第18話 「科学の力」だ――MS Power Automate。

◆2022.11.01朝時点のレポート:

 https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330649070941186


 ◆◆◆ 


 RPA(Robotic Process Automation)とは何か?


 ざっくりいうと、「便利ツール」である。ITに詳しい方は読み飛ばしてください。


 世の中の活動がネット環境に移行しているので、「必要な情報」はネットにある。日々の業務も、メールだ、ワードだ、エクセルだということでほとんどが電子化されるようになった。


 そうなってもいまだに手作業で数字を転記したり、定型フォームのレポートをいちいち「コピペ」で作成したり……。


 日本人の生産性は低すぎる。低いのだ。


 1人に1台ドラえもんが必要なのである。工場で働くロボットは、メカトロニクスの塊でアームをぶんぶん振り回すが、個人に必要なロボットはそんなものではない。


 最も有効なのは情報操作を自動化してくれるロボットなのである。


 それがRPAだ。ということにしておこう。


 いろんな「賢い人たち」がRPAのプラットフォームを開発して、商売を展開している。今流行りのサブスク形態が主流なのであろうか。金が掛かる。


 ウチはタダで使いたい。貧乏人はRPAを使ってはいけないのか!


 ということで、タダで「うちのAI」を実現する方法を研究中である。


◆条件:合法的に無料で使用できるツールであること。


 いわゆる「フリーウエア」は「タダで使っていいよ。でも、開発は大変なのでお気持ちがあったら寄付してね」という建付けになっているものが多い。

 感謝の気持ちは人並み以上にあるが、進んで寄付をするほどのゆとりがない。


 書籍化などの作品の商業化に成功して、夢の印税生活で家が建つほどになったら、感謝の気持ちを金銭価値で表わしたい。だからそれまで待っててほしい。


◆検証・評価中のソフトウエア:


 ・マイクロソフト Power Automate Desktop

  https://powerautomate.microsoft.com/ja-jp/robotic-process-automation/

  【画像1】https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330649074360886

  【画像2】https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330649074457242

  【画像3】https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330649074625257


 ・Web Scraper Browser Extention

  https://www.webscraper.io/

  【画像1】https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330649074704685

  【画像2】https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330649074847247

  【画像3】https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330649074964141


 ・LibreOffice (MS Office互換スイート)

  https://ja.libreoffice.org/

  【画像1】https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330649075123090


◆無料であることの限界


 これは仕方がない。みんな稼がなければ食って行けない。


 一所懸命開発したのであるから、有料版を使ってほしい。それはそうだ。


 なので、無料版には一般に「機能制限」が設けられている。

「これがしたければクラウド版にお金を払ってね」という建付けになっている。


 その最たるものが「スケジュール実行」だ。


 良いところを押さえている。そりゃそうだ。せっかく「ワンボタン」にしたのだ、「毎朝7時に実行」とか完全自動化をさせたいよね。「それはだめ」と蛇の生殺しみたいなことを仰る。


 その辺はタダで使おうとしているこちら側が、自分でできる工夫をして対応しなければならない。うなぎ屋の煙で冷や飯を食う身分なので。


 「スケジュール実行」のケースで言えば、ネットを検索するとPower Automate Desktopで疑似的に実現している人の事例が散見される。


 ・「wait」(待機コマンド)を挿入して、「24hに1回実行されるようにした」ケース。

 ・外部スクリプトに制御をさせるケース。


◆その他の制限


 スクレーパー・ツールはWebサイトの画面設計に依存する部分が大きい。


 ・サイトの画面設計が変更された。

 ・スクレ―ピングの途中でポップアップ・ウインドウやバルーンが開いた。


 上記のような予定外の状況が発生すると、簡単に(?)失敗する。非常に繊細なロボットである。(高専ロボコンに出場するロボットを想像してみて。あんな感じ)


 一言で言うと、「癖が強い!」。慣れるしかない。



 でも、「無料」ですからね。タダだと思えば、すんごく良くできている! ホント。

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