第2話 「〇玉!」言わないで~。

以前の職場で、バドミントンサークルがありまして。

 体育館を貸切、皆で仲良くバドミントン♡

   

そして、事件は起きる・・・。


仲の良い同僚が、当時8歳(小2)の娘を連れて来た。

子供は彼女一人だけ。

ポツンと一人、寂しそう。

桶星は気を使い、話しかけた。

しかし、共通の話題が無く、話は続かない。

そこで・・・。

「アニメは好き?私は、銀魂が好きなんだっ」

     

銀魂とは・・・。

 空知英秋先生作。

少年ジャンプに掲載されていた『銀魂』の事。

人気作品。

当時はアニメも放送中。

     

でもねっ、少し頭を使えば分かるでしょ・・・。

小学校2年生の女の子が・・・。

知ってる訳が無い・・・。


なぜ『おじゃる丸』とか『忍たま乱太郎』とか

『プリキュア』とか、出て来ないかねぇ・・・。

     

「銀魂、知らない・・・」そを言って

 彼女は暗い顔して、うつ向いてしまった。

 あ~。桶星のバカ!


しっかぁあーしぃ!

次の瞬間、彼女の放った一言が、

大人達を震撼させる!


彼女は目を輝かせ、元気一杯

体育館中に響き渡る大声で

     

「でも!“”キンタマ“”なら知ってるー!!」

     

コダマする

「キンタマ~」「キンタマ~」「キンタマ~」

     

動きの止まる大人達。

「なんて事を言うの~」

と慌てる同僚(彼女の母)。

     

幼気な少女に放送禁止用語を

絶叫させてしまった桶星・・・。

責任感じて、蒼ざめ固まる・・・。


だが、そこに救世主!

 普段から、用もないのに残業させたり

 部下のミスを嫌味たらたら言うくせに

 自分のミスは揉み消す

 指示通りに仕事したのに、「言ってない」

 と言いやがるから上司。

 その上司が、すかさず一言。

     

「“”キンタマ“”なら、オバチャンだって知ってるよ!」

    そして

「ギャッハッハッハッハ!」

    と大笑い。

    皆さんつられて大笑い。

      助かった~(涙)

  

    この話の教訓は。

        嫌われ上司も役に立つ!

     

     では無くて・・・。

      子供と話す時は、何事も子供目線で!

           です、だす、です。

     

    

     

     

     

     

     

     

     

    

     

     


   

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