第37話 たしかに「読む」ことも大切ですね。仰る通りです。

 ◆2022.11.27朝時点のレポート:


 https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330650060826733


 ◆◆◆


 タイトルは、みちのあかりさんの「創作論」に乗っかったものである。


 ◆「シンプルなカクヨムの考え方 〜PV? レビュー? 欲しかったらまず読め〜」

 作者:みちのあかり

 https://kakuyomu.jp/works/16817139557491317580


「欲しかったらまず読め」の部分を頂きました。美味しく。


 何が言いたいかというと、ふと執筆に疲れて訪れた上記の「創作論」ページを読んでいたら、これまた「ふと」応援コメントを書きたくなったのである。なので、書いた。


 書いたら、止まらなくなった。チンパンジーにらっきょう状態。

 妙な話で、人の文章を読んでいると「はい、はい!」ってコメントしたくなって来るんですな。出しゃばり性癖。


 その内容を、前回+前々回のエピソードで使いまわし……いや、再利用させて頂いとるわけである。


 みちのあかりさん、良い刺激をありがとうございました。

 また、あちらの作品でこの「創作論」を紹介していただいたおかげで、該当エピソードのPVがぴょこんと増えました。これまたありがとうございます。


 共存共栄、ギブ&テイク。これぞまさにWin-Winの関係というやつですな。良きかな。


 ◆別の「エッセイ」にお邪魔したら、また別のコメントを書いてしまった。


 あちこちにご迷惑をおかけして申し訳ありません。m(__)m

 お邪魔した「エッセイ」はこちらです。


 ◆「ワナビ温泉:自意識と承認欲求の狭間で繰り返される妄言のぬるま湯」

 作者: 笹 慎

 https://kakuyomu.jp/works/16817330649576380518


 笹慎さんは上記「エッセイ」に書かれているところによると、2022.10.25にカクヨムデビューされたそうである。


 学生時代に映像関係の創作活動を経験されているそうなので、ある意味普通の人じゃないと思うが、ご本人は初心者目線で体験談を語られている。

 文章のしっかりした方なので、読んでいてストレスがない。


 共感したり、反省したりするのに非常に良いエッセイではないかと思う次第である。


 さて、そのエッセイに書き残した余計なおせっかいを、こっちの「創作論」に使いまわし……再利用したいと思う。


 ◆「ジャンル(違い)問題」について


 これは悩ましい問題である。笹慎さんもそうらしいのだが、時空研もSFジャンルに新作を投稿する計画があり、「敵地偵察」の目的で週間ランキングのリストを見に行ったことがある。そうしたら……


 語弊を覚悟で言わせていただくと、「どこがSFやねん?」というタイトルのオンパレードであった。


 ・異世界転生

 ・VRMMO巻き込まれ


 タイトル、キャッチコピー、紹介文だけを見た限りその辺が主流。中身を読んだらSFテイスト満載なのかもしれないけどね。


 といいつつ、実は時空研企画中自称SF作品も同じ悩みを抱えている。

 そのタイトルは、


「サイボーグ召喚――時空を超えた戦士」


 である。


 勇者召喚物じゃん! はい。


 何をもってSFジャンルを選ぼうとしているかと言うと、異世界転移に「(屁)理屈」を持ち込もうとしているからである。


 聖女が祈ったら「ぴょーん」と呼ばれましたー、ではなくて、異世界転移の理論的裏付けを入れつつ主人公に時空を越えさせる。

 しかも主人公はバリバリのサイボーグでもちろんオーバーテクノロジーを異世界に持って行くという設定でプロットを立てている。(まだ執筆途中だけど)


 だったら、行き先が「剣と魔法の世界」でもSFじゃん?


 そういうつもりで考えていたのだが、先の状況(VRMMO全盛)というカクヨムSF界を見て、だいぶ引いている。うちの子、いじめられないかしら?


 でも、いまさら「異世界ファンタジー」にぶち込むには毛色が違い過ぎるのよねぇ。

 そっちでは多分需要がないと思われる。


 なので、「ジャンル違い」と批判されるリスクを覚悟した上で、堂々とSF界にぶち込んでみたいと思う。あ、一応カクヨムコン応募予定です。


 実は時空研としてはSFジャンルを相当広く解釈している。「ファンタジー」も「SF」の一部であるというくらい「広く」「深く」。

 だったら「VRMMOもの」もSFでいいじゃん! ソーデスネ。ごめんなさい。


 行ってみたらVRMMOばっかりだったので驚いただけです。


 ◆「文字数制限」問題について


 コンテストに応募しようとすると文字数制限が良くある。上限2万文字とか3万文字とか。


 そこに「異世界ファンタジー」を持って行くと状況説明に文字数を取られて、ストーリー展開が間に合わないという悩みを、先の笹慎さんのエッセイで書かれていた。


 これに対して、時空研の思うところを偉そうに応援コメントに書いて来たので、その骨子を使いまわし……再利用したい。


「異世界ファンタジー」で状況説明をしてはいけないというのが、Web小説でのセオリーである。というか、する必要がないと言うべきか。


 そのために「テンプレ」という便利なお約束が存在する。トップランカーたちが構築したこのシステムは「神の摂理」とでも呼ぶべきものである。


 われわれ泡沫作家は疑うことなく「テンプレ」に乗っかれば良い。さすればもろもろの説明をかっ飛ばして、本筋だけを展開することができる。


 なぜ異世界に転生したかとか、どうやって世界の壁を超えるんだとか、言語はどうした、ジャガイモはあるのか、血液型は変わったのかとか、そういうことは言わないし、訊かない。


「テンプレ」を外れる部分だけ、「ここはこうなってますよ」と紹介してやれば良いのである。


 その際でも先輩諸氏は言う。


「地の文章で状況説明をやってはいけない」


 うるさい説明を見ると、読者は「ブラバ」という破滅の呪文を唱えるらしい。怖い。


 なので、「会話の中でさりげなく示す」とか、「主人公に質問させる」などの形で自然にご紹介することが望ましい。


 何やらTVショッピングの会話をほうふつとさせるではないか。あれが「さりげない」かどうかは非常に疑問であるが。


 まあ、あんな感じで「わかってるでしょうに。説明ですよ」的な「なあなあ感」を醸し出せばセーフだと思う。


 ◆「プロローグ」をやってはいけないのか?


 もちろん作者の自由なわけですが、この場合はPV的な理由で得策かどうかという疑問ですな。


 これも前出の笹慎さんご自身、ポエムになってしまうと読者にブラバされるのではないかと危惧表明されていた。


 これは同意ですな。Web作家(ワナビー)たるもの自己顕示欲&承認欲求がむき出しでキーボード叩いたり、スマホ画面をフリックしていたりするものであろう。


 プロローグという機会を与えられると、とかく格好を付けたくなる。


 なので、避けるが吉。


 ではあるが、積極的に利用する戦法もある。それが「プロローグじゃないプロローグ」だ。


 要するに第1話にプロローグ成分を背負わせてしまえということである。


 その時に重要なのが、「本小説のエッセンス」を過不足なくぶち込むことだそうだ。

 1話の中でその小説の一番おいしいところをどかんとぶち上げる。


「ざまあ」なら「ざまあ」を「俺TUEEE」なら「俺TUEEE」を遠慮なく、出し惜しみなくぶちかます。それで「こういうの好き」という読者をとっ捕まえるという手法である。


 理屈としては非常に納得できる。ただし、実行するのはかなり難易度が高い。

 だって、そうだろう?


 これをやるためには、①小説全体の構成・構造を事前に把握していなければならない、②主人公キャラの見せ方を十分把握していなければならない、③1話という限られた長さの中で起承転結を展開し「面白い」山場を作らなければならない。


 技術的なハードルがめちゃくちゃ高いのである。だから難しい。


 それをやってのけるのがトップランカーたちなのだ。トップランカー恐るべし。



 という感じで思うところを書いて行ったら、すぐに3千文字突破!

 思い付きってすごいねえ。

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