猫になりたかった犬

華ノ月

猫になりたかった犬

ワンワンワン・・・。


今日もご主人様にお散歩に連れってってもらう。

大好きなご主人様とお散歩。


いつもの道をお散歩していると、いつもすれ違う猫さんに会った。


猫さんは今日も日向ぼっこしながら丸くなって寝ている。

あっ!猫さんのご主人様がご飯を持ってきてくれたよ!


でも、猫さんは「待て」もなくそのご飯を食べ始めた。


僕はよくご主人様に「待て」をされて「いいよ」というまで食べれないのに・・・。


猫さんはいいな~。


あっ!今度は猫さんが勝手にお外に行っちゃった!

首輪は付けてるけど、紐が無いからどこでも自由にお散歩ができる猫さん・・・。


僕はいつも紐を付けられてのお散歩。

でも、ご主人様は優しいから大好き!!


ただね、時々思うんだ・・・。


もし僕が猫さんになれたら、見えていた景色はまた違うのかなって・・・。


僕は時々猫になりたいって思う。

自由気ままにお散歩して、お昼寝して、好きな時にご飯を食べる。

そんな猫さんに憧れるときがある。


あ~あ、猫さんに生まれ変われたらいいのに・・・。


さて、皆さんはどう思いますか?

犬さんは猫さんになりたかったみたいです。


でも、私はこう思います。


もしかしたら、猫さんは自由に空を羽ばたく鳥になりたいのかもしれませんね♪


以上!ショートショートストーリーでした☆

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猫になりたかった犬 華ノ月 @hananotuki

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