第14話 実録「幽霊屋敷」貴方は信じますか?

貴方は信じますか・・・?


スピリチュアル。

霊能力。


見えないはずの物が、見える

聞こえるはずのない音が、聞こえる


そんな経験を

貴方はした事が・・・。

有りますか・・・?


これは、

桶星家が体験した

本当の話し・・・。

(父は除外。父は家族で

唯一、霊感0人間)


その家は、建売住宅だった。

父の事業が行き詰まり

資金繰りのため

持ち家を処分して

小さな建売に住み替えた。

(会社は無事でした)


そうそう

父が屋内で

ロケット花火を

打ち上げたのは

この幽霊屋敷です(笑)


越してから数ヶ月して

妹が

「何かいる」

と言い出した。

私は、その当時嫁いでいて

その家には住んでいなかった。

(一度目の結婚中)


だが、妹が

「いる」と言い出す前から

何かの気配を感じていた私。


誰も居ないはずの実家へ

一人で行った時

家族では無い気配の残像が・・・。

「おかしいなぁ?

この気配の残像は誰の物?」

と・・・。


さて、

妹が「いる」

と言い出したと同時に

末の妹が

「いつも階段を上がって来る」

母が

「小さい生き物だ。猿位の大きさだ」


うーん、皆で推理する。

猿など飼ったことは無いし

猿の幽霊なんて聞いたことが無い。


だが母は

「あれは猿だ!話しかけても

返事をしない。

言葉が話せない。猿だ!」

と譲らない。

ので皆、釈然としないながら

❞猿❞と言う事に従った。


猿の幽霊は

階段を昇り降りしていても

「どいて」と言えば

階段から姿を消すし

こちらの(生きてる人間)

を階段から落とす訳でも無い。

実害は無いので

放置する事に決めた。


よく考えたら

可笑しな家族だ・・・。


いくらハッキリと見えないとは言え

猿サイズの謎の物体が

自宅の階段に

住み付いているのに

足音まで立てているのに・・・。


家族揃ってガン無視!

幽霊も形無し!

お気の毒である。


しかし、

突如として

幽霊の

謎は解ける・・・。


越してから

一年ほど

お隣のお姉さんが

桶星妹に

衝撃の質問


隣「お宅、幽霊出ない?」

妹「えっ⁉なんでですか?」

隣「実はね、お宅の建っている場所、

  昔は沼でね」

妹「そうなんですか⁉」

隣「そうなのよ。

 それでね・・・。死んだのよ

 小さな女の子が」

妹「はぁ・・・」

隣「お宅が越して来てから

 家に出なくなったのよね幽霊」


妹から事の委細を知らされ

「なんじゃそりゃあー」

になった。


なんじゃそりゃあ

の意は・・・。


まず

家が元沼地に建っている事

これは怖い

大きな地震でも起きたら

家が傾く危険が。


そして

近所では、

以前から子供の幽霊が出る

事はが周知の沙汰だった。


そしてそして

やっぱり猿じゃ無いじゃん!

母は

「だって、小さいから。ねえ」


って、

なにが「ねえ」ですか⁉

本当に思い込みの激しいお方だ。


「幽霊どうする?」

悩む。

正体を知ったら

急に悩みだす。

追い出す訳にもいかないし

こんな時の正しい対処法

なんぞしらないし・・・。


ところがですね、

居なくなったんですよ

その幽霊。


正体が露呈してから

パタリと消えました。


理由は分かりません。

私は幽霊では無いので・・・。


逆に、

その幽霊の気持ちは

考えずに置こうと思います。




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