第3話 勇者誕生!!
受け入れ
最も、その法則がマクロな世界で有効になっていないから話は
話は
「こちら側の我らは、お前がいたあちら側の世界の一定範囲のみ認識し
昔のタイプリープ物ってのは時間軸を一つの存在だと仮定して過去と現在、未来とを一直線の流れと見立てて、その線上でのみお互いが影響しあうって考え方が主流だったから行ったり来たりが自由自在(
でも、最近はどの時点かにおける歴史の改変から未来がたくさん枝分かれする様になっちゃったからまあ大変。昨日に戻った俺が選ぶ未来と昨日にいた俺が進む未来に訪れた過去と未来の俺だとかもう何もかもがごっちゃごちゃ!! 今の俺がどうしてこうなったのか、それは果たして
異世界とこちら側で時間の流れが違うって設定だって、もう現実問題地球においたってある場所によって時間の流れが違うってことだって証明されてる訳だし(重力によって)、秒速30万キロ(光)に近い速度で動いてるものを観測すると止まって見えるって話だから、そういう説明で何とかこの異世界転移ファンタジーの下ごしらえも大丈夫な
「私もずっと幼いころから“この絵”を見ていた。見慣れぬ異界、異国の
ジャニズー王が指差す
「
いやだってこれさっき、俺が
「
……あの、俺さっきフラれたばっかりなんですけれど?
「そして、お前を見て
おお……何かちょっと新しい感じが悪くないかも? それにしても俺が勇者だなんて……いや、そうは言っても元の世界には
「いや、いつでも元の世界に帰れるぞお前なら」
……お、王様? 今なんと?
「勇者であるお前はいつでもあちらの状態(世界)に戻れると
ええええええええ!! あれあれっ!? こっちの世界を救ってあっちに帰ろう! みたいなTHEファンタジー+SFみたいな話じゃなかったの!? え? 何これ? そんな自由なの? 不自由に
「お前は“
おおおお!! “
「旅の
そんなこと言われてどういうテンションでここから進めばいいか全然分かりませんけど!
転生・転移勇者だったり
いや待てよ? そうだ転生・転移ボーナスは! 忘れてた! これこそ異世界ファンタジーの
「転生・転移に月給もボーナスもある訳がなかろう。“勇者”の時給は600円からになっている」
そのボーナスじゃないけど時給やすっ!! 今時そんなのってある!? 待って、勇者って正社員扱いでもないの!? 仮にも伝説の存在とかそんな感じの説明を今まで受けてた気がするんですけれど!? に加えてこっちも通貨単位が円って! 分かり
「装備に
異世界にモラルなんかないってことが今ハッキリ分かったってことで!!!
「
「この世界で死んでしまった場合はその存在がそのまま
「いや、ここは教会(大聖堂)だ。お前以外は
勇者の存在価値!! おかしいでしょ!? おかしくない!? 勇者特権に今の所なにも
「お前は“
あっちの世界に戻ったら
「さあさあ勇者よ。お前の給与振り込みに使う
王様にそう
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