでないか、その違いだけです」
俺は続ける。
「敵であり行方を阻む以上、これまで犠牲になった仲間のためにも、多くの人の期待のためにも、戦いを放棄することはできません」
「うむ、いい覚悟だ……」
艦長はこちらを見てそう言った。
奇しくもそれは自滅覚悟でアクエリアスに立ち向かったブルーネの心と同じもので、艦長が寂しげな表情をしていたことを俺は知らなかった。
薄暗く、周囲にはパイプと蒸気機関、古代の文字が浮かび上がる謎の機械が敷き詰められた空間。
カンケルの艦橋だ。
そこにノモダケが戻ってきた。
「ノモダケ。只今戻りました」
彼に「ご苦労」と返すのは、顔に縫い後が残る歴戦の猛者、ギリム副長だ。
「またお花の世話ですか?」
ギリムは聞く。
「ああ、日課でな。どうもここは息苦しい。花と風だけが私の癒やしだ」
その様子にギリムは微笑み、彼の摘んだ花を見る。
それはバルクーガー海戦で戦死した者に対しての弔いの花だった。
部下がクリスタルの反応を感知する。
「艦長、アクエリアスが近づいてきました」
「総員、第一種戦闘配置。砲雷撃戦用意」
「ゾディアック級、反応あり!! カンケルです」
シオンの声に俺は息を呑む。
「……ノモダケさん……」
目の前にはアクエリアスとよく似た形状の艦があった。
色は銀色で、主翼は1対のみ、エンジンは双発以外は同型だった。
「こい、アクエリアス。お前たちの覚悟を見せてもらおう!!」
ノモダケは艦橋で腕を組んで目の前から突っ込んでくるアクエリアスを見る。
「こうなったら戦うしかない、砲雷撃戦用意、全砲門開け!」
「第一砲塔から第三砲塔、撃ち方はじめ!!」
照準を敵に合わせ、トリガーを引く。
9本のエネルギー弾が螺旋を描きながら飛んでいく。
「ムラクモ……飛べ!!」
ノモダケがそう言うと、カンケルの衝角に亀裂のような模様が生じる。
次第に光が強まり、亀裂が更に大きくなった。
衝角がバラバラになる。
しかし、それは破壊されたときのような乱雑なものではなく、それぞれが秩序だった大きさ……即ち分離したのだ。
それらは刃のついたビットと化してパルスカノンに向かい、そのエネルギーを一定角度で反射させて、アクエリアスの攻撃を防いだ。
「パルスカノンを弾いた!?」
ヒラガはアクエリアスの衝角の特性からそれを分析した。
「おそらく奴の刃は1つの巨大分子なのだろう」
カンケルのビットが再び衝角に戻り、艦首をこちらに向けた。
その後、勢いよくエンジンの出力を上げて前進を始める。
「目標、こちらに向かって突っ込んできます!!」
「G-バリア、艦首に展開!!」
アクエリアスは主翼を前進翼にして近接格闘態勢に移行する。
両艦、大きく振りかぶって互いを斬ろうと限界の出力で衝角を振る。
衝角と衝角がぶつかり合う。
激しい閃光と轟音が響く。
その衝撃波が両艦を大きく吹き飛ばす。
カンケルの衝角を見ると、傷一つない。
ヒラガはその光景の意味を理解する。
「……なるほど。衝角として合体することで1つの巨大分子になるのか……厄介だな」
「ムラクモ、アクエリアスの動きを封じろ!!」
ノモダケは再び衝角をビットに分離させる。
ビットはアクエリアス目掛けて飛んでいき、各部に突き刺さる。
「主砲、装填準備」
「敵艦の攻撃で動けません!!」
その報告を受け、俺は即座に敵艦に照準を合わせる。
「照準よし、読みどおりであってくれ!!」
俺はバレット・ディフレクトを狙う。
敵の砲身にエネルギーが集中する。
後はタイミングを合わせるだけだ。
エネルギーの収束が終わる間際に俺はトリガーを引く。
パルスカノンは螺旋を描いて飛んでいった。
その後、敵のビーム砲も射出されるが、至近距離でパルスカノンと衝突、強い衝撃波を生じてカンケルを吹き飛ばした。
「備えあれば憂いなしって奴だ……!!」
ヒラガがそう言いながらスイッチを押すと、アクエリアスの外部装甲が爆砕ボルトでパージされる。
ビットが剥がされ、アクエリアスは再び動き始めた。
「不覚ッ!!」
無数のエラー表示がモニターを覆う。
その表示が晴れると、再び照準を合わせる。
しかし、ノモダケは周りに叫んだ。
「撃つな!!」
「撃ってこない……?」
アクエリアスの艦内では敵が攻撃を止めたことを不審がる。
俺は後ろを見た。
そこには先程まで俺達がいた空中庭園がある。
マルコは俺に進言した。
「今だ、奴の艦橋を撃て」
俺は黙ったまま首を横に振る。
「マルコ、進路そのまま、側面からカンケルを狙うぞ」
「正気か!? 今がチャンスだぞ」
「無関係なあの島を巻き込むわけにはいかない」
俺はその空中庭園を指差す。
「……とんだお人好しだな」
そう言いつつも「それが草薙らしい」と認め、舵を切る。
「問題ない、勝ち筋は見えた」
アクエリアスは位置を移動し、仕切り直す。
「よし……パルスカノン撃ち方はじめ!!」
再び、死闘が始まった。
アクエリアスの放ったパルスカノンが再び分離したビットに防がれる。
その行動が終わると、ビットは再び1つの衝角に戻ろうとする。
俺はその隙を逃さなかった。
「……今だ、対大型カプセルミサイル航空爆雷!!」
目標の前方目掛けて、手投げ弾のような形状をした爆雷が放物線を描いて飛んでいく。
それは空中で爆発し、小さな弾丸をばら撒く。
小さな弾丸はビット同士の間に挟まり、合体を阻止した。
「最大戦速で奴に突っ込め!!」
艦長の号令でマルコは主機出力を前回にする。
「うおおおおおおおおおっ!!」
衝角同士がぶつかり合う。
大きな金属音。
しかし、不完全な合体をしていたカンケルの衝角はその衝撃でバラバラに散る。
アクエリアスの衝角がカンケルの艦体に突き刺さり、その勢いで主砲を破壊する。
「主砲、射撃不能!!」
副長がノモダケに対して報告した。
しかし、ノモダケは諦めない。
「狼狽えるな、近接レーザー機銃をアクエリアスの艦橋に合わせ!!」
アクエリアスの主砲がこちらを狙う。
どちらが早いかでしかなかった。
「撃てーーーーーーっ!!」
先に撃ったのはアクエリアスの方だった。
その一撃はカンケルの艦橋を貫いた。
「見事……」
カンケルとアクエリアスは近くの空中庭園へと落下した。
幸いにも、花壇や温室には影響はなかったようだ。
俺とシオンは、真っ先にアクエリアスを飛び出し、カンケルの内部へと向かった。
艦内は火の手が上がっており、あちこちに負傷者がいた。
「衛生科を呼べ!!」
衛生科が後から入ってきて、傷ついた敵兵達の看護を始める。
その様子に当初迷いを抱く乗組員もいるも、その献身的な姿勢から徐々に受け入れ始めた。
俺とシオンはカンケルの艦橋へと入った。
そこには暗がりの中、倒れているノモダケがいた。
「決着はついた……」
俺は言う。
「――ああ」
ノモダケは力を振り絞りながら言葉を紡ぐ。
「……これは君たちが使ってくれ」
彼は何かを差し出した。
それは浅葱色のクリスタルだった。
シオンは無言でそれを受け取る。
よく見ると、彼の半身が焦げ、片腕は消し飛ばされていた。
パルスカノンの熱量に焼かれたのだろう。
彼は苦しそうに呻く。
「ううっ……」
シオンはその傷を治そうとクリスタルを構えるも、ノモダケは残った方の腕でそれを払った。
「……私を撃ってくれ」
それは、彼の望みだった。
俺は無言で彼に拳銃を向ける。
クー・ド・グラス。
俺は情けとして、彼の脳天を撃ち抜いた。
拳銃で帝国兵を殺した時とは違う感情に俺は浸っていた。
敵の副長ギリムが銃を構えてきた。
「貴様ら……ノモダケを……返せ……」
その様子を見た衛生科の一人が拳銃を構え、銃口をギリムへと向ける。
「てめぇ!!」
憎しみが次第に連鎖していき、カンケル艦内は険悪なムードになった。
「助け合う? もともと敵同士じゃねえか、ノモダケ艦長の命を奪った貴様らを絶対に許せはしない」
彼の拳銃は震えていた。
それは怒りなのか、それとも……。
俺の目から涙があふれる。
それに感化されたからか、敵意を向け合っていた兵士たちは武器を捨て始めた。
「どうして俺達はこうも愛し合えないんだ……。どうして……憎しみ合うんだ……」
俺はギリム副長に近寄る。
すると、彼は地面にへたり込んだ。
銃が地面に落ちる音がする。
俺は呟いた。
「これが勝利かよ……くそくらえだ」
衛生科が霊安室へと向かう。
「まだ使っていない棺桶はあるか!?」
それを見て一部の乗組員が反発する。
「……敵兵を弔うのか!?」
俺は彼に対して悲しげな目で反駁した。
「死んでしまった以上、敵も味方もないよ」
急いで棺桶を持ってきて、そこに亡くなった敵兵を納めていく。
俺は近くで摘んだ花を入れ、ルーオプデン空中帝国の旗で棺桶を覆いかぶせた。
「我々はこの戦いにおける貴殿らの活躍を決して忘れはしない。いついかなる時も貴殿らの魂は我々とともにあるだろう」
艦長の弔辞が終わる。
「総員、敬礼!!」
皆は敬礼し、目の前にある滑り台を傾ける。
重力に引かれて上に乗った棺が落とされた。
次々と棺を海へ落としていく。
空砲が虚しく響く。
バルクーガー海戦は両軍ともに多大な損害を出した。
アクエリアスでは死者100名以上。
次々落ちていく棺は戦争の虚しさを物語っていた。
俺はボロボロになったカンケルの前に立つ。
「俺達は勝って何を得るんだ?」
ふと、俺は嘆いた。
「死んだ人は2度と戻らない。負けた側には生きる事すら許されないのか」
「それが自然の摂理だもの。強者は生き、弱者は糧となる」
シオンは俯きながら冷酷に現実を言い放つ。
その目はいつの日か、遺跡で見たものと同じだった。
「本当にそうなのか?」
俺は訊いた。
シオンの目に光が戻る。
「……わからない。きっと、わかり合うこともできたはずだけど……どうしてすれ違うんだろう」
「ううん、今から、その答えを見つけにいくんだよ」
彼女はノモダケが残してくれたクリスタルを握って決意を固める。
ふと、カンケルの近くから聞こえる鳴き声に意識がいった。
「見て、ヒタキのヒナよ!」
一つの生命が終わり、新たな生命が誕生したのだった。
このヒナはきっと彼の生まれ変わりなのだろうか。
そうなのであれば、いつか空を自由に飛んでいってほしい。
どこまでもどこまでも続く青空を。平和で美しい雲の上を。
――今はただ、そう願う。
シオンが、青色のクリスタルを外し代わりに浅葱色のクリスタルを嵌め込む。
「お母さん、力を貸して……」
シオンは家族の絆である、そのクリスタルを首から下げた。
アクエリアスは帝国本土へと向かう。
――目標地点到達まで残り2,000キオメルテ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
HBS-7 カンケル
開発:ホルシアン・インダストリー
装甲:スーパーセラミック/超ジュラルミン
全長:362メルテ
全幅:47メルテ
全高:92メルテ
最大速力:74ロノート
兵装
艦首ビーム衝角ムラクモ
46セロメルテ三連装パルスカノン砲
20モアメルテ近接防空レーザー機関砲
アクティブステルスシステム
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